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突更です
というのも ここで章が変わるもんで
明日の定期更新から次章にすすめたいのです



それもこれもぜんぶ 知らないうちに起こってたんや








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  【SIDE LEVI】
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(はや)「ほな、話聞こうか 納得できる話をな



と言う 激おこハヤテ。

どの話かは ちょっと前を説明すればわかるんじゃないかな。





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検査といわれて入院させられて
悪化してるからってお医者さんのせいで そのまま出られないハヤテ。
ボクらがお見舞いに来たのは クリスマスまで1週間を切った某日。
ハヤテに気を使わせないよう 同い年のボクら小学生組と
おねーちゃん、ユーノ、アルフ(小娘フォーム)だけで来た。
家で用事があるヴィータがあとで来ることになってる。




(はや)「みんなありがと ごめんな気ぃつかわせちゃって」
(すず)「ううん はやてちゃん元気そうで良かった」
(はや)「おかげさんであの日以来 元気なぐーたら生活や」


発作は起きてないらしい。
リーゼさんの裏工作が効いてるのかも?
ちなみに今日は ロッテさんが介護就き。




(はや)「で、わたしに見て貰いたいもんがあるって?」
(なの)「うん これなんだけど」


あの写真をきれいにくっつけてプリントアウトしたものを見せる。
写真立てにも入る日本標準サイズの写真
これ おねーちゃんのこだわりなんだけど。



(はや)「おぉわたしが映っとる せやけどこんなんいつ撮ったっけ?
    それに わたしを抱いてくれとるこの人・・・」
(フェ)「この人を知らないかって 聞きたかったんだ。
    この写真の出所は【向こう】って言えば分かる?」
(はや)「レヴィちゃん絡みか なるほどなるほど。
    この人は会った事はないで でも夢でよく見る人や」


ということはやっぱり 管制人格は初期起動済みなんだ。
たぶん【夢】を使って接触しようとしてたんじゃないかな。





(はや)「で、この人は誰なん?
    夢でも名前聞けなかったんよ わたしが忘れてるだけかもしれんけど」
(レビ)「夜天の書の管制人格さんだって。
    例の "5人目" さん」
(はや)「あぁあの中の人さんかぁ そっかそっか」


笑顔で答えるハヤテ
ボクは見逃さなかった。 笑顔の後ろでシワが寄ったのを。
俗にいう 怒ったマークが出てることを。

いやな予感しかしなかった。
正直 この部屋から逃げ出したかった。
気づかないナノハたちを囮にして。




(はや)「どーして当事者のわたしが知らないことを
    みんなは知ってるのかなぁ? ぅん?」






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そのあと 芋づる式に全部バレた。
ハヤテは夜天の書に直接 文字通り全部叩き出したんだ 物理的に。
バシバシ叩かれる夜天の書がかわいそうになってきた頃
タイミング悪く 遅れてたヴィータが着たんだ。

ヴィータも騎士の一員だから 何も知らないというわけにはいかない。
凄い形相で迫るハヤテの顔にヴィータは5分持たなかった。



管制人格の初期起動は通常 蒐集400頁以上必要だ。
ボクが裏技したときは失敗してるから 正規ルートを踏まないといけない。
主の認証は裏技指示をもって成されたとしても
逆を言えば 最低400頁は蒐集されていることになる。

そしてハヤテは蒐集を指示してない というか させたくない。
でも騎士は蒐集行為をしている。
でなければ管制人格の存在は画像どころか話題にものぼるはずがない。
あろうことか それを管理局どころかアリサ、スズカも知ってる。
主であるハヤテだけが知らない話になってたんだ。

いつのまにか 怒りは悲しみに変わっていた。




(はや)「なんでや なんでわたしだけ除けもんにされてるんや。
    そら心配かけたくないんは分かるけど
    なんも関係あらへん人も知っとるのはおかしいわ」
(アシ)「あ、あのね 隠そうとしてたわけじゃないんだよ ほんとだよ・・・」
(はや)「それはええんや 今聞いた わたしのために頑張ってくれてるんやて。
    でもな わたし自信は今のままでええて
    うちの子には前にも話したんや よそ様に迷惑かけれへんて」
(ヴィ)「ごめんはやて あたしも他に手ないか探すの手伝ったんだけど
    シグナムたちを納得させられる手は見つからなかった」
(はや)「ヴィータは頑張った えらいで。
    せやけど皆を止めれへん主ってあるか? わたしが無力なばっかりに」
(なの)「はやてちゃんは悪くないし無力なんかじゃないよ。
    今だって侵食に対抗するために入院してるの」
(はや)「どうにかなるなんて最初から思ってへんよ 生まれつきやもん。
    それが未知の魔法的なもんなら そら日本の病院じゃどうもならへんわ」
(アリ)「だったらその管理局ってとこの病院じゃダメなの?
    魔法のプロなんでしょ?」
(はや)「ええ案やけど どうにかなるようなモンやったら
    とうの昔にどうにかしてるんちゃうか」



ボクらがいいとこ探ししても ハヤテは陰気に否定する。
全体的にマイナス思考になってた。
それは【闇】にとって最高の食事になる。
それに気づいたときには遅かった。





「もうええんや わたしは何もできない 名ばかりの主や。
    せやから大事な話も除けもんにされて 知らん間に話が膨れてたんや
        もうなにもかも ええんや・・・」




ハヤテは 考える事をやめた。

そしてそれは 【闇の書の闇】を表に出す スイッチになった。







夜天の書が突然黒く光り始めた。
直感でボクは分かった。 よくないことが起こる。
絶頂マイナス思考のハヤテには危険だ。



ハヤテのすぐそばにいたボクは
夜天の書を取り上げて ハヤテを遠のけた。
この間1秒未満。 スピードなら負けない。
ベッドの逆側にいたロッテさんが 反射的にキャッチする。
ナノハたちは突き飛ばされるハヤテを見てやっと異変に気づいた。



【闇】は 主を侵食する勢いを1番近いボクに向けた。
ボクを主と勘違いしたみたいだ それでいい。




(はや)「レヴィちゃん何してるん!?」
(レビ)「ハヤテは 無力なんかじゃないし ひとりじゃない。
    今までも これからも さ、  うぐっ・・・」


闇の侵食ってこんな気持ち悪くて きっついものだったんだ。
ハヤテやっぱ凄いよ これに生まれてからずっと晒されてたんだね。


(なの)「レヴィちゃん!!」


ナノハが駆け寄ろうとするけど【闇】が出す波動が接近を許さない。
それにここにいたらどんな被害出るか分からないし
あんま得意じゃないんだけど 仕方ない。
ボクは転送魔法を走らせる。




なぁに ボクは大丈夫だよ 『闇に還る』だけだからサ・・・




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  (あと)


物理的にばっしばししばかれる夜天の書
全ては自分が知らぬ間に起こったことだった
はやてさんだって心の中に闇のかけらくらい持ってます

レヴィの『闇に還る』意味とは? 待て次章

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