小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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このシーンは 外せないでしょう
なのはvsフェイト 他に誰を当てようというのか
なのはvsフェイト 他に誰を当てようというのか
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アリちゃんのうちでアルフさんとお話した次の日
朝 5時半ごろ
「二人とも 体調は?」
「万全っ!!」
「だいじょうぶだよ」
「うん それじゃ 行こう」
ボクたちは 藤見町の自宅から緑瀬町へ向かって走り出した。
目指すは海鳴臨海公園
昨日、アルフさんを通じて連絡があって
フェイトさんのほうから勝負の申し込みを受けた。
そのときにアルフさんも説得してみたけれど 無駄だったみたい。
勝負内容はなの姉さんとの一騎打ち 賭けるのはお互いのジュエルシード全部
お互い10個ずつ持ってるから 賭ける対象としては正当。
「おはよう なのは」
「ふぇ!? アリサちゃん、すずかちゃんも・・・」
これはボクも驚いた アルフさんの背に乗って二人もやってきたのだ。
「よく落ちないね」
「ああ、コレよ」
と言って見せてくれたのはバインドを利用した手綱 すずちゃんも持っている。
「ちょっと激しいけれど 乗馬の経験ならあるから」
「そうなんだ・・・」
「アルフから聞いた。 なのは あのときの子と戦うんでしょ?
友達が大勝負しようっていうんだもの 応援してあげなきゃって」
「あたしはあまりお勧めできないんだけどね」
「うん、それでも ありがとう・・・」
応援してくれると 人間はがんばれるもんなんだよ。
でも流れ弾の防御はボクがやらないと・・・
公園に着いたのは 6時すこし前だった。
ボクたちが到着するとほぼ同時に フェイトさんも姿を現す。
「フェイトちゃん・・・」
「どうしても 戦わないと駄目なのかな・・・
何故かは聞かないで欲しいけれど ボク、知ってるんだ。
君が お母さんから受ける仕打ちとかさ」
「それでも わたしはあの人の娘だから」
「・・・そっか」
最早、ボクがどうこう言っても変わりそうに無いね。
「ありす 二人のことお願いね」
「あー そっちは任せといて。 グラム、イージスモードで起動
マルチはいいや。 全メモリ使ってフルパワーでプロテクション」
「僕も手伝うよ」
「あたしもだ 命の恩人だからね」
なの姉さんがもジャケットを展開する。
「いくよ 最初で最後の 本気の勝負。
それから始めよう 私たちの 全てを」
二人の対決が 始まった。
射撃と近接の撃ち合いが続いている。
この数日間でなの姉さんもかなり近接戦に慣れてきてるからなぁ。
「しかしこの流れ弾はなんとかならんのかねw」
なの姉さんの射撃は誘導型のシューターだからこっちに来ないけれど
フェイトさんのは直射型だから速いけどまっすぐしか飛ばない。
おかげでこっちに向いたものはそのまま飛んでくるわけ。
「大丈夫、僕ら3人分のシールドはそう簡単には破れない」
「破れたら困るからメモリ全部使ってるんだってば」
「でも凄い出力だね 5人分はあるんじゃないかい?」
「魔力平均値224は伊達じゃないよ」
「にひゃ・・・ とこのバケモンだい!?」
ですよねー 普通そう思うよね
「でも、これだけやってもアレは防げないだろなぁ」
「アリス アレって?」
「今にわかるよ おっ、どうやらフェイトさんのほうは切り札出すみたい」
『 ファランクス シフト 』
バルディッシュの宣言と共にフェイトさんのまわりに浮かぶ多数の魔力弾。
そして 確実に当たるようになの姉さんに施されるバインド。
「まずい フェイトが本気だ」
「なのは 今サポートを・・・」
「ダメッ!?
手を出さないでっ これはわたしとフェイトちゃんとの勝負だから」
「でも、フェイトのそれはほんとにマズイんだよ」
「アルフさん、大丈夫。 なの姉さんなら耐えれるよ」
「っ!? アンタの自信たっぷりのその言葉はどこから出て来るんだい?
