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胸が攣るってどういう感じなんでしょうねぇ?










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  【SIDE LEVI】
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ハヤテが倒れた





ボクらが別世界でシグりん達と戦ってる間の出来事。
ヴィータと一緒に遊びに行ってたスズカんちで
突然胸を押さえて苦しんだらしい。
そのまま病院送りになったって。

管理外世界から管理外世界には さすがの管理局技術でも
電話繋がらないんだよね。 法にもひっかかるし。
で、夜になって スズカから電話をもらって
ボクらもすぐに病院に向かった。
面会時間には まだ間に合うはずだ。








(はや)「せやから大丈夫やて言うたやん。
    たまーにあるんよこの発作」
(すず)「そ、そうなんだ」
(ヴィ)「ほんとに ほんとに平気?」
(はや)「ほんまや 夜天の主はウソつかへん」
(ヴィ)「つまりハヤテはインディアン」
(はや)「残念、安心と信頼の日本製や」


思ったより元気なハヤテがいて 肩透かし・・・





(はや)「ちょーっと胸攣っただけで大げさやなぁ。
    わたしは平気やのに ごめんな心配させて。
    先に話しとくべきやったわ」
(なの)「・・・胸って攣るもんだっけ?」
(フェ)「さ、さぁ・・・ わたしは無いかな」


ナノハたちだけじゃない。
ハヤテ以外 ここにいる人全員 そんな病気聞いたことない。



(ヴィ)『侵食が本格的にやべぇとこに届いてるんだ』
(フェ)『そっか 内臓の機能がおかしくなったら
    血液をとおして心臓に痛みが出てもおかしくない』
(ヴィ)『もうあんまり時間ねぇぞ』


かといってユーノの調査は終わってない。
外にいたザッフィー(犬は病院に入れない)を通して
渡す予定だった資料はシグりん達に渡るけど
すぐに打開策が出るとも思えない。

ボクたちに 何かできるだろうか・・・










トントンッ


ドアがノックされる。
ハヤテが通し ドアが開けられた。





(アリ)「ハァイはやて おとなしくしてる?
    ・・・って なのはたちも居たんだ」
(??)「こんばんわ お邪魔します」


入ってきたのはアリサと
ボクらは初めて会う女性。
ふたりとも手にカバンを持ってる。
ハヤテの入院グッズらしい。



(はや)「紹介するな うちのホームヘルパーさん。
    ちょう遠い親戚のお姉さんで 最近うちに手伝いにきてくれてるんよ。
    お風呂とかどうしても手がとどかへんところの掃除とか
    選択乾しとか どうしてもどうもならん事をしてくれてるん。
    前は シャマルとかに頼んどったんやけどね」
(??)「初めまして 噂に聞くはやてちゃんのお友達ね よろしく」
「「「「よろしくおねがいしまーす」」」」



と、ここまでは普通の会話。
病室のドアを閉めて 初めて本音で話せる。



(??)「クロ助から話は聞いてる 肩の力抜いてていいからね。
    なのはちゃん フェイトちゃん アリシアちゃん レヴィちゃん で合ってる?」
(なの)「ふぇ!?」
(はや)「ふふっ この人も魔導師さんなんやて」
(??)「リーゼロッテ クロ助の師匠 管理局員だよ」









ギル・グレアム


ハヤテの個人日記の中で何度か出てくる人の名前で
八神家の財政面で支援してくれている遠い遠いイギリスに住む親戚

少なくともボクと出会うまでは そんなただの【あしながおじさん】だった。




でもその実態は 管理局本局所属のえらーい人 ハヤテとは血の繋がり無し。
前の【闇の書事件】を解決したことになっている英雄で
クロノやリンディさんの上司で 信頼できる人。
リーゼさんは グレアムさんの使い魔 もうひとりいるらしい。

クロノのおとーさんを前の事件で亡くしていて
それをずっと悔やんでいたところ 転生先のハヤテを見つけ
自分の手で悲しみの連鎖を断ち切ろうと暗躍していた。
罪のないハヤテごと闇の書を封印しようとして
アースラの捜査妨害して 専用デバイスまで作って
直前でクロノにマッタされて それがモトで管理局から身を引く。

欠片の【記録】はそう提示していた。
ネコ耳出した素のリーゼさん姉妹には【向こう】で会ったこともある。




だけどその記録と【こっち】の現実は もうかなり食い違っていた。
クロノが先手を打ったんだ。

バルニフィカスのデータから未来を知ったクロノが
グレアムさんが手を下す前に説得 未遂にすらなる前に止めることに成功。
実行しようとしたと考えただけでも失格だと グレアムさんは地位を返上してる。
ハヤテに全部話して それからヒラの局員からやりなおすんだって。
リーゼさんは姉妹揃って 表向き『八神家のヘルパーさん』として
裏向き『管理局のお目付け役』として ハヤテの生活を支えることになったらしい。
決まったのは今朝 そりゃボクらは知らないよ。



(はや)「グレアムおじさんの事はちょう驚いたけど
    でも ええ人だったことは確かや ええ人すぎたんや」


自分の命ごと闇の書をなんとかしようとしてたおじさんを
ハヤテは許す気だ。
ハヤテがいいならボクはなにも言わないけどさ。
経済支援も続けてくれるみたいだし。






(ロテ)「ま、言いたい事もあるだろうけれど
    それは追々こっちから説明にいくよ。
    もう時間もなさそうだし」
(すず)「あ、もう面会時間ぎりぎり・・・」


時間は待ってくれない。
病院はそろそろ閉められる 今日は解散だ。
仕方ないね。



(はや)「わたしは検査受けなきゃいけないから
    しばらく入院せなあかんのよ また来てな」
(アリ)「今は元気だからって安静にしてなさいよ。
    たまーにとはいえ 次いつ来るかわからないんでしょ」
(はや)「せやなー 家事から離れてたまの休暇と思おか」



ハヤテは暢気にしてる。
まだ 気づいてはいないようだ。



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  (あと)

説明回
おじさん周りと 前回【仮面】が出てこなかった理由がこれ
ウラでいい仕事する執務官

はやてさんが倒れるのは原作よりかなり早いです
蒐集開始が早かったこともありますが
少なめとはいえ既になのフェ両方蒐集済みなのも理由になりますか



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