リリカルマジカル エリジウム ２章-４

むしろ自分から巻き込まれてしまいました。
とか言いそうな気がするのは私だけか？

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思念体との交戦現場から２キロほど走ったところで
なのはちゃんがバテたので　近くの公園に避難。
そういや　運動オンチだったんだっけ　忘れてた。





「そんな僕も　魔力的に疲れた・・・　　ごめん、ラクな格好させて」
「えっ　ここで？」
「ここで」

もうバレてるしいいやということで　こいぬフォーム。




「・・・ラヴィ君って何者？」
「うん？」
「今度はかわいいワンちゃんなの」
「あぁ　この姿のほうがラクなだけだから。
なのはちゃんが抱いてるソイツも似たようなもんだと思う」
「へぇ　魔法って不思議」

似たような　っていうかまんまなんだけどね。


その流れでエルナ姉さんももとの大きさ
（あれが元々融合騎標準サイズらしい　ノーマルが人間サイズな闇の書の意思がレア）
に戻ったら　再び同じような会話になったのはお約束。









「・・・すみません」
「あ、起こしちゃった？　ごめんね」
「大丈夫？　包帯してるところを見ると　ずいぶん怪我してるみたいだけれど・・・」
「怪我はもう平気です。　皆さんのおかげで残りの魔力を治療にまわせました」
「そう　なんだ・・・」



「自己紹介　まだだったよね。　わたし、高町なのは　小学校３年生」
「わたしはエルナ・バニングス　学校はいってないけど　なのはちゃんより１つ上ね」
「僕は昼間したから　もういいよな？」
「ふぇ、ラヴィ君ずるーい　抜け駆けなの」
「そのときなのはちゃんは塾いってたから仕方ない」

「は、はは　にぎやかですね・・・　　僕はユーノ、ユーノ・スクライアです」
「ユーノ君かぁ　かわいい名前だね」






「すみません　貴方を・・・　　なのはさんを巻き込んでしまいました」

ユーノってけっこう自分に物事を詰め込むタイプなんだよな。
こっちとしては　巻き込んでもらわないと困るんだけど・・・


「あ、えっと　たぶん平気」
「なのはちゃん　ユーノの所在、どうなってる？」
「あ、うん　すずかちゃんちはネコちゃんだらけでしょう？
アリサちゃん・ラヴィ君ちはワンちゃんだらけだし
うちで預かることになったの。　うちの家族には了承もらってるよ」

「なのはさんの　お宅ですか？」
「うん。　あ、でも家では喋らないでね　びっくりするから」
「怪我してるお前さんを野宿させるわけにもいくまい」
「う、それは・・・」

ユーノよ　諦めろ。　　最早外堀は埋まりきっているのだから。










まだ現場のほうで喧騒が聞こえるので
大きく迂回して高町家に帰ることにした。
ちと心配なので　僕もついていく。　エルナ姉さんは自宅に連絡のため公園で別れた。
なのはちゃん曰く子犬１匹程度は増えても問題ないらしい。


「ラヴィはベルカ式使いかぁ　珍しいね」
「デバイス使わないでランクＡなユーノも十分珍しいと思うぞ？」
「そうかなぁ？」


「うぅ、目の前で動物さんが日本語で喋ってると　なんかすごい光景なの」
「うん？　あぁ、ユーノも今はこの姿だけど人間だからね」
「そうなの？」
「あ、はい。　まだこの世界の空気に慣れていなくて　今はこの姿ですが・・・」
「ちなみに僕は【人間】ですらない」


「なんか　魔法って理解するの大変そうなの」
「なのはちゃんなら大丈夫だ」
「僕もそう思います」
「アリサだっておぼろげながら理解したぞ？」
「アリサちゃん知ってるの!?　ふぇぇー」
「ま、あまり広まるとそれはそれで困るから　しばらくは他言無用かな」
「・・・すずかちゃんには話してもいい？」
「・・・そうだね　僕らだけ知ってて　すずかちゃんだけ置いてけぼりは良くないね」



明日から忙しくなるな。
いや、なのはちゃんにすれば　今から大変なのか。
抜け出してきたわけだし　ね・・・








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あとがき




前２作から比べて　進みがかなり遅い気がします。
まだ原作２話も終わってない　だと・・・