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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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今回はちょっと長めです
切りどころが無かった


騎士戦第二ラウンドの一角








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  【SIDE FATE】
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シグナムは強い さすが守護騎士の将だけある。
それは先日の戦いで 身をもって知った。
けれど 今回はわたし自身強化してるし レヴィもいる。
新しいバルディッシュの扱いが初めてとか 経験差とか
不安要素もあるけど 負けるわけにはいかない。



わたしもレヴィも機動型。
その長所を生かし 動いて 動きまくって シグナムに的を絞らせない。
スキをみつけては攻撃を仕掛ける。
それでも決定打は入らない。
経験の差だ。 かすり傷程度で受け流されてる。




(シグ)「どうした 局の魔導師はそれほどの力か?
    せっかくの新装備が泣くぞ テスタロッサ」
(フェ)「名前 覚えてくれたんですね」
(シグ)「私の期待を裏切らないでもらいたいものだ」
(レビ)「そこだっくらえー!!」
(シグ)「断る」


こちらを挑発しながらも攻撃は避ける。
シグナムはきっと汎用型 状況に応じてどんな戦法も取れる。
その中でも白兵戦が得意 といったところか。
サシの勝負なら 圧倒するのは難しい。



シグナムも避けるだけじゃない 攻撃もしてくる。
近づけば切りかかり 距離を取れば剣を鞭のように変化させ対応してくる。
こちらは大技を出す余裕がない。
やろうとすれば見切られて 手痛い一撃を受けるのは必至。


(レビ)『凄いね ボクら二人の攻撃でもぜんぜん怯まないよ』
(フェ)『でもきっと シグナムは本気を出してない』
(レビ)『うん 出してないね 出してたら一瞬で終わる。
    ボクもへいとも ジャケット更新したとはいえ防御力は無い。
    シュランゲフォルムで範囲攻撃されたら避けようがないもん』



お姉ちゃんは言ってた
【当たらなければどうという事は無い】って。
逆をいえば 当たると致命的。
元々ほぼ無かった防御力 ジャケット変更で少しはマシになったけど
それでも影響は計り知れない。

だから 一発でも食らっちゃいけない。
フォーム変更する時間すら危険なんだ。
せっかく使えるようにしてくれた切り札だけど
戦闘開始時の【アサルトフォーム】のままで戦わないといけない。
これだと新装備のカートリッジシステムで 火力はやっと五分、
スピードは勝てるけど 威力をうまく反らされて決定打にならない。

幸い レヴィとは息ぴったり 相性は良かった。
さすが元わたし(らしい レヴィ談)
次にどのタイミングで動けばいいか なにも相談して無くても分かる。





(レビ)『へいと新システムで初戦闘大丈夫? ボクはへーき』
(フェ)『思ったよりも違和感ない 大丈夫だよ。
    でも やっぱりシグナムは強い。
    打つ手が見つからない どうしよう・・・』
(レビ)『それなんだけどさぁ なんか変じゃない?
    挑発はしてくるけど 本気でボクらを叩こうとしてないような・・・』


そういえば確かに。
前回のほうが積極性が見れた気がする。
前は1対1 今は1対2 人数の差はあるけど
シグナムは様子見はすれど 有効打は使ってない。




(レビ)「もしかして わざと手抜いてない?」
(フェ)「ちょっ レヴィ 声に出てる・・・」
(シグ)「だとしたらどうする」
(レビ)「ボク知ってる それ、騎士のやり方じゃないよね」
(シグ)「さて どうかな?」



挑発に挑発で対抗したんだ レヴィ。
今のでわたしも分かった。 シグナムはわたしたちの観察をしてる。
自分の目で見て 今後どうするか考えてるんだ。
そのために わざと本気を出してない。
前回のシグナムはもっと覇気があった。

もしくは これが時間稼ぎなのかもしれない。
外は管理局の結界 確か騎士にひとり 補助に長けた人がいたはずだ。
結界を破るための時間を要してるのか。
あるいは・・・




なのは!!




