小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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良い才能と良い師と良いライバルが常に傍らにいた結果
あと久々に第三者視点
あと久々に第三者視点
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【SIDE LEVI】
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結局 ナノハが折れずに手伝い強行
アースラに泊り込みでジュエルシード回収することになった。
ナノハの性格ならこうなると思ってたから驚きはしないぞ。
でもその間 学校もお休みすることになって そっちのほうが心配だよ。
ナノハ 国語の成績あんまり良くないんだよね。
ボクはもっと良くないけど(ry
かわりにアースラにいる間 魔法の勉強はめいっぱいできる。
いい先生がいっぱいいるからね。
ついでにボクとナノハの【魔導師ランク】っていうのも測ってもらったんだけど
(レビ)「トリプルエーって凄いの?」
(ユノ)「うん 間違いなく凄い ちなみに僕はAだよ」
(??)「管理局広しといえど AAA以上の魔導師は5%いるかいないか・・・」
(なの)「そんなに凄いんですか?
あんまり実感ないんですけど」
(??)「今まで比較対象が居なかったからだろうね。
本局や地上の人がそれを聞いたら涙が出ちゃうかも・・・
あ、クロノ君には内緒ね。
あの人ああ見えて努力の数々で上り詰めてるから」
機械をいじる エイミィさんだっけ?
そのひとが しみじみと言ってる。
ボクもナノハと同じAAAって言われたけど。
凄いらしいんだけど よくわかんない。
へいとも同じくらいみたいだし。
(エミ)「ふたりは生まれ持った才能とセンスがいいのかな。
管理外世界にこんな優秀な子がいるなんてねぇ・・・
そのまま管理局に就職しない?」
(なの)「それリンディさんにも言われました。
でもわたしは まだ管理局ってどういうところかよく分からないし
今はそれどころじゃないですから」
(エミ)「残念だなぁ 入るならお姉さん応援しちゃうよ?
・・・っと みんな、ジュエルシード見つかったって 転送ポートに急いで」
(なの)「は、はいっ!!」
ボクたちは 転送ポートって呼ばれる部屋に走った。
こうやって アースラの機械で探して見つけたジュエルシードを
ボクたちが封印していくことで 残りのジュエルシードを回収してるんだ。
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【SIDEOUT】
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ジュエルシード発見の報告を受け
魔法少女たちは駆けていく。
その場に残ったのは 部屋主でもある執務官補。
無言でコンソールを叩き 結果を見て頷く。
その部屋に ひとり入ってきた。
先の少女たちではなく 黒衣装の男の子である。
(エミ)「向こうに居なくてもいいの?」
(クロ)「今回は未発動のジュエルシードだ 今は危険はないさ。
で、順調に進んでるか?」
(エミ)「大丈夫 計測はバッチリだし
先のランク計測分とあわせて全部記録してるよ」
クロノ執務官と エイミィ執務官補
二人は モニターに移る先の少女たちを見つめていた。
ジュエルシードを封印処理する二人。
うち、純現地人である白い魔導師 高町なのはは優秀な人材として
クロノもできるなら管理局入りしてくれればと考えていた。
ただしそれは 本人の意思でなければ意味が無い。
無理に催促する気はない。 そうであればいいという ほんの希望。
随従する小動物 もとい男の子 ユーノ・スクライア、
元々ミッドチルダ出身の正規の学校を出た魔導師だ。
魔導師としてのセンスから 戦いには向かないが
情報処理能力は クロノの目を見張る。
この二人はさして問題ではない。
問題視すべきは あとひとりの魔導師。
ふだんの服装と髪色、魔力色から
なのはの白い魔導師に対し『蒼の魔導師』と呼ばれる
レヴィ・ラッセル。
現在 局員遂行任務の障害となりうる黒衣の魔導師、
フェイト・テスタロッサととうりふたつの容姿と声を持ち
デバイスやバリアジャケットも酷似した部分が多く
戦闘タイプから戦術、構えまでそっくりときている。
本人は否定していたが とうてい他人とは思えない。
外見だけではない。
エイミィの測定の結果 魔力波も酷似していることが分かった。
僅かな差があり それが繊細な魔力色の違いとして出ている。
これは同じ家計と言うよりは 双子といったほうが納得できた。
が、レヴィ本人はフェイトの身内事情までは知らず
過去の観測から見た限り フェイトもレヴィと親密とは言いにくい。
一方 フェイトの使い魔 アルフとは気さくに接していた。
反面 時折フェイトに関する個人情報らしきことを口にするため
完全に他人とも言いがたい節もある。
記録が残っていないか探るべくレヴィのデバイスの調整を推してみたが
これは断固として断られた。
結論を言えば クロノは執務官として
レヴィを疑っているのである。
個人的には恨めない一面もあるが 彼は職務に私情は挿まない。
仮に彼女自身が何も知らなくても 何者かの手による可能性もある。
レヴィの遺伝子情報には 人工的な手を加えられた跡が見られた。
最悪、ウラ世界で噂の『人造魔導師』とやらかもしれない。
その場合この一件に関わらずレヴィは被害者になるが
いずれにしても管理局が出なければならない幕。
(クロ)「あの子は何かを知っている。
それを突き止めるまでは 知られるなよ」
(エミ)「もちろん こう見えてクチは硬いほうだから。
でも 本当に何か知ってるのかな?」
(クロ)「これまでの経験上 間違いない」
(エミ)「私は隠してるとしても 事情があってのことだと思うけどな。
レヴィちゃんから話してくれるまで待ってもいいんじゃない?」
(クロ)「そんなんじゃ いつまでたっても事件は解決しない。
例え違っても関与の疑いがある以上 情をかけてはいけないのさ」
(エミ)「ほんとに硬いんだから・・・」
当初のクロノの言うとおり ジュエルシード封印自体は問題なく終わった。
彼女達が帰ってくる。
いらない疑惑を持たれないよう クロノは持ち場に戻っていった。
会話相手の居なくなった部屋で
観測機器の信号音だけが鳴っていた。
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(あと)
今のところは大きな信頼関係を築けてるわけじゃないので
レヴィも身上を明かしてないわけですね はい
そう簡単に明かせられないものが含まれてますし
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