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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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主人公は 肝が据わってるようです






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あのあとボクらは家へと戻り 晩ごはんを食べて部屋へ戻った。

レイハさんは かなり破損していた。
デバイスマイスター持ちのボクから見ても 重傷だ。


「レイジングハートはかなりの大出力でも耐えうるデバイスなのに
一撃でここまで破損させるなんて・・・」
「ジュエルシード恐るべしだねぇ」

とにかく起こるべきことは起こった。
次元震を感知して おそらく明日にはアースラがやって来る。
あとは原作どおり進めていけばいい。
グラムの中にあるシリアル17とか不安要素も多々あるけど・・・





「レイジングハート、大丈夫?」
なの姉さんはかなり心配そう。
そりゃ自分の行動の結果がこれだから当然っちゃ当然だろうね。
はくとも不思議そうにレイハさんを見つめている。

「かなり破損は大きいけれど きっと大丈夫。
自動修復機能をフル稼働させてるから 明日には回復すると思うよ」
「ボクが修理できればいいんだけど 設備も部品も無いからねぇ」
ボクが持ってるグラムのパーツじゃ合わないし。


「そう言うなの姉さんは大丈夫なの?」
「うん レイジングハートが守ってくれたから。
ごめんね レイジングハート」
赤く点滅するレイハさんに そっと語りかけていた。

「フェイトちゃんは 大丈夫かなぁ・・・」
外を見て そうつぶやくなの姉さん
フェイトさんのほうは むしろ明日が大変なんじゃないかなぁ・・・













次の日 レイハさんの様子が気になるのか
今日のなの姉さんは授業中でも上の空だった。




「なのは、アリス 今日これから買い物に行かない?」
「駅前の洋服屋さんが新商品入荷なんだって」
「あー ごめん。 今日はちょっと用事があるかな」
「そっかぁ 残念」
「明日お話聞かせてね それじゃ」
「うん またねー」 「バイバイ」

「・・・これでいいんだよね」
「うん 今日中に発動するジュエルシードがあるはずだから」
アリちゃんすずちゃんの誘いを断った理由は そういうこと。
ごめんね二人とも。




バスを降りたところで ユーノとはくとが待っていた。

「レイジングハート治ったんだね よかった」
『 コンディション グリーン 』
「また一緒にがんばってくれる?」
『 オーライツ マイマスター 』
「そんじゃレイハさんも治ったところで さっそく行こうか」
「うん。 でも、何処に?」
「緑潮町の海鳴臨海公園 うちから20分くらいのところ」
これから何度かお世話になる あの公園へ!!











ボクらが到着する頃にはジュエルシードは発動しかけていた。
急ぎユーノが結界を張り なの姉さんと、後から来たフェイトさんの猛攻撃で
ジュエルシードの封印には成功する。


「ジュエルシードには 衝撃を与えたらいけないみたいだ」
「うん。 夕べみたいなことになったら
わたしのレイジングハートも フェイトちゃんのバルディッシュもかわいそうだもんね」
「だけど 譲れないから」
「わたしはフェイトちゃんと話がしたいだけなんだけど・・・」




「硬直 かなぁ・・・」
「ユーノぉ ジュースかって来たよ」
「アリスっ それ何処で?」
「そこの自販機 アルフさんもどうぞ」
「ああ、お気遣いありがと・・・
って違う違う ジュース飲んでくつろいでる場合じゃない」
「あー大丈夫だよ この勝負、決着つかないから」
「「はぁ?」」

カンジュースをあけて上空の二人を見守る。
もうそろそろ来るかなぁ・・・







二人が動きだす。 第3回戦の始まり というところで・・・



「ストップだ!!!」





間に黒い影が割って入る。 おいでなさったね。

「ここでの戦闘行動は危険すぎる。
時空管理局執務官 クロノ・ハラオウンだ。
詳しい事情を聞かせてもらおうか」






「管理局!? アリス、あんたやっぱり・・・」
「前も言ったけどボクは一般人だよ。 あの人とは今は無縁。
でも まぁとりあえずアルフさんは撤退準備しといたほうが良くない?」
「クッ 確かに・・・」
「ジュースはお持ち帰りになりなよ。 また会おうね」
ユーノが君は何をやってるんだって顔をしてるけど気にせずに
アルフさんを送り出した。


アルフさんのフォトンランサーをきっかけに フェイトさんが撤退していく。
去り際 ジュエルシードを持ち去ろうとするも クロノに邪魔され
そのまま姿を消すことになった。





『クロノ お疲れ様』

空間モニターが現れ 画面の向こうに女性の姿が浮かぶ
あれがリンディ提督だね。 美人なことで。

「すみません 片方逃がしてしまいました」
『うーん まぁ大丈夫よ。 でね、ちょっとお話を聞きたいから
そっちの子たちをアースラへ案内してあげてくれるかしら』
「了解です。 すぐに戻ります」


「えーっと・・・」
「そういうわけだ 一緒に来てもらえるだろうか」
なの姉さん迷ってるね。 突然出てきた人だし。

「なのは、大丈夫。 時空管理局は信頼できるよ」
「そうだね おまわりさんみたいな人たちだから」
「そうなの? わかった」












というわけで次元航行艦アースラにやってきました。
一般の貨物船とか旅客船とかならボクも乗ったことあるけど
管理局の戦艦は初めてだなぁ。




「ああ、いつまでもその格好というのも窮屈だろう。
君たち バリアジャケットとデバイスは解除しても平気だよ」
「そ、そっか そうですね」
ジャケットを解除し レイハさんを待機状態に戻す。
ちなみにボクは今回こうなるのを知っててグラムを起動すらさせてない。


