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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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めでたく最終話投稿となります
それと遅くなりましたが来場3万HITを超えました
つつしんでお礼申しあげます










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   【SIDEOUT】
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最後の闇の書事件として記録される一連の出来事
書本体の完全破壊という形で終結と 管理局の公式資料には記載されている。


書の守護騎士は これまでの罪もあり一時身柄を預けられることになる。
主に関しては 本人のあずかり知らぬ場所で蒐集が行われていたことと
最終的に全面協力者となったことで 当事件としては罪に問われないが
本人の希望で管理局に奉仕している。
対価として デバイス関連技術の勉強を望んでおり
管理局としてはその希望を受け入れることとした。



なお以上は 事後処理のため
現地時間の年明けから行使 とされた。
事件担当チームの報告より抜粋





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   【SIDE YUNO】
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戦いから一夜明け クリスマス当日
別の意味で激戦だった翠屋が燃え尽きてるのを申し訳なく思いながら
僕たちは月村邸のパーティに参加のため出発した。


途中でフェイトとはやてたちを拾う。
リンディさんの発案で 年明けまでは事件の後処理をするとして
はやても 騎士のみなさんも海鳴で過せることになっている。
聴取が始まると全員集まれるかわからない。
楽しめるクリスマスは次はいつになるかわからないからね。




(なの)「昨日の激戦が嘘みたいなの」
(フェ)「うん こうやって楽しいことができるのも
    昨日で全部終わらせられたから」
(なの)「ちょっと悲しいこともあったけどね」
(フェ)「・・・うん」


残念ながら ひとり救えなかった。
それは 最期を看取った僕らも悲しいことだ。
でも 今日はその話題はタブー。
特にはやての前ではね。




(フェ)「ひとり じゃないかな」

フェイトがポケットから 蒼い宝石を出してそう言った。


(シュ)「例の”夢”ですか?」
(ユノ)「そうだね 助けられなかったといえば確かに」
(ティ)「シュテル かっこよかったよ」
(なの)「というかいつから居たの!?」
(シュ)「気配を消すのは潜入取材の基本ですから」


とまぁナチュラルに会話に参加してるけど
わざわざ遠回りして同じバスに乗ってきた記者シュテルさんの言うとおり
助けられたかもしれない人はもっと多い。
夢の世界とはいえ 出合った人、再会できた人が助けられたら
そう思うのは欲だろうか?


(シュ)「私やラッセルさんの姿を模した助っ人の話は聞きました。
    私が魔法使いというのは想像できかねますが
    興味は大いにあります これでも女の子ですので。
    ですが 【彼女たち】は大儀を全うできたのですし
    過去の人々は【思い出】として記憶の中に生き続けるものです。
    今は それが最良だったと思うのが良いかと」
(フェ)「レヴィあたりはやりたいとか言い出しそうだけどね」
(シュ)「コスプレ程度に協力してあげれば良いかと」


リインさんが送った助っ人
闇の書のレヴィと 闇の書のシュテルさんは
全部終わればどうなるかも含めて 知ったうえで助けてくれたらしい。
おそらくは魔導書本体やリインさんと一緒に消滅したのだろうけれど。



(フェ)「わたしは後悔しないよ」
(なの)「フェイトちゃん?」
(フェ)「あっちのレヴィと約束したから。
    今度は後悔しないように わたしがんばるから」


嘱託魔導師としての登録は1年ごとに更新がある。
更新と言ってもかんたんな審査だけなんだけど
フェイトは更新をしないつもりらしい。
そのまま局の短期学校を経て 本格的に入局を目指すそうだ。
執務官になるには 実務経験も必要。
しばらくは学業と局員の二束わらじだけど
フェイトは優秀だから きっとすぐ頭角を現すんじゃないかな。



と話してる間に次のバス停に到着。


(レビ)「あ、やっぱこのバスだったんだ やっほー」

乗ってきたレヴィ。


(フェ)「ふぁっ わ、わたし がんばるから・・・
    れびぃとやくそくし"た"か"ら・・・ (泣」
(レビ)「えっ えっえっ!? なにこれどういう状況?
    ボクへいととなんか約束したっけ?  えっえっ!!」

たぶん話題に出してた向こうのレヴィを思い出したんじゃないかな?
大丈夫 キミは悪くない。




思い出し泣きするフェイトと どうしていいか困るレヴィ。
その様子を撮影するシュテルさん容赦ないですね。


(シュ)「”思い出”というものは一期一会でして
    偶然の重なりで起こる神秘的な現象なのですよ。
    それが例え悲しい出会いと別れであっても同様」
(なの)「うん わたしもユーノ君とティルちゃんに会えてなかったら
    楽しい今は無かったと思うの。
    きっとこれからも楽しいことに出会えると思うの」



なのはも 主にリンディさんの手引きで管理局入りを検討してるようだ。
曰く 自分にはこれが一番合ってると思う将来を見つけた らしい。


(ティ)「あたいも」
(ユノ)「うん?」
(ティ)「ユー兄と ナノハと あといっぱい
    にぃにたちとは あえなくなっちゃったけど
    みんなとであえて よかったよ あと これからも」
(ユノ)「うん 僕もだ」



全ては 偶然の重なり。
これまでも そして これからも



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