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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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1章設定ページ作っても
あまり0章と変化なさそうだったので やめました。
(名前くらい?)


というわけでお待たせしました
2章始まります。











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<某年 4月初め>








「おはよー」

「おっはー」





バスが止まるたび あちこちで声がする。
それも当然、このバスは聖祥大付属小学校の送迎用で
乗客はみんな同校の児童ばかり 周りを気にすることはない。





ぱぱりんの陰謀で学校に通い始めて3年目、
別に急がないときは このバスで通学している僕とアリサ。
同胞たるすずかちゃん、なのはちゃんとバスで合流し
特に用事が無ければ そのまま夕方まで4人一緒の毎日
それが 今の僕の日常になっている。

授業は 正直どうでもいい。
前世で1度通過している道だし、小3程度の勉強で遅れをとるほどアホでもない。
それに仮に忘れている授業内容にさしかかったとして 脳で記憶しきれなくても 
最近は手帳サイズでポケットに収まっている月光の書が勝手に記録してくれる。
だから成績はアリサに次ぎ2位をキープしている。
(1位なんぞ取ったら後で何されるか分からないしw)








バスが 僕的第2チェックポイントに到着した。
藤見公園前 高町家最寄の乗車口である。


「おはようございまーす」
噂の人、乗車確認と。


「なのはちゃん」
「なのはー こっちこっち」
「すずかちゃん、アリサちゃん おはよっ」

「ラヴィ君も おはよっ」
「やぁなのはちゃん ぐっもーにん」

こんな会話で毎日が始まります。




バスの中で繰り広げられる なにげない駄弁、
今日は なのはちゃんの変な夢について無駄に熱く語られました。
巨大な毛玉みたいなものに男の子が襲われてる夢なんだとか。

どう考えても彼です ありがとうございました。
そしてさようなら 平和な毎日。










<放課後>





入学と同時期に塾に通い始めたアリサ&すずかちゃん
今日からなのはちゃんも通うことになったそうで
道順確認がてら 学校から歩いて移動中。

僕? 僕は塾いってないけど この3人がそろってて僕だけ抜けれるわけないでしょ。
それに、この後・・・



「ココを通ると塾にいくのに近道なんだ」
「そう、なの?」
「すずかちゃんも知らない隠れスポットかぁ」
「ん、まぁ林の中通るし 道もちょっと悪いけどね」





都会の中の自然というか 別世界みたいな場所を歩く。

「森林浴にはいいかもね」
「あーそれいいわねぇ」
「夜は怖くて通れないけどね」

なんて会話も出てくる。




そんな中 ひとり別のことを考える なのはちゃん。
足が止まってますよ?

「なのはちゃん、どうしたの?」
「なのは?」
「えっ? あ、ううん なんでもない ごめんごめん」


まさか、ね・・・
彼女がもらす そんなつぶやき。
これでも五感は人以上(むしろ人間じゃないし)ある僕の耳には
しっかり届きました。
まちがいなく 夢と同じ場所だなぁとか考えてるでしょうね。
その考えは 正しいんですよ。 たぶんそろそろ・・・

















『助けて』















来たよ 非日常への誘いの声。


「今 何か聞こえなかった?」
「何か?」
「なんか 声みたいな」
「んー 別に・・・」
「聞こえなかった かな・・・」


なのはちゃんにも しっかり届いてるみたいです。
何かったって アリサとすずかちゃんには聞こえないですよ?
なんて まだ言えないな その時期じゃない。

「ラヴィはどう 何か聞こえた?」
「えっ僕? うーん 聞こえたような聞こえなかったような・・・」













『助けて!!』










2度目のコールと同時に なのはちゃんがダッシュ開始。
おいおい運動オンチの彼女が全力疾走してるよ・・・
やればできるんじゃないの?

後を追う僕ら。







『助けt 『あーもぅ分かったから怪我人は静かにしてような』 あ、うん』





やべ 思わず返事しちゃったよw
大丈夫かな なのはちゃんに感づかれてなければいいけど・・・










足が人並みのアリサ(すずかちゃんは人外に動けると思うんだ)にあわせて
なのはちゃんを追って数分 地面に座り込むなのはちゃんを発見。


「どうしたのよなのは 急に走り出して・・・」
「!? 見て、あの子怪我してるみたい」
「うん どうしよう」
「どうしようったって 動物で119番ってわけにもいかないでしょう」
「そっか 獣医さんだよ」
「えと、この近くに獣医さんなんてあったっけ?」
「あ、待って 家に電話してみる」


慌てるふりをしながら 動物の様子を伺う。
安心したように なのはちゃんの腕のなかで包まっていた。







結局この子は 最寄にあった【槙原動物病院】に搬送された。
ホータイぐるぐる巻きの 痛々しい姿に・・・


「先生 これってフェレットですよね どこかのペットなんでしょうか」
「フェレット なのかな? 変わった種類だけど・・・」

そっくりさんとしか言いようがないよなぁ。
この際 フェレットもどきでいいんじゃないのか?



「ねぇアリサ」
「なによ?」
「時間、大丈夫?」
「「「アッー!」」」

塾の時間がギリギリではないのでしょうか
時間に余裕持って出て 近道通ってギリ着とはこれいかに・・・

別に急ぐ必要のない僕を置いて駆け足で去る3人。
どんまーい がんばれー まけるなー









さて、と・・・
僕も帰らないとねぇ 帰り際でも会話は出来るし。



『改めてこんにちわフェレットもどき君』
『!? さっきの念話は 君・・・』

よし 返事は返ってきた。


『念話というか思念通話というか・・・ まぁ同じか。
僕、ラヴィック・バニングス 君は?』
『あ、ユーノです。 ユーノ・スクライア』
『ユーノね。 それじゃユーノ、少しお話シナイカ?』
『は、はぁ・・・』






ユーノを通じて ミッド情勢やらの情報をゲット。
だいたい 原作どおり。  うん 良かった。


ついでにジュエルシード回収の手伝いを要請されたけど・・・

『そういうことはもっと適任がいるのでは?』 として一時保留にした。
ここで僕がすんなり許可したら なのはさんの魔導師への道が閉ざされちゃうし。










おうち到着。
さて 夜までに体力つけとかないとねぇ。








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あとがき




日常生活では エルナさん出てくる暇がないですねぇ・・・
次回は出ますよ多分。

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