小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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なのはさんが運動オンチの本家設定だったら
こういうわけにはいかなかった
こういうわけにはいかなかった
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【SIDE NANOHA】
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わたしたちが襲われて3日が経過しました。
あれからレイジングハートとバルディッシュは 管理局本局預かりになって
もう数日は帰ってこれないそうです。
ユーノ君も きょうは検査で本局につれていかれちゃいました。
その間 蒐集こそされないけど襲われないとも限らないわたしたち。
フェイトちゃん共々魔力はだいたい回復 というか反動で前より多くなっちゃってるけど
とにかくわたしたち本人は大丈夫なわけで 魔法の訓練とか再開したいのです。
フェイトちゃんは デバイスなしでも扱える魔法とか訓練してたそうで
ほぼ無傷だったアルフさんを相手に 次の戦いに向けて体を動かしてるのですが
わたしは元々ただの小学生 ジュエルシード事件で触れた魔法も全部実戦あがり
レイジングハートなしで使ったことなんてありません。
(なの)「というわけで きのうユーノ君と相談した結果がこれなの」
(フェ)「だ、大丈夫? わたしががんばるから無理しないでいいんだよ」
(なの)「大丈夫なの たぶん・・・」
現在わたしの体には いつもの学校制服からイメージしたジャケットではなく
ユーノ君のデバイス フェルさんがセットアップされてます。
装者を護ることに特化したアーモルデバイスさんは
自分で魔力を貯めておいて それを使って鎧状態で動くこともできるそうで
その応用で わたしを護ってくれるように起動してくれてるの。
ただ、”装者を操ってでも”ってのがウィークポイントなんだよね。
ユーノ君は慣れてるけど わたしは当然初めてなわけでして・・・
[フル]「こういうのは体験してもらったほうが早いと思う。
というわけだから まずは軽くで頼む」
(なの)「う、うん フェイトちゃんよろしくなの」
(フェ)「わ、わかった まずは軽くだね」
フェイトちゃんの射撃を回避する簡単な訓練からスタート。
わたしが慣れるためにも フェルさんが動きを確認するためにも
まずは軽く・・・ 射撃5発って軽いの? けっこう大変だよ。
ふわっと視界が動く。 でも わたしは何もしていない。
まるでカメラの映像を見てるように。
でも わたしの体は間違いなく弾を避けている。
勝手に体が動いてるから脳が驚かないように
動かされる瞬間だけ神経信号を止めてるんだって。
そういえば動く瞬間だけ 麻酔を打たれたように感覚が無い。
自分の意思なく体が動いている
なにも知らなければ恐怖に潰されちゃうかもしれない
けど ユーノ君をみてると心配しなくていいんだって分かってるから
わたしは驚くほど平然としていられる と思う。
[フル]「さすが触りだけでも御神流に触れて訓練してるだけあって
お嬢の体は反射神経が良い」
(なの)「そ、そうなの? 全然かわった感じはしないんだけど」
[フル]「神経信号止めてなけりゃ普通は違和感で脳がフリーズするところだな。
つまり 気絶しちまうわけだが まぁ安心してくれ。
たとえお嬢が気絶しても お嬢の体は俺がしっかり護っててやるから」
(なの)「さらりと怖いことを言うの・・・」
それつまり 仮に今わたしが気絶しても体は動いたままってことだよね。
ゾンビさんみたいで軽くホラーなの。
慣れればユーノ君みたいに 神経信号つながったままでも問題ない。
マルチタスクで【違和感】を それが普通であるように処理しちゃう。
応用すれば 両手両足で違うことをさせることもできる。
左手でバーベル持ったまま右手で漢字の書き取り練習しつつ
片足スクワットさせることだって可能。
いっぺんに複数の体力作りができて 夢が広がるよ。
(ティ)「なのは それ きようびんぼう っていう?」
(なの)「痛いところを突かれたの」
(フェ)「というか想像したら凄くシュールだよそれ・・・」
10分ほど射撃を避けまくって感触を確かめてみた。
ふだんは【受けとめる】戦い方だから 【避ける】のは斬新だね。
”鳳の目”まで打って試運転おわり。
(さすがに獣吼撃は無理だったの あれは付け焼刃でできるものじゃないの)
[フル]「ふむ 家系の血か ふだんの練習の賜物か。
動きも上々 砲撃型にしておくのがもったいないな」
(なの)「そうなの? わたし魔法と出会った頃からこうだからよく分からないの」
[フル]「最後は制御も楽だったし むしろ初めてとは思えんぞ」
(フェ)「なのはは空間の把握も得意だものね」
(なの)「射砲撃当てる上では必須なの。
でもそっかぁ 接近用の魔法構築するのもいいかも。
今持ってるの 我流なんだよね」
御神流をヒントにした高町式、魔法という名の物理攻撃なの。
(なの)「でも、ちょっと興味はあるんだよね。
ユーノ君やティルちゃんが使ってるのとか、
術式が違うからなぁ アルフさんのだったら使えるかな?」
(アル)「あたしのこそ我流だからねぇ」
(ティ)「なのはなのは ”なにごとも けいけん” って シローさんが いってた」
[フル]「ならば次は 神経接続のままでやってみるか」
そのあとも少しずつ近接魔法に触れ
新世界を知るわたしなのでした。
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(あと)
余興回
後の教導に繋がる かどうかはまだまだ先のお話
近代ベルカ式近接魔法なら なのはさんも触りだけは
教導用に使えますからねぇ(公式設定)
ユーノが出せなくても ある程度ならまわせそうです
それがフラグになるかは神のみぞ知る
そのユーノ君は本編の裏で
シュテルさん恒例マシンガントークを受けている頃でしょうか?
今回 マシンガントークは表に出さないでいきたいなぁと思ってます
シュテルさん攻め強いですから
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