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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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使えるものが目のまえにあれば
それが原作主人公だって使うyo










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   【SIDE YUNO】
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過去何度も管理局を苦しめたロストロギアだけあって
ナハトヴァールさんは強かった。

アルフが合流して 数の上ではかなり優勢なはずなのに
戦況は完全に押されてる。
バインドも数秒と持たない。
僕の攻撃は片手で止められる。
なのはの射撃でも大したダメージを確認できない。



(アル)「どれだけ化けもんなんだい」
(ユノ)「さすが名の知れたロストロギア
    ジュエルシードの比じゃないね」
(なの)「それでも 諦めないから」
(アル)「当然。  早くフェイトを助け出さなきゃ。
    あ、もちろんティルやアレの主たちもだよ」

アルフがフェイト第一主義なのはよく分かったよ。



(ユノ)「でも実際どうしたらいいだろう。
    こっちの攻撃は全然通らないし
    かといって なのはのSLBはチャージ時間がかかるし」
(アル)「アイツがゆっくり待ってくれるとは思えないね。
    詠唱を邪魔されるか スキを見て叩きにくるか」
(なの)「あのね その件で二人にちょっと相談したいの」







なのはの相談
それは なのは自身の体にすっごく良くないけど
この状況を打破できる可能性がちょっとだけあるものだった。



なのはが今使ってるレイジングハートは
元々僕が補助デバイスとして使ってたものだ。

だから 僕と主機であるフェルが多少暴れても
それを補助できるだけの性能を持ってる。
フェルが何らかの理由でシステムダウンしたときは
一時的に代行できるだけのシステムを組み込んでいた。
具体的にはフェルの外装を レイジングハートが操作できるように。



なのはの相棒になってからは なのはに合わせたプログラムに切り替えてたけれど
この事件の初戦でレイジングハートがダウンした際
それをフェルが代行する いわば逆の現象が起こった。

そのときの話を聞いてレイジングハートが 昔のプログラムを参考に
システムを組みなおすことをなのはに提案したらしい。

なのはは 提案に乗った。
そしてレイジングハートのフレームとジャケットの変更も行っていた。
外見は変わってなかったから 今この話を聞くまで僕も知らなかった。




なのはのバリアジャケットは 外見と性能はそのままに
アーモルデバイスのシステムを流用した緊急回避プログラムを仕込んでいた。
有事の際には 攻撃は無理でも回避行動くらいは
レイジングハート側でとれるようになっていた。
本家アーモルデバイスが重鎧なら なのはのジャケットは簡素な軽鎧といったところだろう。


そして こうして有事がやってきたわけだ。




(なの)「だから わたしは詠唱に集中する。
    その間に邪魔されても レイジングハートが回避してくれる。
    できるだけ接近して ゼロ距離から叩き込めばもしかしたら・・・」
(ユノ)「なのはの体を操ってって事?
    それはさすがにレイジングハートのリソースが足りないよ」
(アル)「それに駆動に必要な魔力は全部なのはから取るんだろ?
    なのはが保有魔力凄いのは知ってるけど
    それはさすがに負担が大きいんじゃないかね」
(なの)「うん だからカートリッジも使うし
    【フルドライブ】も行くしかないって レイジングハートと決めたの」
[レイ]「私もマスターも 無茶は覚悟の上です」



ここで反対することはできた。
なのはにも レイジングハートにも かかる負担は尋常じゃない。
付け焼刃に近いプログラム カートリッジによる追加の負荷 ぶっつけ本番の状況
そして その間に収束詠唱と発動までやってしまう気なんだ。
一歩間違えれば無事じゃ済まない。 命の保障もできない。
でも 他に有効な手段が出てこないのも現実。



(ユノ)「・・・分かった」
(アル)「ユーノ!! あんた止めなきゃいけない側だろう。
    身体負担はあんたが1番分かってるはずだ」
(ユノ)「それ以上に この二人が決めたことを曲げないのも知ってるよ。
    だから僕らは 少しでも成功するように行動するだけさ。
    なのはも 一度はプログラムを走らせた経験もあるし
    そうさせたのも僕 元をただせば魔法の世界に呼び込んだのも僕だし」
(なの)「ごめんね 無理いって。
    でも他にこれ以上の手は思いつかないから」



僕は 僕自身に展開中のフェルから”あるパーツ”を切り離す。
魔力貯蓄装置(マギ・スパーラ) 魔力の充電電池みたいなもの。
それを なのはに渡した。

(ユノ)「レイジングハートが使い方を知ってる。
    こうなったら 少しでも成功率を上げよう」
(なの)「ありがとうユーノ君。
    でもこれが無くなったらユーノ君のほうが・・・」
(ユノ)「大丈夫 もう一組ある」


ごめんなのは 嘘。  元々それひとつしかない。
でも僕がやられても なのはが成功すれば勝機が見えるから。


(アル)「ま、よく分からないけど
    あたしはアイツの足止め 役割はかわらないんだろ」
(ユノ)「うん 有効射程、できれば至近でSLBを使いたいから
    チャージと接近の援護が僕らの役割」
(なの)「これで駄目ならまた考えるの。
    いくよ レイジングハート、エクセリオンモードパターンFで展開」
[レイ]「コマンドアセプト モードF イグニッション」



さぁナハトヴァールさんとの第三ラウンド いこうか。




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  (あと)


今章はフラグ回収のラッシュですね
10章-2【フェルを借りたなのは】のフラグを回収

物理的にレイジングハートががんばってくれる間に
精神的になのはさんが砲撃準備する形
当初、PT事件で使おうとも考えたネタ
そのかわり A.C.S.が使えない

FはフェルグスのFなのでAからEは考えてない




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