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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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お題通り迷子になる蒼猫

ついに それを知ってしまったのか









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  【SIDE LEVI】
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嘘だっ




嘘だぁぁっ!!





嘘って いってよぉ!!

















ジュエルシードをめぐる事件、
最終的におかーさんの名前がついて PT事件ってなったんだけど
それも後処理が終わって ジュエルシード輸送のために
アースラは地球を離れた。

ジュエルシードの輸送のためにユーノも同行していった。
あるべき所まで ちゃんと見届けたら帰ってくるって。
そして アースラで保護されてるへいととおねーちゃんも一緒に。

PT事件は ユーノのヘルプを夢で受信して
夜の病院でナノハが魔法に目覚めてから 1ヶ月くらいで決着がついた。






そこでボクは気づいた。 気づいてしまった。


全部終わるまで1ヶ月もあったんだ。
その1ヶ月の間 ううん正確にはボクが高町ファミリーになってから
シュテルんたちの再構成反応が全く無かったんだ。
ジュエルシードとアースラ へいとたちのごたごたで
ボクもすっかり忘れてたんだけど。

再構成は時間がかかるとはいえ 1ヶ月はさすがに無い。
前だってボロボロの状態だったけど
2,3日で躯体だけでも起動できたじゃないか。



そう思って ボクの躯体のフルメンテも兼ねて
バルニフィカスに隅々までチェックしてもらったんだ。
ボクたちマテリアルは自分たちがプログラム生まれなのを否定してないから
パソコンみたいにたまに自分をメンテしてるんだよ。
そんな変わった人間がいてもいいよね。
ほら、ナノハの教え子にもメンテ必要な子とかいたし。



その結果・・・




《全システムを検索しましたが【DEARCHE】及び【STERN】は見つかりません》





【躯体再構築中】じゃない

二人は ボクの中に【最初から居なかった】んだ・・・













二人はいない


その現実から逃れたかった。
居ないものは いつまで待っても会えない。

紫天の書とルシフェリオンは 偶然ボクと一緒に飛ばされただけなのか、
二人は一緒に飛ばされて炊けど途中ではぐれて
別の世界に流れ着いてるのか、
どっちにしても 二人には会えない。



学校が休みのこの日
ボクは思わず家を飛び出した。
わけもわからず 道を走った。
よく分からないけど 逃げたかったんだ。
だから まわりが知らない町並みでもかまわず走った。




そしてボクは 迷子になった。
帰る道が分からないのと これからどうしたらいいか分からない ふたつの意味で。



王様 シュテルん 会いたいよ・・・








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(レビ)「どどどどどど、どうしよう!!
    そ、そうだ素数を数えて・・・
    1,2,3、ダー!!   あれ?」


落ち着いてから気づいた。

帰り道が分からない。
ここどこ?



ずっと走って あちこち交差点で曲がって
公園をつっきって 線路を越えて 何も考えず走ってきたから
ぜんぜん知らない商店街にボクは居たんだ。

空にあがればすぐ分かるかもしれないけど
まわりに人がいっぱいいて飛ぶこともできない。
家に電話して迎えに来てもらう?  ボク携帯電話もってないよ。
いつもナノハと一緒だったから必要なかったし。
公衆電話もみあたらない。 誰だよ電話撤去した人?

だいいち ホクの自爆で高町のみんなに迷惑かけられない。
もう夕方になる はやく帰りたい。
ナノハが心配する。 オハナシコワイ。



この商店街 けっこう大きくて
なかなか人がいない場所がみつからない。
飛べばすぐ帰れるんだろうけどなぁ・・・
とにかく だれにも見られないような場所を探してるんだけど みつからない。
ボク結界張るの苦手だし。

建物の影とかどうかな?
と思って 適当なお店の横道に入って ボクは運命の出会いをした。




「あ、ちょうどええところに。
 すんませんが助けてもらえへんやろか 動けなくなってしもて・・・
 をぉっ いまもえさんや。 ほんまもんのいまもえさん」



溝にハマッた車椅子をどうにかしようと悶えてる少女と出会った。
ただの少女だったらボクの力で車椅子を移動するだけで終わったんだけど 



(レビ)「おう、さま・・・」
(??)「いやぁそんな大層な身分やないんですけど
    えっと お店の人とか 大人の人を呼んできてもらえれば・・・」


その瞬間 ボクの視界は完全に無くなった。
こ、これはずっと走ってたから目から汗が出てるだけなんだ
泣いてるわけじゃないんだ。


(??)「いやあの なんであなたが泣くん!?
     泣きたいのはむしろわたしのほうで あ、あの どないしよ・・・」





これ、出会いは散々だった と思う。




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  (あと)

そして素数とはなんだったのか

はい、本編でも出たので書きますが
今回はシュテ・ディア極力使わない方針でいってます
最終盤ないしエピローグ直前くらいには登板あるかもしれませんが

レヴィは結界魔法が苦手
ここで飛んだら意味ないのでついた追加設定ですが
これがあとで役に立つとはこのとき思いませんでした
ストック段階の話です まだ先の話です

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