迷子の蒼猫 ４章-５

世界が違うと意味も変わる

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　　　【SIDE LEVI】
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アースラに帰ってきたボクたちには
リンディさんのオハナシが待っていた。
へいとを逃がしちゃったからなんだけど
ゆびきりの話をして　今度は絶対にってことで許された。
リンディさんがゆびきり知ってて良かった。
同じゆびきりでも　おっかない兄さんのほうでなくて　ほんとに良かった。



（リデ）「ま、今回は得ることもあったようですし。　ねぇクロノ」
（クロ）「はい　ユーノの証言のウラが取れました。
　　　　プレシア・テスタロッサ女史が何らかの関与をしてるのは間違いありません」


アースラが受けた攻撃は　次元を超えた遠距離雷撃。
その攻撃のと　へいとのお母さん、プレシアの魔力波が同じだったんだって。
魔力波って　人それぞれ違うんだよ。
ちょっとでも違うと色に出るんだって。
ほとんど同じボクとへいとでも　ぜんぜん違う色なのはそのせいなんだね。



（クロ）「管理局艦への攻撃だけでも逮捕できるでしょうから
　　　　それから聴取でいろいろ明らかにできるでしょう。
　　　　問題は　プレシアがどこに居るかが分かってない点ですが」
（ユノ）「それもたぶん大丈夫　アルフが全部終わったら協力してくれるそうなので」
（クロ）「そうか」



へいとがジュエルシードを集めてたのは　プレシアのお使いだ。
だから悪いことをしてたとしても　プレシアが脅してきたからということにして
へいとに罪はないってことを証明したいんだって。
アルフが協力するのもそのためなんだよ。
へいとの体にある傷が脅しの証拠になるんだよ。



あとは　へいととプレシアのお話次第だね。
うまくいってるといいけど・・・





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そう思ってると　だいたいうまくいかないよね




部屋に鳴り響くメロディ。
ナノハのケータイの着信音だ。
アースラの技術スタッフさんが　ノリと勢いだけで改造して
宇宙にいるアースラの中でもつながるようにしたんだよ。
軽く電波兵器だよ。



リンディさんにおことわりして　ナノハが電話に出る。
おわるまでお話はおいといて　ってことになるはずだったんだけど・・・



（なの）「ユーノ君、レヴィちゃん　大変。
　　　　電話、アリサちゃんからなの。
　　　　今　傷だらけの大きな犬を拾ったみたいなんだけど
　　　　わたしとレヴィちゃんの名前を呼んでるんだって」



ほぇ　犬？



（なの）「オレンジ色で額に宝石っぽいのが埋まってるって。
　　　　アルフさんだよね　たぶん」
（ユノ）「アルフがアリサの家に？　なんで？」


（クロ）「ちょっと待て　名前を呼んでると言ったな。
　　　　その通信の子は使い魔のこと　魔法のことを知ってるのか？」


あ・・・




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　　　（あと）


狂いだす歯車
アルフがヤッチマッタ




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