迷子の蒼猫 14章-２

一方　レヴィも戦っていたのでした

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　　【SIDE LEVI】
　　【In LEVI】
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ここは『ボク』の中
肉体と精神の　精神側かな。
トーゼン　ここの主は【ボク】

そこに【闇】を閉じ込めたボクは
閉じ込める檻にした『ボクの体』を外から固定しつつ
中では【ボク】と【闇】で　延々といたちごっこをしてる。


というのも　『ボク』に閉じ込めてからというもの
【闇】はずっと "提案" と称してボクに行動せよと投げかけてくるんだ。




（闇）「第15万7816案【蒐集行使と補完の実行】提出　審議を」
（レビ）「何度出しても反対は反対だ」
（？？）「反対」
（レビ）「２対１　反対多数　どうだ!!」
（闇）「第15万7816案否決。
　　　第15万7817案【蒐集行使と補完の実行】提出　審議を」



提出と否決　そして次の提出
これがずっと繰り返されてる。


反対してるのはボクと
以前から何度か幻影で見た長髪の女性（？？）が何故かここにいる。
【彼女】がいるから多数決で勝ててるけど　何者なんだろう？





（闇）「第15万9405案【蒐集行使と補完の実行】提出　審議を」
（レビ）「反対」
（女性）「反対」




とにかく【彼女】が反対票を出してくれてる限りこのまんまだ。
このまま【外】で対策を考えてくれてるといいんだけど。



（闇）「第16万2270案否決。
　　　　第16万2271案【蒐集行使と補完の実行】提出
　　　　採択に向け予備行動を開始　審議を」
（レビ）「はん・・　　え、今なんっていった？」
（闇）「採択に向け予備行動を開始する」
（レビ）「なにそれ聞いてないよ　　と、とにかく反対」
（彼女）「反対」




反対してれば動かないと思ってたのに　何をする気・・・
それならボクだって・・・







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　　【SIDE ALICIA】
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レヴィに近づけたはいいけど何も打つ手がみつからなくて
どうしようかとみんなで考えてるとき
レヴィに異変が!!



（闇レ）「警告　ただちに退避せよ」
（すず）「えっ？」
（アリ）「なんでよ　私たちは攻撃されないんでしょ？」

（闇レ）「臨時の作戦行動が決定された　これより実行する。
　　　　この警告は【レヴィ】の発令である　危険　退避を」



レヴィが自分を指して【レヴィ】って言うのは変な気もするけど
とにかく何かよくない事がおきるんだね。



（闇レ）「これより作戦行動に入る」


レヴィの宣言と共に　レヴィからあふれる【何か】
使いふるしの魔力とか　使わなくなった術式とか
いらないものをどんどん排出してるみたい。
濃度の高い魔力は一般人には毒になることもある　確かに危険だよ。


（アシ）「仕方ない　みんな一旦距離を取ろう。
　　　　事前警告できるってことは　レヴィもまだ干渉できる状態ってことだし
　　　　敵性対象が変わらなければ　終わればまた接近できるから」
（はや）「これはわたしにも分かるで　危険なもんも排出してるんやな」
（アリ）「んー　納得いかないけど　仕方ないわね一時撤退よ」
（すず）「中にいるレヴィちゃんがんばって　わたしたちもがんばるから」







結局　なのはやヴィータたちが待機してるところまで
私たちも撤退するしかなかった。
安全が確認できれば　また接近して　それからどうするか考えよう
みんなでそう決めたんだけど・・・




（なの）「あれ、なんかおかしいの」
（フェ）「レヴィの姿が・・・
　　　　それにあの光　こっちに向かって・・・」
（はや）「はれっ　なんやろ　なんかぽかぽかしてきた」



また接近して　って感じじゃなくなってきたよ。
どうしよう・・・





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