小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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なんかこう スーパー原作魔改造タイム的お話に・・・
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なんの収穫も得ぬまま アースラに戻ってきたボクたち。
出るときの捨て台詞が聞いたのか お咎めも無かった。
「さて これからが問題ね。
クロノ 事件の大元について何か心当たりがあるらしいけれど」
「はい」
管制室にいるエイミィさんの操作で
会議室の中央に空間モニターが開く。
映し出されたのは 悪人です と言わんばかりのオーラ漂う女性。
「僕らと同じミッドチルダ出身の魔道師 プレシア・テスタロッサ
偉大な魔道師でありながら違法研究と事故によって放逐された人物です。
登録データと さっきの攻撃の魔力波動が一致しています」
「テスタロッサって まさか・・・」
「フェイトちゃんの お母さん・・・」
近くにいたなの姉さんは 紫の雷が落ちてくる直前
フェイトさんは空を見て「母さん」とつぶやいていたのを聞いている。
「エイミィ、プレシア女史について詳しいデータを出せない?」
『アースラのデータベースにあったものは調査済みです』
画面が増える。
今度はプレシア女史の経歴や発表した論文などが表示されていた。
見る限り 原作と相違は無い。
『家族構成や現在の詳しい足取りなどはデータペースからは消されちゃってました。
今、本局に問い合わせて調べてもらっているところです』
「どれくらいで分かりそう?」
『一両日中には なんとか揃えてくれるそうです』
「そう。 レティに貸しができちゃうわね。
プレシア女史もフェイトちゃんも あれだけの魔力を放出した直後だから
そうそう動きは取れないでしょうし
その間にアースラのシールド強化もしないといけないし・・・」
「うん、あなたたちは一休みしておいたほうが良いわね。
あまり学校を休むのも良くないですし、一時帰宅を許可します。
家族やお友達に少し顔を見せておいたほうがいいわ」
というわけで つかの間の休息という名目で
ボクらは海鳴市の自宅に帰ってきました。
ユーノが元の姿のまま入っちゃったもんだから
なの姉さんが初めて男の子をうちに連れてきたとかで大騒ぎになったっけ。
リンディさんが一緒だったからすぐ誤解も解けたけど。
「ふわぁー 久しぶりのおうちのベッドだぁ」
「ずっとアースラの職員ベッドだったもんね。
あれ、ユーノはどうするの? 寝るとこ」
「あはは さすがに一緒には寝れないから フェレットモードで寝るよ」
「そっかぁ」
「なの姉さん 何故残念そうなの・・・」
「学校も久しぶりだよね」
「うん アリサちゃんにもすずかちゃんにも 心配かけちゃったし」
「メール送ったんでしょ?」
「もちろん 送ったよ。 あ、すずかちゃんからお返事だ・・・」
アリちゃんも今頃返事打ってる頃かな。
んで その後アルフさんを発見、と・・・
「なのはちゃん ありすちゃん よかった元気で・・・」
「うん ありがとうすずかちゃん」
「アリちゃんも心配かけてごめんねぇ」
「まっ よかったわ元気で」
久しぶりに4人組がそろったね。
事件が解決した暁には もうひとり増えてるといいな。
「そっか また行かないといけないんだ・・・」
アリちゃん残念そうだけど 行かないと大変なんだヨ?
「心配しなくても多分大丈夫だよ。 探し物は全部見つかったし」
「放課後少しくらいなら一緒に遊べる?」
「うん 大丈夫」
「それじゃ うちに来なさいよ。 新しいゲームもあるし」
「なのはちゃんたちが居ないと あんまり楽しくなくって・・・」
やっぱり4人揃ってこその仲良し組なんだよね。
「あっ そういえばね 夕べ怪我してる犬を拾ったの。
回復魔法だっけ? それで治してあげられないかな?」
「犬? どんな?」
「んとね すごい大型で 毛並みがオレンジ色で それと・・・」
「額に赤い宝石がついてる」
「そうそうそれそれ って何でありすが知ってるの」
「大型橙色ってところで ちょっと心当たりが・・・」
ボクとなの姉さん それにユーノも連れて
バニングス家にやってきました。
家の横にあるオリの中に 探し人もいました 寝てるけど。
でも原作より怪我酷くね? ほとんどミイラ犬になってるよ?
