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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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同日連投その1です
上げれるうちは 上げてしまおうかと




蒼猫編1期の『全ての答え』










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   【SIDE NANOHA】
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フェイトちゃんのおうちの奥深く
強敵を倒した先は 雰囲気がまるで違う部屋。
ゲームでいえば ラストダンジョンって感じかな。
そんな場所をさらに奥に進んでいく。

先に進むほど 虚数空間の穴が増えてる。
ユーノ君曰く 中心部は影響が強いんだろう だって。
気をつけないと。


ラストダンジョンのずっと奥
きっと 最深部なのかな 階段を降りきったところに
映像で見た人 プレシアさんが居た。
フェイトちゃんそっくりの子 アリシアちゃんを連れ(?)て。



(プレ)「入り口の ”ガーディアン” も突破したの。
    どうして来てしまったのかしらね フェイト」
(フェ)「話し合いに来ました ”フェイト・テスタロッサ” として。
    ”アリシア・テスタロッサの代わり” ではなく わたし個人として」
(プレ)「聞くだけ無駄 私は足を止めるわけにはいかない」
(フェ)「それでも聞いてもらいます。
    話し合えば答えはおのずと見つかる、
    わたしも なのはにそう言わ続けて やっと気づけたから」
(プレ)「あなたが以前と違うのは認めてあげてもいいけど
    どうしても変えられない決意だってあるわ」



衝撃の事実 フェイトちゃんのわからず屋は親譲りだったの。
でも フェイトちゃんを押しのけてまで 何をする気なの?


(プレ)「知らずに来たというの? 無謀ね。
    いいわ教えてあげる。 私はこれから ”ある所” に行くの。
    ジュエルシードは 道を開くための触媒」
(レビ)「ある所? 転移魔法じゃいけないの?」
(プレ)「普通の手段では無理だから こうしているのよ。
    私が行くのは 失われた世界【アルハザード】」

(ユノ)「アルハザード? 幻って言われてるあの・・・」
(レビ)「幻? いいえ実在するわ。
    ”この先”に アルハザードへの扉がある。
    長らく研究した結果突き止めたのよ。
    そこで 私は全てを取り戻す」


話の途中でプレシアさんが 手に何か溜めてるのに今気づいた。


(プレ)「だから ジャマさせない。
    たとえあなたでもよ フェイト」

純粋な魔力弾!! わたしたちの足元に着弾する。
驚いてそっちに気をとられて 後ろ腰になったわたしたち。
その間にプレシアさんは 虚数空間に飛び降りたの!!
この先って そこなの!?


(レビ)「逃がすかー!!」


ふえぇ!! レヴィちゃんがその先をおってっちゃった。
心なしかさっきより露出高かったけど
ってそうじゃない 虚数空間って飛べないんだよね レヴィちゃぁぁん!!




あ、あれ なにこの鎖?





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   【SIDE LEVI】
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なのはは気づかなかったみたいだけど
ボクは騙されないぞ。
魔力弾は非殺傷だったし 飛び込むことも分かった。
きっとここは建物の一番下の部屋 『この先』って他にないもん。

だからボクは すぐ行動した。
少しでも早く準備できるよう スプライトフォームに切り替えて
そのへんにあった鎖を体と部屋の柱に巻いて
虚数空間にボクは飛ぶ。 決死のバンジージャンプってやつだ。
すぐに飛行魔法は使えなくなったけど 気にしない。
落ちていくへいとのおかーさんと おねーちゃんを捉える。



おかーさんの手を掴んだ。
おねーちゃんは おかーさんがしっかり抱いてる。

(プレ)「!!? あなた どうして・・・」
(レビ)「ボクは認めない へいとがおかーさんを失うことを。
    へいとは やっと自分を見つけ出したんだ。
    へいととして この先生きていくのに
    おかーさんが居なくなったなんて 悲しいじゃないか」

(プレ)「それは 無いわ。
    私が居ないほうが あの子は強くなれる」
(レビ)「どうしてそう思うのさ。
    へいとは おかーさんに認められたくてずっとがんばってきたのに」
(プレ)「だからよ あの子は私のことばかり考えていた。
    自分のことも考えずに ずっと私に認められようとしていた」
(レビ)「それじゃなんで へいとを傷つけてたのさ。
    なんで優しく抱いてあげなかったのさ」
(プレ)「・・・認めてあげられるわけないじゃない 私が」




ようやく 鎖が伸びきった。
ガクンと衝撃が走る。  ぐぇ、痛い。
でも平気。 へいとの心の傷はもっと痛いはずだから。
いやぁでもけっこう長い鎖だったんだね かなり落とされちゃたよ。



(プレ)「フェイトを認めたくないんじゃないわ。
    私が フェイトに認められないの 母として
(レビ)「そんなことない。
    だからこそ 逮捕される前に会いに来たんだ。
    へいと自身として」
(プレ)「私自身が認められて欲しくないのよ。
    へいとの考えじゃない そうならなきゃいけないの。
    フェイトからアリシアのことは聞いてるのでしょう」
(レビ)「聞いた あの ”日記” も見た。
    へいとはおねーちゃんの代わりだって」
(プレ)「最初はそのつもりだった。
    けれど フェイトが物心ついたとき アリシアの容態が変わった」


容態?
死んじゃったんじゃなかったけ?


