小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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隠し事がすぐバレることに定評があるユーノ
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【SIDE YUNO】
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シグナムに連絡がとれたことが その場でなのはにバレて
いもづるにクロノへ知れてたのが一昨日の晩
電話番号から住所が割り出され
魔導師が近づけばすぐバレるだろうと シュテルさんに調査を依頼し
結果が出たのが今日の昼過ぎ
騎士の姿は無かったそうだ。
廃事務所らしき建物らしく 連絡・集合場所として使っているだけで
最低限のライフラインがかろうじて使われた形跡を確認できる。
増える書の頁数からして 方針は変えてないらしい。
(クロ)「待ち伏せて確保するにしても 戻ってくる保障は無しか」
(ユノ)「みたいだね 場所を変えたのかもしれないし
残りの頁を一気に埋める気かもしれないし」
蒐集頁は600に達しようとしている。
極力魔導師を避けたにしては偉業の速度だ。
僕やなのは、フェイトを除けば 魔導師の被害届は出てない。
それだけ 一刻もはやてをラクにしたくてムチ打ってるってことだけど。
それなのに 管理局の捜査網には引っかからない。
管制人格さん(仮)の検索もすり抜けてるあたりは流石プロ。
(クロ)「いずれにしても もう時間は少ない。
念のため向こうの案に添う形も準備はしているし
最悪の事態も想定して アルカンシェルの手配もしている。
できれば使いたくない手段だが」
(ユノ)「この前の【アレ】は?」
(クロ)「書庫には連絡してあるさ」
【アレ】とは 管制人格さんから依頼されたもの。
なにか思い出したように綴った単語で
無限書庫捜索隊の皆さんに探してもらっている。
フェルには心当たりがあるみたいだけど 例のごとく教えてくれない。
(クロ)「どちらにせよ 最後は騎士と主次第になってしまった。
こうも無力なのが実証されると 僕としても情けない」
(ユノ)「管制人格さんでも掴めないくらい凄腕だもの 相手が悪いよ」
(クロ)「いや、それもあるが この事件必ず僕が終わらせると足掻きすぎて
結局君たちやはやて、あげくなんの関係もない一般人にも手を借りて
今だ解決の糸口が見えないっていうのがね・・・」
クロノの父親が前回の闇の書事件に関わっているのは聞いている。
当然 その結末も。
それもあってのクロノの行動なんだろうけど。
(ユノ)「人間、ひとりだけじゃ何もできないよ。
みんなで支えあっているから生きていけるんだから。
僕は気にしてないし たぶんなのはたちも同じ気持ちだと思うよ」
(クロ)「・・・ユーノ お前本当に9歳か?
時々感じてはいたんだが 思考が大人びすぎる気が・・・」
(ユノ)「よく言われるけど 正真正銘9歳だよ」
そんなに9歳に見えないかなぁ?
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