「アルフさんだ・・・」
「なのはも知ってるの?」
「うん この前すずかちゃんちで 子猫がおっきくなったことあるじゃない。
そのときに出てきた黒い服の子 フェイトちゃんの使い魔さん」
「使い魔ってなんか聞いたことあるんだけど・・・」
「それに実は二人とは その後の温泉旅行で会ってるんだよ」
脇でにぎやかにしてたせいで アルフさんを起こしちゃった。
『あんたは・・・ そうか、ここはあんたの・・・』
「別に念話でなくてもいいよアルフさん」
『それはマズイんじゃ・・・』
「大丈夫、二人とも魔法のことは知ってるから」
「・・・そうかい」
「うわっ 喋った」
「ほんとだ びっくり」
「・・・ほんとに大丈夫なのかい?」
「その形態で喋るからだと思う」
「・・・確かにね」
オリから出してもらい 人間形態になるアルフさん。
「やっぱりあちこち痛むね」
「あっ なのはに絡んできた人!!」
「アハハ あのときはごめんね 謝るよ。
それで アンタたちがここにいるってことは
管理局の連中も見てるんだろうね」
「そうだねぇ クロノ、見てる?」
ボクの声に反応するように空間モニターが出現した。
『ああ もちろんだ』
「えー何 こんどは何?」
「ボクらがこの10日間お世話になった 時空管理局って組織の人だよ」
『・・・本当に大丈夫なのか?
魔法の存在を知らない相手にこうやって姿を現すのは 管理局法でも重罪なんだぞ?』
「大丈夫だよ 魔法の存在は知ってるけど管理局を知らないだけ」
「存在を知ってるのは・・・ ちょっと外堀埋められちゃってね・・・」
ここ本来、原作だと小学生組が遊んでる間に
アルフさんがユーノを介して管理局に事情説明する って場面なんだけど
アリちゃんすずちゃんのご要望で みんなでお話を聞くことになった。
鮫島さんや他の使用人さんたちは いきなり人数増えて驚いてたけど・・・
「あたしが口に出せることは これで全部さ」
『そうか・・・』
お話終了。
「なにそれ 酷い親」
「ほんと フェイトって子が可哀想」
『これまでの現場の状況、今の話と現状を見るに 嘘や矛盾は無いようだ』
「どうなるのかな?」
『プレシア・テスタロッサを捕縛する。
アースラを攻撃した事実だけでも 逮捕の理由にはお釣りが来るからね。
君たちは どうする?』
「わたしは フェイトちゃんを助けたい。
アルフさんの想いと それからわたしの意志。
フェイトちゃんの悲しい顔は わたしもなんだか悲しいの だから助けたいの」
「ボクも同感 早急に悲しいことから開放させてあげないとね」
「それに "友達になりたい" って伝えた返事も聞いてないしね」
『ならば フェイト・テスタロッサについては 君たちに任せよう』
「ありがとう クロノ君」
「なのは、全部終わったら その子私たちにも紹介してくれるんでしょうね」
「うん もちろん」
「二人とも がんばってね。
わたしたちは応援することしか出来ないけれど」
「気持ちだけで十分。 ありがと、がんばるよ」
たくさんの期待を胸に 明日はアースラに戻らないといけない。
そして 決着もつけないとね。
鮫島さんに送ってもらい 自宅へと戻る。
アルフさんにはヒーリングをかけてきた。 もう1日アリちゃんちで過ごすらしい。
喋れる犬を前にアリちゃんが手放さなかったのもあるけどw
明日からまたしばらく戻って来れなくなる自宅、
今夜はじっくり平和をかみしめて過ごそう。
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あとがき
久々にアリサ&すずか登場
魔法の存在知ってるといろいろできていいなぁ
なのはちゃんがちょっと危険な方向に向いてる気がする・・・
あと 居るはずのユーノが空気にw
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