まるで大丈夫なのを知っているみたいじゃないか」
「知ってるから そう言ってる」
「・・・どういうことだい」
「全部終わったら説明してあげるよ」
と、ボクがアルフさんにそう言ってる間に
フェイトさんのフォトンランサー・ファランクスシフトが発動して
なの姉さんに無数のフォトンランサーが発射されてた。
「なのはっ!!」
「なのはちゃん・・・」
観客二人は心配そうに見つめる。 でもそれもすぐ消えた。
着弾で発生した煙が薄れ ほぼ無傷のなの姉さんが出てきたからね。
「・・・アンタもだけど あっちも十分バケモノだね」
「この先の成長がとても楽しみです」
なの姉さんの反撃 まずディバインバスター。
これをラウンドシールドで受けた時点でフェイトさんのジャケットが削れ始めてるけど
なの姉さんの切り札がこの後飛んでくる。 そう、さっきのアレ。
「受けてみて ディバインバスターのバリエーション」
『 Starlight Breaker 』
通常の砲撃魔法は己の魔力を圧縮させて放つけれど
これは周辺の魔力も集めるだけ集めて一気に放つ【収束型】
だからフォトンランサーのかけらとか シューターのかけらとかも集めてしまう。
戦闘が長引くほどおぞましい威力の収束砲撃が撃てるってわけ。
なの姉さんの周辺にはさっきのファランクスシフトのかけらがあるから
それはもうフェイトさんが可哀想になってくる威力のものが来るだろうね。
ついでに逃げられないようにバインドもかけてる。
「これが私の 全力全開 スターライト ブレイカー!!」
宣言と共に 超極太の桃色破壊光線がボロボロの少女めがけて放たれた。
桃色と言ったけれど めっちゃ眩しくて実際には色なんて分からない。
きっとフェイトさんの頭には走馬灯が流れただろう。
ついでにお花畑か三途の河くらい見えたかもしれない。
観客席はというと ボク以外の皆さん口が開いたままの状態になってた。
光が収まる。
さすがのなの姉さんも魔力残存があまり無いのか
フライアーフィンの出力が安定せず 少し点滅気味。
フェイトさんは あ、海に落ちた。
あわててなの姉さんが回収に向かう。
海中からフェイトさんを抱きかかえたなの姉さんが出てくる。
これをもって この勝負、なの姉さんの勝ちとなった。
バルディッシュの意思で フェイトさんのジュエルシードが空中に展開される。
さて、そろそろだね。
「グラム、そのままプロテクション維持して」
『 オーライツ 』
「えっ ありす、もう終わったんじゃ・・・」
「これを待ってた人物がいるの。 ほら、来たよ」
青空に広がる そこに似つかわしくない雷雲と紫色の雷。
こっちにまで飛んでこられたら後ろの二人が大変だからね。
そして その雷がフェイトさんへ・・・
「フェイトちゃん!!」
「えっ?」
なの姉さんが フェイトさんを押し倒しただと!?
突然のことにフェイトさん姿勢制御を忘れてるよ。
「アルフさん!!」
「言われなくてもっ」
地上でうまくキャッチするアルフさん。
「キャァァァァッ」
フェイトさんが食らうはずだった雷を食らうなの姉さん。
これは、マッズーイかも!!
「ありすちゃん、こっちにも!!」
容赦なく雷が襲ってくる。
クッ、これじゃ動けない・・・ このままじゃ・・・
やっと雷が収まった。
プロテクションを解除する。 でも・・・
「アリスっ なのはは、なのははどうなったのよ」
「そんな・・・ なんで・・・」
バルディッシュが排出したジュエルシード10個と一緒に
なの姉さんと、なの姉さんのジュエルシード10個も
物質転送されてしまった・・・
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あとがき
前作では庭園突入と同時展開してたんで
詳しくいじれなかった本気決戦の模様で6話をお送りします。
前回6個持っていかれて ちょうど10個ずつというナイス展開に。
出せる場所があれば出してやろうと
アリサ&すずかも地味に出てきました。
そして原作大幅改変確定 なのはさん拉致られた。
雷に気づけば なのはならきっとこうするかと思いまして
結果ジュエルシード20個もプレシアさんの手に・・・ どうしましょ
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