(プレ)「死んだんじゃない 仮死状態だったのよ。
    私も落ち着いてから調べて気づいたわ。
    息を吹き返した時 私のほうが息を止めそうだった」


それでも へいととリニスさんには話せなかったんだ。
へいとの 存在意義にかかわることだから。
リニスさんも 契約があるから。



(プレ)「アリシアの意識までは戻らなかった。
    今も ずっと眠ったままの状態。
    だから回りには死んでるように見せて
    私はアリシアの意識が戻る手を捜すようになった」
(レビ)「見つかったの?」
(プレ)「見つかっていればこんなことはしないわ。
    管理局に嗅ぎ付けられて 予定が変わってしまった。
    フェイトは存在自体が違法 管理局に見つかれば保護ならともかく
    最悪 実験材料にされかねない。
    だから あの子には被害者として保護してもらいたかった」


実際へいとは クロノたちの手で保護対象になってる。
違法行為をさせられていた被害者として。
全て予定通りだったんだ。


(プレ)「あとは当事者の私が全てを背負って表舞台から降りるだけ。
    言っておくけど アルハザードは確かにこの先にあるわ。
    けれどその扉が虚数空間のどこにあるかまでは分からなかった」
(レビ)「そんなの 自殺行為だよ」
(プレ)「いいのよ 見つかれば見つかったで それは奇跡。
    見つからなくても ずっとこの空間を落ちるだけ。
    アリシアと一緒なら私は良かった はずだった」


そう ボクが出しゃばらなければ そうなるはずだったんだ。
【記録】でもそうなってた。 いろいろ前後は違うけど
結局この人は虚数空間に消えたんだ。
だからこそ そんなことボクがさせると?  冗談じゃない。


(プレ)「こんなことじゃなかったはずなんだけど」
(レビ)「ボク知ってる 世界は『こんなはずじゃなかった』ことばっかりだって。
    確かにへいとはおかーさんが居なくなって それを糧に強くなる。
    でも 居ないより居たほうがずっといいよ」
(プレ)「まるで知ったようなクチね」
(レビ)「それに へいとのおかーさんなら
    ボクにとってもおかーさんにあたる人を わかってて死なせたくない」


っと 思わず喋っちゃったけどいいんだ ボクは後悔しない。
どうせ バレることだもん。









腰の鎖が上にむかって引っ張られるのを感じる。
きっと上で ナノハたちがひっぱってるんだ。


(プレ)「手を離しなさい」
(レビ)「やだ」
(プレ)「言いたいことは分かるけど それじゃ意味が無いのよ。
    罪は全て私が被らなきゃいけないの 離しなさい」
(レビ)「断る ボクがそんなことさせない。
    執務官だってきっと話せば分かってくれる」
(プレ)「個人が分かっても世間がそうさせないのよ。
    それに 私とアリシアを掴んだままじゃ 持たないでしょう」
(レビ)「【力のマテリアル】を舐めるな スピードとパワーなら誰にも負けない。
    ひと二人くらい掴んでいられるさ」
(プレ)「・・・そうじゃないんだけど」



このとき おかーさんを掴んで下向きになってたボクは
上の異変に気づかなかったんだ。




(プレ)「もういいわ 疲れてきた。
    やっぱり話し合っても変わらないじゃない。
    ・・・そういえば名前を聞いてなかったわね」
(レビ)「ボク?  ボクはレヴィ。
    レヴィ・ザ・スラッシャー 魔導師さ」
(プレ)「そう 覚えておくわ。
    少しだけ アリシアをお願いできるかしら。
    ずっと抱えてて手がだるいのよ」
(レビ)「そんなことなら任せろ 抱いてればいいの?」
(プレ)「ええ そのまま抱いていてほしいのよ」




上まで そのままね






バチッ と右手に流れる電気に
ボクは驚いて手を緩めてしまった。
電気の扱いは慣れてるボクでも 突然のことにびっくりした。



右は おかーさんを掴んでた手だ。
左手はアリシアで埋まってる。


しまった!!

気づいた時には遅かった。
自由落下するおかーさんの手を 掴みなおすことはできない。
いくらスピードに自信があるボクでも ニュートンさんには勝てない。




(プレ)「騙すようでごめんなさい でも これでいいのよ。
    鎖が3人分の重みに耐え切れなくなっていたのに 気づかなかったようね。
    子供2人なら上まできっと持つわ」
(レビ)「おかーさん!!」
(プレ)「あなたの母になった覚えは無いわね。
    ・・・そう思うのは勝手だけど
    私はやっぱり このまま行くことにする。
    もしレヴィのいうとおり フェイトがひとりでなくても立派になれるのなら
    アリシアも あなたに託すことにしただけよ」





幸せにしないと 許さないから



それがボクの聞き取れた最後の言葉。
行き着く先のない 永遠の虚数空間を落ちていくおかーさんを
ボクはただ見つめるしかできなかった。
ボクは無力だった。  力のマテリアルなのに。








おかーさんを助けてあげられなかった。

ひっぱり上げられるなか ボクはそれしか考えてなかった。
思わず左手の力も緩めそうになって アリシアの体も落としそうになって
あわてて抱きなおそうとしたところで異変に気づいた。



つぶらな瞳が ぼくの目を見てる。



あれ?







(レビ)「うわぁ!?」
(??)「いやぁ離して 離してぇぇ ママぁぁ!!」
(レビ)「いやいやいやちょっとまって離したらダメなんだって
    下!! 下がないのよく見てよ下を!!」


左腕で暴れだした幼女を宥めるのに苦労しながら
ボクは生まれて初めて自分がやったことを後悔した。
あぁどうしよう どうやって説明しよう。
助けたら生き返りました テヘッ☆  とか?
ダメだ執務官に問い詰められる ナノハにオハナシされる
ボク 詰んだ。



こんなはずじゃなかったのになぁ・・・





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  (あと)


アリシア生存というか生還確定  はい、生きてました
原因はおかーさんの最後の電気ですね AED?
リニスさんには死んだことにされてた側なので ああいう日記になった次第

ネタを詰めすぎてココに何書けばいいか困る
まぁ ネタ元が分かっていただければ幸い



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