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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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場面切り替えが大変です
「なのは組」「フェイト組」「はやて組」
「一般人組」「レヴィの中」と 5場面を駆使しないといけませんから


今回ははやて組・フェイト組
新しい出会いと やらなきゃならないこと







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  【SIDE HAYATE】
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あ、ありのまま起こった事を言うで


突然体がぽかぽかしたと思うたら
うちの最後の家族と わたしそっくりのちっちゃい子が
目の前に現れたんや


ほんまやで?
わたしもびっくりしたけど あの写真まんまの女性やったし
なのはちゃん、フェイトちゃんのほうにもちっちゃい子がおるし
たぶんこれは現実なんや 夢なんかやない。





(はや)「とりあえず信じよか このあったかいのがわたしの魔力なんやね」
(女性)「はい 間違いなく主が本来お持ちだったものです。
    魔導書に囚われ 私たちと共に開放され 主の許に戻ってきたのです」
(はや)「忘れとったけどわたしも魔法使いやったんやもんなぁ。
    で、あなたが噂の管制人格さん と。
    夢ん中では何度か会うたけど こっちでは初めましてやね」
(女性)「覚えておいででしたか。 はい 初めまして。
    こうして直接お話ができるとは思いませんでした まさに奇跡です」



管理局の執務官とかいう仕事しとるクロノ君の話やと
この人 ふつーは蒐集終わってからやないと表にでられへんのやと。
で、そのあたりになると書の主は飲み込まれて 暴走して
何もかも無くしてしまうんやと。
せやから主と管制人格が直接会うこと自体が奇跡なんやそうや。

悪いことしとったモンは まだレヴィちゃんの中にある。
これからわたしたちは それをなんとかせなあかん。


(女性)「急ぎ構成した躯体ですので本来の力は出せません。
    ですが非力ながら私も本来は主を護る身、
    将達には劣れど 我が全てをもってお役にたってみせましょう」
(はや)「嬉しいけど自分の身も大事にせぇや」
(??)「全くだ」






話に横槍 もとい同意をいれてきた ちいさなわたしのそっくりさん。
夜天の書の奥深くに隠された秘密のプログラムの化身。
3つのうち いちばんエライ子なんやと 通称「王さま」
何に使うかわからへんで 不要物扱いされて追い出されたみたいや。



(王)「なんだその扱いは 訂正しろ 小娘が」
(はや)「だが断る で、真意は?」
(王)「・・・あ奴に 【レヴィ】に頼まれただけの事よ。
    うぬらに手を貸し 手を尽くした時は自身諸共 "処置" して欲しいと。
    メッセージはしかと伝えたぞ」
(はや)「あかん それこそ断るで!!」
(王)「奇遇だな 我も同じ考えだ。
    永き時の中に忘れられた我らを こうして勝手に表舞台に揚げておいて
    自分だけ楽に終わらせて貰うなんぞ 王として許すものか。
    全て終わった後 ゆっくり説教してくれる」


なるほど クチは悪いけど根はいいんやね王さまは。
それともそれが【向こう】の王さまに対するレヴィちゃんのイメージか。

まぁ理由はどうであれ利害は一致しとる。
レヴィちゃんを助ける ってあたりでな。


(はや)「ほな ちょっと遅くなったけど
    魔法使いとして 主として 全部終わらそか。
    【闇の書事件】なんてもんは わたしの代で最後にするんや」
(女性)「お供いたします」
(王)「ふんっ」




あぁそうそう あなた名前ないんやってな 聞いとるで。
実はずっと考えてあったんよ ええ名前をな。






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  【SIDE FATE】
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小さいレヴィは自分が小さいからって「チヴィ」と名乗った。
小さいのは【同じ存在】が【同じ次元】に存在できないからとか
よくわかんないことを言ってたけど 話した感じはレヴィそのもの。

役目は終わったけど そのままわたしたちの手伝いをしてくれるみたい。




(チビ)「ボクらはオリジナル(レヴィ)のイメージをもとに
    書の中に隠されたプログラムを核にして作られた存在なんだって。
    だからキミはボクの オリジナルのオリジナルになるね」
(フェ)「フェイト、でいいんだよ。
    名前は大切なものだって これは君に ううん、レヴィに教えて貰ったんだ」
(チビ)「ヘー オリジナルやるじゃん。 いいよ へいとで」
(フェ)「へ じゃなくて ふぇ だよ。
    ・・・いいや レヴィでもう慣れたし」
(アシ)「いやいや 大切なものじゃなかったっけ?」


話し合うことは確かに素晴らしいことだけど
何度言っても無駄なことだってあるんだよ お姉ちゃん・・・



(チビ)「で、ボクらとしては
    このままオリジナルやキミたちを見殺しにはできなくてサ。
    これもオリジナルの影響かな?」
(フェ)「小さい体でなにかできるの?」
(チビ)「まぁね この躯体は消費魔力が少ないからって
    いろいろエコにした結果なんだぞ 凄いでしょ。
    だけど持ってるスペックはオリジナルと変わらないのだ。
    デバイスだって持ってるぞ オリジナルから預かってきた」


ほんとだ レヴィのバルニフィカス(いつもより小さいけどチヴィにはビッグ)
ということはレヴィはデバイスなしで?



(アシ)「聞いたことある レヴィとバルニフィカスは元々ひとつのプログラムで
    外装はともかくデバイスとしての増幅機能はないから
    あってもなくてもレヴィの魔法詠唱や行使には影響ないんだって」
(フェ)「そ、そうなの?  レヴィ凄いな・・・」
(チビ)「すっごいだろー 褒めてもいいんだぞ?」

うん 無茶苦茶褒めてあげる。


(チビ)「そう、ボクらには本来不要なんだけど
    この中にはオリジナルの魔法術式とか いろいろ入ってるんだ。
    ボクらはサ さっきのメッセージだけ伝えに来たわけじゃないんだよ」
(アシ)「どういうこと?」
(フェ)「たぶん そういうこと」
(チビ)「つまり そういうこと」



【向こう】のわたしから レヴィが生まれた。
その時のわたしは 闇の書事件を解決して きっとまたひとつ成長した頃。
その頃のわたしを模して レヴィは生まれた。
バルニフィカスには 『その頃のわたし』の記録がいっぱいある。
魔法術式も 運用補助プログラムも その他有用なデータも


(フェ)「確実にここで終わらせるための手段ってことだね」
(チビ)「さっすが それでこそボクが知るへいと」






(アシ)「あ、見て!!」


お姉ちゃんが声を上げ指差す。
闇レヴィが バインドを破って動き出した。
何かに誘導されてるみたいに ふわりと浮かんで 海のほうへ。



(フェ)「不要部分を捨てた防衛プログラムの力が強まったんだ。
    それでバインドが破られて・・・」
(アシ)「動き出しちゃったんだね 止めないと」
(フェ)「うん 受け取った術式と気持ちがあればきっと大丈夫。
    なのはとはやても受け取ってるだろうから
    みんなで力を合わせれば なんとか」
(チビ)「あー ボクらも忘れないでよね」


そうだね メッセンジャーと ヴィータ・ザフィーラもあわせて9人の力
シグナムたち増援の希望もある。 クロノやリーゼさん達管理局員もいる。
整備を急がせたアースラも向かってきてる。
みんなでやれば きっとなんとかなる。



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