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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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時間軸一気に進めますよ。







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それから いろんなことがあった。





6月の中ごろには フェイトとアルフさんの契約記念日だかで
なの姉さんとユーノが張り切っちゃって スターライト花火打ち上げていた。
ユーノが結界張り忘れて大変なことになったっけ。





7月 学校が夏休みに入り
喫茶翠屋のお手伝いと魔法の練習の時間がぐっと増えた。
そうそう 海水浴にも行ったね
はくとがおぼれかけてえらい目にあった。





8月中ごろ もうすぐ学校が始まろうという頃
ボクもなの姉さんも宿題がたまってて アリちゃんちで勉強会をやった。
さすが学級いちの天才少女 アリちゃんはスラスラと問題を解いてたっけ。
身体のすずちゃん 頭脳のアリちゃん
あらためて 恐ろしい友人を持ってると実感した。





8月の終わり はくとが初めてディンスレイフブレイズの発動に成功した。
本人は大喜びだったけど マトになった大木がかわいそうなことになってた。
どうやら非殺傷設定にするのを忘れてたようだ。
このへんしっかり教えておかないと大変なことになるな・・・





9月初め フェイトが裁判を終え ハラオウン親子と一緒に初めて翠屋に来た。
うちの両親もすごいはりきって ふだんの半額でケーキを提供してたっけ。
なの姉さんとフェイトの涙目の再会 きっと二人とも一生忘れないんだろう。

フェイトは嘱託魔道師として そのままアースラで過ごすらしい。
巡航任務があるからいつでもってわけじゃないけれど
会おうと思えばそう難しくなくなったのは大きいかな。





9月中ごろ なの姉さんがまたやらかした。
スターライトブレイカーの新シークエンスを試したい って言ってたから
ああ、大爆発するんだろうなって思ってたけど ほんとにそうなった。
結界をはってたユーノごと 見事にふっとばしたそうだ。
ボクは一緒にいくのを遠慮した。 しておいて本当に良かった。








以上、ボクの日記から抜粋。



「ありゃ 日記帳がもう最後のページだ」
「明日 すずかちゃんたちと買い物言ってくるけど一緒に買って来る?」
「ううん これくら自分でいくよ」




というわけで ボクは日記帳を買いに商店街へ。
本日は9月27日 今月最後の水曜日。

「いい天気だなぁ・・・」
すっきり晴天 この時間で少し赤くなってきてる。 秋だね。



新しい日記帳も買った。
はくとにせがまれてたお菓子も買った。
あとは帰るだけ。 平和な外出だ。







そう思ってたのに なしてこうなった?






「あれ ありすちゃんやないの? おーい」

どこかで聞いた声を聞いて 振り向くと
何故ここにいる八神さん!!

「や、八神さん どうもこんにちわ」
「こんにちわ 買い物?」
「ええ、まぁ・・・」
「わたしもや そこのスーパーでよう食材買うとるん」
ああ、なるほど そこだったのね よく作中に出てくるスーパー。

「八神さんひとり?」
「ううん 買うたものを詰めて・・・ あ、来た来た」



「はやてちゃーん 遅くなっちゃってごめんなさい」
うわぁ出た 八神家の暗黒シェフこと シャマルさん。
これで会ったヴォルケンふたりめかぁ・・・

「あら あなたは・・・」
「以前言うとったありすちゃんや。 偶然見つけてな」
「そ、そうですか 初めまして シャマルです」
「ど、どうもはじめまして ありすです」
ぎこちない挨拶になっちゃった。 向こうもということは、気づかれたな。











八神さんと別れ 住宅街を歩く。
ただし ボクは緑瀬町へ向かっている。 何故かというと・・・

「(まだついてきてる・・・・)」

そう、シャマルさんがずっと後ろから尾行してきてるのだ。
ボクと騎士たちは闇の書を経由してリンクしている
というかそんなもん無くてもバレバレです。 怪しいです シャマルさん。
ボクの家でもつきとめる気か それとも背後から襲う気か
後者は無いか シャマルさん攻撃力無さそうだし。



