リリカルマジカル コレクショナル ３章-１

今回は戦闘シーンを省く練習を兼ねて
毎回書いてるとネタ尽きるし

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今頃　どのへん探してるのかな・・・



ボクは今、翠屋の手伝いをしている。
なの姉さんとユーノは街へジュエルシード探しに、
はくとは家でお休み中。

今日は２６日　原作だと繁華街のジュエルシードが強制発動される日。
あと　バルディッシュやレイハさんが壊れる日でもあるね。
翠屋の弊店が１８時だから　終わった後すぐ行けば追いつけるかな？







＜なのはside＞



「見つからないね」
「うん・・・」

ふたりでジュエルシード探しも　なんだか久しぶりだった。
わたしは学校もあるし　塾もあるし　家のお手伝いもあれば友達と遊ぶこともある。
今日はアリサちゃんもすずかちゃんもバイオリンのお稽古だし
翠屋はありすが手伝いにいったから人手十分だって。
時間があったので　いつもユーノ君ひとりでやってるジュエルシード探しを手伝ってる。



「アリスなら　どこにあるのか知ってるんだろうけどね」
「うん　そうだね・・・」

このまえの温泉旅館の一件で確信したこと。
何故かは知らないけれど　ありすはジュエルシードの場所を知っているみたい。
でも　ありすが一緒に探してくれるときもあるけど
すぐに見つからないのはなんでだろう？
わざと無い場所を探してるのか　ジュエルシードが移動してるのか・・・






駅前繁華街までやってきました。
ビルにかかる巨大なテレビに時刻が表示されてます。　１９時５分

「あぁ　タイムアウトかも　そろそろ帰らないと・・・」
「大丈夫　僕が残ってもう少し探していくから」
「ユーノ君ひとりで平気？」
「平気　だから晩ごはん取っておいてね」

ユーノ君と分かれて　家へと走る。
あまり遅くなるとお父さんお母さんが心配しちゃうよね。



!?
今の　巨大な魔力　何っ？








＜ありすside＞



うわーん遅くなっちゃったよ（泣


翠屋に来てたお客さんで　よく喋る女子高生の集団がいたんだけど
閉店時間になっても帰る気配が無かった。
お父さんが丁重に話して　やっと帰ってもらったのが１８時半
急いで片付けてやっと店から出られたのが　ついさっき。


「走っても繁華街まで３０分。　　バスは・・・　駄目だ出たばっかり」
さっき大きい魔力流を感じた。　駅のほうで雷が鳴ってる。
きっともうすぐジュエルシードが発動して　ユーノの結界が張られるだろう。
間に合うか？　　間に合うのかボク？






＜ユーノside＞



「あった　あれだ」



結界を張ったあと　僕は先行して発動したジュエルシードの近くまで来た。
青くまっすぐ空へ昇るジュエルシードの魔力と
少し遠くのビルから伸びる金色の魔力
後ろからは桃色の魔力　３本の光がジュエルシードに当たっている。

シーリングを発動させたんだろう。
金色と桃色の光線が同時に太くなり　ジュエルシードに当たった。
封印完了　とりあえずこれで自然発動することはなさそうだけど・・・




「ユーノくーん」
「なのは　こっちこっち」
さっき分かれた地点からそんなに遠くなかったから　なのはとはすぐ合流できた。
それと・・・

「あっ　フェイトちゃん　アルフさん・・・」
「こんばんわ　なのはさんにユーノくん　だったよね」
あの二人組も発動地点にやってきた。

「アリスさんは　今日は居ないんだ」
「向かってきてるとは思うけどね。　残念？」
「ちょっとだけ。　この前のリベンジ考えてたから」
「それじゃ　今日はわたしと勝負しよう。
あそこにあるジュエルシード　どっちが入手できるか賭けて」
「・・・負けないよ」







＜ありすside＞



「はぁ　やっと見つけた」

ボクが現地にたどり着いたときには　事態は最終局面だった。
フェイトさんがジュエルシードめがけて突撃していく。
そしてなの姉さんがそれを追いかける。

まっずいなぁ・・・　




レイハさんとバルディッシュが　ジュエルシードを挟んで交差した。
そして・・・




来た来た キタ━━!　ちっこいけど次元震!!

「グラム!!」
『 サークルプロテクション 』

ボクとユーノと　ついでにユーノの近くに居たアルフさんの３人分
グラムのサークルプロテクションで包む。
それでも次元震の影響はプロテクションの幕を一部通過して襲ってくる。
こんなん至近距離で食らってるのか　フェイトさんとなの姉さんは。








余波も収まり青い閃光が消える。
そこにあるのは何事も無かったかのように宙に浮くジュエルシード。
なの姉さんとフェイトさんは　それぞれ左右にふっとばされていた。



「ハイハイ二人とも　そこまでにしとこうよ」
ボクが割って入る。
「アリスさん・・・」　「ありす、何を・・・」

勝敗は　わかりやすいかな　うん。
「なの姉さんのほうが遠くに飛ばされたから　フェイトさんの勝ちね」
「ええーっ!?」


こうでもしないと　フェイトさん素手で抑えようとするからね。
さすがにそこまでしなくても　もういいでしょう。
二人ともデバイスにヒビ入ってるし。




なの姉さんはイマイチ納得しきれてないみたいだったけど
原作どおりシリアル１９はフェイトさんの手にわたり
ヒビの入ったレイハさんを気遣って　後追いすること無く二人を見送った。






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あとがき



せっかくの活躍の機会　なのはさんには悪いですが
作者としてはすばらしい勝敗の決し方だと思うんですが　どうでしょう？


魔法の存在も知ってますので
アリサちゃんとなのはちゃんの衝突は回避ということにしてます


フェイトは高町家組の３人を　今のところさん付け呼びさせてます
他人行儀ですね　仲良くなったらまた呼び捨てにしますが