時を駆ける幼女 11章-５

当話まで補填連投
次回投稿は26日以降になります



今作で一番影響を受けたイレギュラーは　おそらく彼女

------------------------------------------------------------------------------------------
　　　【SIDE NANOHA】
------------------------------------------------------------------------------------------


ナハトヴァールさんの　拡散ＳＬＢが発射される。
分散して逃げたわたしたち全員に襲い掛かるそれを
わたしたちは防ぎ、もしくは避けた。
イレギュラーが居たのは想定外だったけど　大丈夫。



（なの）「・・・よし　もう大丈夫なの。
　　　　ごめんね　みんなを巻き込んじゃった」
（アリ）「そんなことはどうでもいいのよ。
　　　　私が知りたいのは　どうしてこんなことになってるかってこと」
（すず）「うん、それ私も知りたいなって。
　　　　今月に入ってから　なのはちゃんフェイトちゃんの用事って
　　　　これだったの？」
（なの）「あ、うん　だいたいそう　かな　アハハ・・・」


アリサちゃんとすずかちゃん。
翠屋のクリスマスケーキを受け取りに来てたみたいなんだけど
なにかの手違いで　結界の中に取り残されちゃってて・・・


（ディ）「どうやら我ら以外の人間は周囲におらぬようだ。
　　　　これが魔法とやらの効果か　凄いものよ」
（なの）「あの、ごめんなさい　今日すごく忙しい日なのに」
（ディ）「なぁに事故であれば仕方あるまい。
　　　　しかし切迫しておるのは分かったが翠屋も知ってのとおり戦場でな。
　　　　できれば早めに厨房に復帰したいのだが・・・」


翠屋のベテランパートさんといってもいいディアーチェさんも
結界に取り残されて困ってたの。
アースラのスタッフさんにしては　らしくないミスだよね。

通りかかったのがわたしで良かった。
これがフェイトちゃんだったら　３人庇って持ちこたえるなんてできないの。





（ディ）「で、さっきの光線の元凶は　あやつか。
　　　　なにやら黒いものを感じるんだが
　　　　同時に知ったオーラも感じるぞ　なんだあれは？」


ＳＬＢの発射元には　はやてちゃん。
ううん、はやてちゃんの体を借りて実体化したナハトヴァールさん。
背の高い　きれいな銀の髪をした黒服のお姉さんで
その姿自体はリインフォースさんのものみたい。


（すず）「なのはちゃん　あの人がこっちを襲ってきたりしないよね？」
（なの）「ナハトさんの狙いは魔導師だから　たぶん大丈夫なの。
　　　　でも　わたしは狙われるから一緒に居ると危険かも？」
（アリ）「その結界ってやつ　どこまで広がってるかわからないけど
　　　　できるだけ離れたほうがいいわね。
　　　　ケーキは予約済みだから　あとでも取りにいけるし」
（ディ）「我は店に戻らねばならぬが・・・
　　　　非常事態だ仕方ない。　年長者として保護責任もある」
（なの）「調べてもらったんだけど　風芽丘の学校まで範囲内だって。
　　　　　なんとかナハトさんを海のほうに移動させるから
　　　　　全部終わるまで　いったんそこに避難してくれると助かるの」
（ディ）「あぁ、任せられた。　　二人とも我に続け　戦線を離脱するぞ」
（アリ）「なのは、無茶するんじゃないわよ」
（すず）「迎えに来てくれるの　待ってるからね」


３人が高校のほうに走っていくのを見送った。
さぁ　もう少しがんばらないとだね。



------------------------------------------------------------------------------------------


　　　（あと）

年齢差を使った出演で　相変わらず出番が多いディアーチェ
プロットではほんのチョイ役だったはずなんですけどねぇ・・・




------------------------------------------------------------------------------------------