「君も 元の姿に戻ってもいいんじゃないか?」
「あ、そうですね。 ここなら魔力素も問題ないし
ずっとこの姿だったんで忘れてました」

そう言ってボクがよく知る元のユーノの姿に戻った。
なの姉さんも今回は人間の男の子だと知ってるので
原作ほどは驚かない。






「艦長 来てもらいました」

と言って通された部屋には
盆栽・お茶・しし脅しと どこか間違ってる日本臭が漂うところだった。
しし脅し置いて戦艦の中で何脅す気なんだろう?

「お疲れ様。 皆さんどうぞ楽にして」
と、笑顔のリンディさん この人に正しい日本を教えないといけないかもしれない。



「わたしは時空管理局提督で この艦の艦長をつとめる
リンディ・ハラオウンです。 あなたがたは?」
「あ、はい 高町なのは 8歳です」
「ユーノ・スクライア 同じく8歳」
「ありす・スクライア・高町 ボクも同じく8歳です。
肩に乗ってるこの子ははくと」

「あら、ありすさんって・・・」
おもむろに空間モニターを呼び出して なんか調べてるリンディさん。
「やっぱり 捜索願が出てる子ね」
「えっ そうなのユーノ?」
「ごめん言ってなかった。 2年前行方不明になったときにね。
リンディ提督 すみませんがスクライアの長老に連絡お願いできますか?」
「ああ、役職は無くて良いわよ リンディさんで。
スクライア一族への連絡は後で必ずやっておくわね。」





自己紹介が終わったところで 話は本題へ移っていった。
ジュエルシードの回収理由のあたりをメインに
いくつかの質問に答えていく。

そこで新たに情報を得ることもできた。
ロストロギアは 正当な権利も無しに持っているだけでも法に引っかかる。
ボクらの場合はジュエルシードの発見者がユーノで
なの姉さんとボクはユーノに正式に頼まれた回収者だから問題ない。
フェイトさんはこれに引っかかる。 大丈夫かな・・・



「これより ロストロギア、ジュエルシードの回収については
時空管理局が全権をもちます」
「それはないんじゃないですか? あれはスクライアの所有物ですよ」

危険なロストロギアの場合 管理局が回収するとそれは管理局の所有物になる。
例えば拳銃を落し物として警察に届けても
持ち主が見つかったところで戻ってこないのと同じ理屈。

「次元干渉にかかわるものだ。 民間人に介入してもらうレベルの話じゃない」
「でも・・・」
「まあ急に言われても気持ちの整理が付かないでしょう。
今晩一晩ゆっくり考えて それから改めてお話をしましょう ねっ」




臨海公園は もう夕暮れ時だった。

「なーんか大変なことになっちゃったねぇ」
「アリス、知ってたんでしょ こうなることを。
だからデバイスも起動させず ゆっくりくつろいでたんだ」
「さーてなんのことでしょ とりあえず帰ろうよ」
「そうだね 帰って、お返事考えないとだね」
「うん それじゃとりあえず・・・」
ユーノはフェレットモードへ まだ本場の日本の空気に慣れてないみたい。








<その頃 アースラ通信管制室 クロノside>



僕の補佐にあたるエイミィに頼んで 先ほどの戦闘データを解析してもらう。
実際に戦闘していたのは二人 黒いジャケットを着た子と なのは。
さらにその場にいた3人の能力測定をしてもらっている。


「凄いや 戦ってた子たちはどっちもAAAクラスだよ」
「ああ」
正式な魔道師ランク測定ではないけれど
その数値だけでも二人がどれだけ凄い魔道師かが伺える
エキスパート集団である管理局でも AAAランク以上は全体の5%に満たない。


「魔力の平均値 白い子で127万 こっちの黒い子は143万
最大発揮時はさらにその3倍以上 魔力値だけならクロノ君も上回っちゃってるね」
「魔法は魔力値の大きさだけじゃないぞ」
「でね、もっと凄い子がいるの」

画面は戦闘地点近くのベンチに切り替わる。
こちらに映ってるのは動物形態のユーノにありす それと狼が1匹
「この狼はたぶん黒い子の使い魔だね 逃走を補佐してたし」
「ああ、次は逃がさない」
「それじゃこっちの子は 白い子の使い魔?」
「いや スクライアの子だそうだ ジュエルシードの発見者だよ」
「へぇー で、凄いのが真ん中の子なんだけど・・・」

魔力値が画面に映し出される。 それを見て自分の目を疑った。
「・・・エイミィ 計測ミスじゃないよな」
「最初はそう思ったんだけど 何度やっても同じ数値だったんだ」
「彼女は使い魔持ちで 生命維持に魔力をつぎ込んでるうえに
このときデバイスも起動させてないんだぞ・・・」

ありすの平均魔力値を コンピュータは224万と表示していた。





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あとがき



数値にするとわかりやすいですね
ちなみにはくと維持に26万つぎ込んでまして元々は250万です

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