小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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章が変わります
ユーノは爆発してもいい人種?
ユーノは爆発してもいい人種?
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【SIDEOUT】
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12月も半分が終わり
今年も残すところ2週間を切った ある日
海鳴市 喫茶『翠屋』
カラン...
来客を知らせるドアベルが鳴る。
今日のカウンター当番、ディアーチェが対応のため顔を上げた。
(ディ)「いらっしゃ・・・」
(レビ)「ちわー あれ・・・」
フェイトと出会った初来店以来 久々に翠屋にやってきたレヴィ
ディアーチェとは初めて合間見えるのだが
(レビ)「えっと、どっかで会った気がするんだけど 気のせいかな」
(ディ)「奇遇だな 我もだ」
なお、本当に気のせいであったことを追記しておく。
それぞれ 似た知人がいただけなのである 断じて深い意味はない。
レヴィは お客として翠屋を訪れた。
が、それだけではなかった。
もっとも元々は それだけだったのだが。
(レビ)「えっと これと それと・・・
あと、ユーノいる? 渡したいものがあるんだけど」
(ディ)「これと それと・・・ ユーノ?
奥におるにはおるが 少し待ってくれ」
(レビ)「うん」
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【SIDE YUNO】
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ディアーチェさんに呼ばれて表に出てきた僕を
レヴィが待っていた。
(ディ)「おいユーノ、おぬしいつの間に彼女を作ったのだ?」
(ユノ)「えっ ち、違いますよ 誤解です」
レヴィの手には小さな封筒、
どうやら ”渡したいもの”をラブレター的なものと考えてるみたい。
(ディ)「隠しても無駄な抵抗ぞ。
クリスマスが近いからとはいえ知らぬ間にリア充になりおって いっそ爆発するか?」
(ユノ)「だから違いますって 彼女とはなのは繋がりの知人で・・・」
(レビ)「・・・えっと お邪魔みたいだからボク帰ろっか?」
いやいやいや それじゃディアーチェさんと僕が爆発する人種みたいじゃないか。
君まで誤解しちゃったら 僕なのはに訓練のマトにされちゃうよ。
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なんとか誤解を解いて(魔法関連の話まで出さずを得なかった 二人とも知ってて良かった)
レヴィからの手紙を無事に預かった。
この手紙は レヴィが書いたものじゃない。
翠屋の近くで渡すように頼まれたそうだ。
頼んだ相手が誰かは 中を見ればすぐに分かったけど。
夜、手紙で指定された時間
指定された番号に 電話をかける。
固定電話で と指定されていたので 高町家の電話を借りた。
あと『他人、特に主には絶対話さないで』と ご丁寧に2回書いた文を添えて。
文脈はドイツ もといベルカ式。
(シグ)『ユーノだな すまん、面倒をかける』
(ユノ)「全くですよ 今まで何処に行ってたのかと思ったら・・・」
(シグ)『主の様子を確認しつつ 主に気づかれない距離を取っていたら こうなってな』
かけた先も固定電話
騎士たちは 市外局番から察して隣の県にいた。
(ユノ)「資料は届いてますよね?
僕のほうも そろそろ限界です 出頭、しませんか?」
(シグ)『お前の提案は最もだが すまん それはできない。
あの資料 疑っているわけじゃないが もう私たちは戻れないところまで来ている』
(ユノ)「はやてが 悲しみますよ」
(シグ)『それでも 我々は主が生存できる道がある限り それを選択する』
書が蒐集され終わると 暴走することは騎士たちも知らされている。
ただ 書の完全起動と暴走に若干の時差が出ることも分かった。
おそらく騎士たちは その若干のあいだに暴走の根源を叩くという
分の悪い賭けを選択したんだと思う。
この手は 管理局側でも考えなかったわけじゃない。
夜天さん(仮)とはやて本人次第ではあるけど
根源となる【防衛プログラム『ナハトヴァール』】を若干のあいだに切り離せられれば
成功の可能性はゼロではない という試算が出ている。
ただし ゼロではないだけで 可能性は非常に低い。
(ユノ)「管理局は多きを助ける もっと可能性の高い手段を取らざるを得ないと思います。
立場からしても 確実性をみても」
(シグ)『だろうな 昔からそうだった』
(ユノ)「ですが なのはたちはそうは思ってません。
たとえ1%以下でも 助かる道があるなら それを選択するでしょう。
まだ1年にも満たない付き合いですが 彼女たちは絶対そうします」
(シグ)『信頼しているんだな』
(ユノ)「ですから ”対峙”ではなく”対話”するためにも
みなさん一旦出てきませんか?
僕もできる限りフォローはしますし クロノたちも冷徹な人じゃありませんから」
一時の間 そして・・・
(シグ)『他の騎士たちと相談したい 追って連絡する すまん』
僕の借りてるケータイ番号を教えて 電話を切る。
拒否から検討になっただけでも 成果はあったと思いたい。
(なの)「こーんな時間に誰と話してたのかなぁ ユーノくーん(」
さぁ、僕の修羅場はここからだ・・・
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(あと)
シリアスブレイカーに便利なマテリアルズ
このあとのユーノ君は お察しください
本当に爆発してるかもしれません
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