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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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早くも1日遅れてますが
当作が終劇近いのでこのまま進みます



さよならなんて 言わせないから
リイン旅立ちの回









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   【SIDE YUNO】
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闇の書の闇 と称されるナハトさんも打たれ
何度も繰り返された 闇の書事件に
ついに終止符が打たれた   はずだった。



(はや)「よっしゃ もういっぺん言うてみ。
    聞き違いでなかったら わたしはリインにゲンコツせなあかん」
(リン)「ですから 私はここにいてはいけないのです。
    夜天の書もろとも すぐに”処理”をお願いしたく主に許可を・・・」

ゲンコツが落ちた。



リインさん曰く ナハトさんは確かに消滅したけど
リインさん自身のバグが治ったわけじゃなく
別の防衛プログラムが生成される可能性が高いらしい。
その前に 自分自身を消してほしい という。
はやてに話せばそりゃそうなる。


(ティ)「あ、あたい おてつだい できない?
    ほら ほぞんとか とくいだよ」
(リン)「それでは駄目なんだ。
    時間は稼げるかもしれないが 解決にはならない」


ティルの家系は冷凍保存のプロだ。
ナハトさんを完全冷凍した例もあるし
ティル自身この時代まで数百年冷凍睡眠で過した。
ただそれは 事態進行は妨害できても 完全に防ぐ手にはならない。
氷はいつか溶けるし 悪しき手で溶かされるかもしれない。



さすがの管理局でも 闇の書のバグ取りができる手段は無かった。
外部操作に反応する強制転移システムは防衛プログラムとは別モノで 健在だ。
リインさんや騎士たちが介せば という意見もあったけれど
守護騎士は既に夜天の書から切り離したそうだし
謀反対応なのか リインさん自身が自身を書き換えられないようになっているらしい。
このシステムを組み込んだ過去の主は一体何のために
こんな面倒なものを採用したんだろうか?

唯一手が出せる現主ことはやては
実は機械にめっぽう弱い 根っからの文系であることが発覚。

結局 早急消滅のほかに手が無い。









”処理”は リインさんきっての願いで
その日のうちに行われることになった。
海鳴市内が見渡せる 僕らもよく魔法練習に使う丘で
なのは、フェイトほか 今回かかわった全員が見送る。
はやては最後まで抵抗したけれど。



(リン)「泣かないでください主 これは私の最初で最後の我侭です」
(はや)「無理いわんといてや せっかく出会えたのに
    これから一緒に暮らせる思ってたのに・・・」
(リン)「申し訳ございません 私の力不足で 騎士たちを助けるのが精一杯でした。
    ですが悔いはございません 良い名も頂きました 私は世界一幸せな魔導書です。
    宜しければこの名 主の次のデバイスに継いでいただければなお幸いです」
(はや)「ううん 力不足なのはわたしのほうや リインひとり助けられへん。
    せやから約束してや わたしはこれからいっぱい勉強する。
    勉強して リインに負けない融合騎 自分の手で作る。
    リインは その子に”生まれ変わって”わたしの元にかえってくるんや。
    今度こそ幸せな生を受けて 一緒に暮らそう」
(リン)「・・・分かりました 私も騎士です 騎士の名にかけてお約束いたします。
    リインフォースは あなたの元に必ず”還り”ます」
(はや)「騎士の名は信用でけへんな いっぺん破られとるしナ」


あ、後ろのシグナムさんがドキッとしてる。


(はや)「冗談や。 約束やで。
     どうせそのへんで しっかり記録しとるやろから 忘れへんで」
(リン)「はい 約束です」


あ、後ろの茂みでギクッとか言ってそうな気がする。
もうバレバレなんだから 隠れなくてもいいのにね。







消滅の儀式は 輪廻の儀式になった。
なのはとフェイトが手助けし リイン自身の手で実行される。


(リン)「お元気で さようなら 我が主」
(はや)「違うな 『行ってきます』や」
(リン)「そうでしたね 行ってきます 我が主」
(はや)「うん いってらっしゃい リインフォース」





この瞬間 闇の書事件は
完全な解決をとげた。




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