(レビ)『ありえる ナノハはまだ蒐集されてない。
    ボクらがこうしてる間にやろうとするかもしれない。
    シャマルんなら その【手】がある』
(フェ)『落ち着いてる場合じゃないよ 急いで合流しなきゃ。
    レヴィ 現状で現状を打開できる攻撃って ある?』
(レビ)『そうだなぁ・・・
    ボクの力でねじ伏せるには シグナム相手だと難しいかも』
(フェ)『それを わたしと挟み撃ちで当てたら?』
(レビ)『あぁそれならいけるかもしれない。
    タイミングは任せるよ ボクとへいとなら それくらい簡単だ』



ごめんバルディッシュ 改良初戦だけど ちょっと無理させちゃうかも。


[バル]『ノープロブレム』


相変わらずいい子だ。






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  【SIDE LEVI】
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作戦は決まった
ボクが右から へいとが左から同時に
今できる 強い攻撃で挟み撃ちにする。
同じくらいの威力じゃないと 弱い威力のほうが巻き添えになるから
使う魔法を選ばないといけない。


シグりんはこっちをフォームチェンジさせてくれない。
だからボクはクラッシャーフォームのまま
へいとはアサルトフォームのままで使えるもの、
新バルディッシュに慣れてないのを考慮すると
この時点で最適なのは・・・   たぶんこれだ。




(フェ)『いくよ 3,2,1』
    「疾風迅雷、『スレッジアサルト』!!」
(レビ)「光翼天翔、『雷斬破』!!」





威力オッケー タイミングバッチリ
いくらシグりんでも これなら・・・








(シグ)「ふむ 筋はいいが 惜しい 非常に惜しい」


両手で 受け止められてた。
デバイスは?  あ、鞘に収めてる。


(シグ)「だが私からレヴァンティンを収めさせたのは
    永き時の中でお前たちが初めてだ やるな」
(レビ)「それって褒めてる? 貶してる?」
(フェ)「た、たぶん褒めてるんじゃないか な・・・」



シールドを弾かせて距離を取られる。
でも シグナムは攻撃してくる様子は無い。



(シグ)「見込んだだけのことはある 期待以上だ。
    だが 特にテスタロッサは本調子ではなかろう。
    この戦い 預けさせて貰おうか」
(レビ)「本音は?」
(シグ)「本気でお前たちと戦いたくなった」


率直な答えありがとう(汗



(フェ)「それは受け入れられない。
    ここは管理局の結界内 あなたは包囲されている。
    少しでもその気があるなら おとなしく捕まってほしい」
(シグ)「降伏勧告か 案としては間違ってはいない。
    お前は局の魔導師で 私は悪役だからな。
    だが詰めが甘い。 私がただ戦いを楽しんでいるだけと思ったか?」



!? 結界に穴が開いてる



(シグ)「我々の仕事は終わったようだ 悪いがこれで失礼する。
    次は小細工なしだ 騎士として 約束しよう」



一方的に言われて シグりんは消えた。
にーげーらーれーたー








結界内に取り残されたボクとへいと。



(フェ)「・・・わたしたち シグナムに完敗だね。
    ふたりがかりでも勝てなかったよ」
(レビ)「へいと?」
(フェ)「シグナム、手抜いてたよね。
    それでも勝てなかったよ」
(レビ)「経験の差ってそれだけ有利なんだと思うよ。
    ほら今回は武器の差ほとんど無かったわけだし」


(フェ)「レヴィ知ってる? この世界には
    【三度目の正直】って諺があるんだよ
    なのはに教えて貰ったんだ」
(レビ)「うん あるね」
(フェ)「だから次はわたしたちが勝つよ。
    戻ったら早速特訓だから もちろん付き合ってよね」



あぁそっか つまり悔しいんだね。
へいとも根に持つタイプなのか ボクも知らなかった。
ちなみに ニッポンの諺を出して誇らしげにしてるけど
【二度あることは三度ある】ってのもあるよ。



[バル]「サー、それよりもミス高町のほうが・・・」
(フェ)「そ、そうだった なのはは無事?」
(レビ)「・・・念話に反応が無い」
(フェ)「なのはっ!!」


叫びながらナノハがいたほうに飛んで行くへいと。
根に持つだけじゃなく 猪突猛進だったんだね。
いやいやいや ボクおいてけぼり? まってー




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  (あと)

結局シグナムにはまだ勝てない
今回は人数がいるので なのフェの個人能力をいつもより低く設定してます
それでもそのへんの局員より強いんですけど

フェイトにいろんなオマケがつく回
猪突猛進で負けず嫌い 某銀河帝国の提督みたいなってきた 黒いし
ちなみにネタバレになりますが 本編中にこの決着はつきません

今回も魔法はなのセント引用
フェイト・テスタロッサ[スレッジブローヴァ]
レヴィ・ザ・スラッシャー[クラッシュアーム]
"フォーム限定" と "そこそこの威力" の条件から選定



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