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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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11章の最後です そろそろ当作自体終盤です
ここまで来たら最後まで【TIR SIDE】無しで行きます
なお11章はEXありません


巻き込まれた人たちのその後
特に意味は無いけどマテ贅が揃います








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   【SIDEOUT】
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風芽丘地区は 名の通り海鳴市の山側にある。
山側と言ってもゆるい傾斜のついた程度で
住宅地や教育・福祉を中心とする公共施設が主な建物となっている。
図書館や学校敷地など 今までも何度か語らせてもらった。

そのなかでも私立天央中学校は
見晴らしのよい小さな高台にある人気の学校である。
戦線が海へと移動しつつあるなか 遠方から状況を見て取れ
戦火も及びにくいこの場所に 当事者たちの知人でもある非魔導師たちが集まるのは
偶然とはいいきれなかった。

商店街から避難してきたアリサ・すずか・ディアーチェの3人。
その校庭には 先客がいた



(シュ)「おや あなたがたも取り残されましたか」
(アリ)「出たわねパパラッチ!!」
(シュ)「その言い方は心に刺さりますね。 訂正を要求します」


ユーノに助けられたシュテルもまた この学校に避難していた。
もっとも彼女の場合 ここを選んだのは自らの母校であり
戦況をカメラに収めやすいからという理由でもあり
ついでに初めてなのはたちを目撃した記念の場所だったから。
傍らには望遠レンズを装備した自慢のカメラ、ルシフェリオンがセッティングされている。



(ディ)「おぬしは取り残されたというより
    自ら進んで来たようだがな。  ユーノたちからよく聞いてるぞ」
(シュ)「翠屋の方ですね お世話になってます。
    そうですか あなたも超常現象を知るひとりでしたか」
(すず)「お知り合いですか?」
(ディ)「店の常連のひとりだ。
    異様なほどなのはに似てるだろ? それでよく覚えておる」
(シュ)「今後ともよしなに。
    ・・・おや どうやら他にも巻き込まれた方がいらっしゃるようですよ」



シュテルが指した先は アリサたちが来た方向とは間逆。
道路の先に動く影があった。

それは人影ではなかったが 人であることはすぐに分かった。
かなりの速度で接近してはきたが 知らないものではなかったためである。



(アル)「おーやおや参ったね 先客だよ。
     しかもこの面子は・・・   事故というより謀略を感じるね」
(レビ)「をぉっ ひっさしぶり 元気だった?」
(アリ)「あんたたちも・・・」
(すず)「みんな揃って おいてけぼりみたいだね」


フェイトに助けられたレヴィもまた避難を余儀なくされていた。
しかし一人で行かすのも不安だと アルフを付けたフェイト。
もしものときは護ってあげるようにと他の案れたアルフは
獣形態にレヴィを乗せて走ってきた。
以前バニングス家に保護された際 この形態を見られており
その行為自体はなにも問題ない  はずだった。




ここにいる面子で ディアーチェは普段のアルフはさておき
狼アルフの姿を見た事がなかったわけで。

さらにシュテルも取材中、遠巻きに見たことはあれど
喋る狼を面と向かって見たことがなかったわけで。




(ディ)「おい、今この犬が喋ったように見えたが
    我が疲れているだけだろうか?」
(シュ)「いいえ 喋りました。
    確かフェイトさんの飼い犬でしたね。
    よくあるペットに話しかける行為だと思ってましたが
    これは特ダネです 是非取材を・・・」
(アル)「えっ、 ・・・あぁ あんたらはこっちの姿では初めてか」


アルフが人間形態をとって ディアーチェは納得した。
この姿でならフェイトと一緒に来店したことがある。
フェイトの従姉妹として紹介され 何度か会話したこともあった。
シュテルのほうは (一方的かつ極秘に)取材したデータとあわせ
狼形態と人間形態のアルフが同一の固体であることを記録したようだ。


(シュ)「なるほどユーノと同じというわけですか」
(アル)「いっとくけど あたしゃさっきまでのが本来の姿で
    犬じゃなくて狼だからね」
(ディ)「どちらでも大差なかろうが
    なるほど獣の姿では喫茶店に入るわけにはいかんだろうな」






さて 変身を披露したところで
海の報で戦状に変化があったようである。


(アリ)「ちょっと 向こうで何か起こったみたいよ」


シュテルに借りたオペラグラスでずっと見ていたアリサだったが
そこで起こったことが整理できないでいた。
ルシフェリオンの撮影映像をリプレイしても判断に困る。


(レビ)「へいととティルが いなくなっちゃった」
(アル)「転送魔法 じゃないね。 予備動作も魔法陣も見えない
    アースラに問い合わせてみるよ」
(すず)「わたしもずっと見てたけど 一瞬でフッと消えちゃって・・・
    ねぇ ふたりともやられちゃったわけじゃないよね」
(シュ)「分かりません 元々魔法というモノは我々には理解しえぬ現象です」
(ディ)「たとえ分かっても 我らには何もできぬ。
    良い方向に進むよう祈りつつ 見守ろうではないか」


5人とその護り手には 残念ながら それしかできなかった。




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   (あと)


もしかして 第三者視点(SIDEOUT)使うの自体久々でね?

終盤でようやく3人そろったマテ娘
といっても一般人の他人同士なので 揃って何かできるわけも無く・・・


いろんなところのプチフラグを一気に回収しました
3章-1【ジュエルシードを回収した学校】
4章-1【レヴィ初登場・初接触】
5章-4【シュテル初接触と交渉】
6章-1【レヴィへの魔法公表】
7章-2【ディアーチェにバレてた魔法】
そのほか
おわかりいただけただろうか?
おわかりいただけてたら すごく嬉しい



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