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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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   【SIDEOUT】
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海鳴市に突如現れた結界、
その存在に気づくのは 閉じ込められた現地魔導師たちと
その保護者である休暇中の某提督
それに 結界を張った張本人だけ。


位相をずらした結界内で 運命の第一ラウンド



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   【SIDE YUNO】
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被害を抑えるためにとった分散作戦は
結果として 僕らには不利な状況を作った。



その場に留まったなのは・ティルには
オールレンジに対応できる鉄騎ヴィータが、

遊撃と周囲探索を買って出たフェイトには
同じく回避寄りの戦闘を得意とする将シグナムさんが、

逆方向にまわったアルフには
同じ獣型を基礎とする守護獣のザフィーラさんが それぞれ戦いを挑む。



当初の予想通り この結界を張ったのは
はやての大事な騎士たちだ。
結界の効果で外部との連絡も絶ち 自分達の存在をもらされる心配も無く
特に変装もしないで対峙している。

もちろん なのはたちに負ける気もなく 受けてたってはいるものの
経験と技術の差が大きすぎて 相手になっていない。
いや、それぞれの得手をもってすればなんとか対処できる。
でもそれは 騎士たちが本気を出してないからであって
本気の相手ができるほど 長年生きた守護騎士は甘くはない。

手を抜いているのは 最終的に魔力蒐集を行うからと
目的は魔力であって相手を傷つけることではないことを伝えたいからだろうか。
主との誓いを破った騎士の せめてもの償いなのかもしれない。






騎士たちの事情は 僕は知っている。
それでも 今の僕はなのはたちの側だ。
だから なのはたちに加勢しなきゃいけない。
シグナムさんあたりは分かっているだろうけど
熱くなったヴィータはどうかなぁ・・・



(??)「心配無用 あなたの相手は ここにいる」


加勢のために動こうとした僕の前を ワイヤーが走る。
この青緑の魔力色は・・・


(ユノ)「てっきり外で結界の強化をしてると思ってました」
(シャ)「そうはいかないわ こう見えて私 4人の中ではナンバーツーだもの」
(ユノ)「そのようですね」


接近してくることすら気づきませんでした。
さすが守護騎士ナンバーツーです シャマルさん。


(シャ)「あなたには 全部終わるまでここにいてもらわないと困るの。
    先に謝っておくわ ごめんなさい」
(ユノ)「謝るなら教えてくれますよね 収集対象は魔力を持った動物だけだったはずです。
    どうして人間を それもこの世界で」
(シャ)「もう あまり時間が無いからよ。
    長く見ても 今年いっぱいなの」
(ユノ)「・・・そうですか」


はやての麻痺は 日に日に進行速度が速まってきているらしい。
それは聞いてたけど そこまでとはね。



(ユノ)「でも 管理局に動かれたら余計やりずらくなるんじゃ」
(シャ)「それでも動かざるを得ない状況なの。
    それに管理外世界なら見つかる確率は低いはず」
(ユノ)「無理です 僕らの中に関係者がいますし
    すぐ近くに戦艦提督がいます  って先日教えましたよね僕?」
(シャ)「えっ もう来てたの!?
    来る前にって実行したのに・・・」


僕ちゃんと日付まで教えましたよね?
しかも当日とか 狙ってやってるのかと思ってました。



(ユノ)「とにかく できるるだけ早く引いてください。
    僕も方法考えますから」
(シャ)「そ、そうね 局の関係者がいるなら母艦も来るでしょうし
    結界を無効化されないとも限らないし」


やれやれ さすがの僕も頭痛くなってきたよ。





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   【SIDE NANOHA】
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みんなが散開してまもなく たぶん結界の主さんから
誘導射撃で攻撃されたわたしたち。
わたしは真正面から受け止めて ティルちゃんは避けたんだけど
誘導球だから 避けてもまた飛んでくるんだよね あれ。



(なの)「ティルちゃん こっちに飛んでくるように誘導して」
(ティ)「わかった」


器用に誘導球を逆誘導して わたしがそれを受け止めて消す。
その繰り返しで十数個の球を受けきったんだけど・・・


(なの)「はぁ 今ので最後かな?」
(ティ)「わかんない でも とんでこなくなった。
    なのは だいじょぶ?」
(なの)「わたしは平気なんだけど・・・」


レイジングハートが ちょっと危険かな。
何もいわずに負担を減らしてくれてるみたいで
わたし自身へのダメージは いつもの訓練よりつらい程度で済んでるかわりに
フレームにヒビが入り始めてる。


[レイ]「ノープログレム」
(なの)「ぜんぜん大丈夫そうにみえないの」
(ティ)「!? なのは たぶん むこうから きた」


ティルちゃんのいうとおり 誰からすごい速度でこっちに来る。
あれは わたしより年下? 持ってるのはデバイスだろうけど 槌みたい。


あの子の狙いは 軌道から見てわたし。
そのまま受けたらレイジングハートがまた無理しちゃうから・・・


(なの)「レイジングハート 気持ちはうれしいけど自分を大切にして。
    プロテクションいくよ」
[レイ]「オーライツ【プロテクション】」






(??)「うぉらああぁぁっ!!」


赤い服の少女は 予想通りわたしめがけてデバイス(仮)を振り下ろしてきた。

あの速度なら見切れる。
伊達にお兄ちゃんお姉ちゃんの模擬戦を見てきたわけじゃないし
速度ならフェイトちゃんのほうが上だ。
問題は 威力。   あの形状だけに 相当な力が加わるよね。


(??)「えっ  おんな、のこ・・・   ちっ」
(なの)「知らない子に突然襲われたあげく舌打ちされたの!?」

これは小1時間コースでオハナシが必要そうなの。
でも 攻撃力はやっぱりこのこの方が上  押さえきれるかな・・・



(ティ)「なのは たたくの だめー!!」
(??)「てめぇ・・・   そうか、そういうことかよ」

ん、この子 ティルちゃんのことを知ってる?
まさか お友達とか?
でもそんなお話 ティルちゃんからは聞いたことないし
そもそも今ティルちゃんはそんな素振りしてないし  ???



(??)「気が変わった てめぇを叩くのは後だ!!」

追加攻撃で弾かれたわたし。
反動でよろけたところで 赤い子を見失っちゃった。

あれ、ティルちゃんも どこいったんだろう?




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   (あと)

戦闘が4箇所に分かれたので
それぞれの状況を2箇所ずつお届け
なので次回はアルフェ側の同じ頃

ユーノ・ティルは相手が分かってる(当然相手も)だけに
立ち回りが面倒ですね
そうしたのも自分ですけどね



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