結局 臨海公園まで来てしまった。

「はぁ・・・ シャマルさん、疲れません?」
言い当てられて焦ってるのが見え見えです。


「よく、分かったわね」
「いや バレバレでした」
「ええっ がんばったのに・・・」
あ、スネた。 精神リンク使わなくてもわかる。

「だいたい想像つくけど一応お聞きします 何の用ですか?」
「素直に言うと思って?」
「いやいや 言っていただきますよ。 でないと」
『 リングバインド & クリスタルケージ 』
「あなたを帰すこともできませんので」

バインドとケージによる二重拘束をかけておく。
補助が専門のこの人だと 1つじゃ不安だからね。


「放しなさい。 他の騎士が助けに来るわよ」
「それは無理ですね。 あなたはここに来るまでに他の騎士には連絡を入れてない。
そして この場にいることで今からやろうとしても それはできない」

実は緑瀬町に入るところで封鎖領域を展開しておいたのである。
シャマルさんはボクに見つからないようにするのが精一杯で
結界内に入り込んだのに気づかなかったらしい。 ドジっ子属性つきですね。
そいて八神さんと別れてから騎士間の思念通話は行われていない。
救援に来る可能性は限りなくゼロ。

もし尾行してきたのがシャマルさんじゃなかったら
外からクラールヴィンドの探索で発見されたかもしれない。
そういう意味ではここにいるのがシャマルさんでよかったかもね。


「それで ボクについてきた理由、聞かせてくれます?」
「・・・聞いて どうするつもり?」
「聞いてから考えます お話していただけますか? 風の癒し手さん」




観念したのか シャマルさんの口が開いた。
どうやらボクが今の幸せを壊そうとしてるのではと懸念してのことだったらしい。
見知らぬ魔道師がうろうろしてたら 気にもなるか。
それとボクが管制人格さんに異様に似てたのも気になってたようだった。

「ボクはそんなことしませんよ むしろその幸せ支援したいくらい」
「そう簡単に言われても 信じれません」
「でしょうね でも証拠になりそうなものも無いので信じてもらうしかないかな。
それとボクは管制人格さんに似てはいますけど 管制人格さんじゃありません。
ただの魔道師 ありす・スクライア・高町です。
ただちょっとだけ 闇の書に縁があるだけです」
「ちょっとだけって・・・」

「それに 今は直接関係ないですが 管理局にコネもあります」
「!!?」
「あ、別に通報したりはしません。
ただボクにつきまとってると見つかりますよって言いたいだけです」
「それも証拠は出せないと」
「出すとしたら通信つなぐくらいしかできませんからね まずいでしょう。
ボクとしてはそのまま放置してくれるとありがたいんですけど」




「・・・いいわ みんなと話し合わないといけないけれど
今の話、この場は信じることにする」
「今後もそうしてくれるとありがたいんですけどね。
とりあえず仮契約成立ということで」

ケージとバインドを解除してあげた。
まだシャマルさんは警戒してる。 当然だね。

「帰ったら闇の書の538ページを確認してみてください」
「えっ?」
「ボクのメールアドレスを書いたメモを挟んであります。
シャマルさんの判断で八神さんに渡すなり捨てるなりしてください」
「どうして・・・」
「挟むことが出来るのか ですか?
ザッフィーとひと悶着した後 闇の書のほうからついてきちゃいましてね」
「ああ、あの時・・・ あなたの家にいたのね」
「そのときに闇の書に少し細工をしておきました。
八神さんたちにも ボクらにも害のない細工です。
詳しく知りたかったら 闇の書を確認してください」

「細工!? 一体何を・・・ うっ・・・」
シャマルさんが言い終わる前に 起動させたグラムの先を突き出す。
「おやすみなさい 良い夢を」
『 レスト フォグ 』




ボクの特製睡眠魔法で 一瞬のうちに夢の中に落ちたシャマルさん。
そのままにはしていかないよ ベンチに寝そべらせてあげる。
また尾行してこないとも限らないものね。

シャマルさんを寝かせて ボクは公園を後にした。
一定距離離れたら 封鎖領域が解除されるように設定してある。

今度八神家の人と会うのは 事件勃発後になるかな?
願わくば 誰も不幸にならないようにできるといいけれど・・・





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あとがき



前半は主人公の日記という名の 今までのできごとモノローグ
後半はシャマルさんのへっぽこスパイ日誌(ぇ


27日にしてるのはカレンダーを見て
28日が10月26日のちょうど4週間前にあたるからです。
深い意味があります 詳しくは次回。

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