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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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物語入りの0章が4話分あるんで
間隔詰めであげてます 0章終了まで毎日更新


説明回
あの格好はいろいろとセウトな気がする








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突然海鳴市に飛ばされたレヴィ
特に何事も無かったかのように 仲間探しに出発したのには
ちょっとした理由があった。



実は彼女が突然別世界に飛ばされたのは 初めてではない。
数週間前 わりとごく最近にも 世界の壁を突き抜けたことがある。

行き先は ミッドチルダ 時間も数年先。
オリジナルことフェイトやなのはたち【友人】は 立派な大人に成長していた。
少し大きくなったヴィヴィオも印象的だったことを覚えている。
このときはマテリアルズ全員が同じ場所に飛ばされており
すぐにエルトリアに帰ることもできている。


また それよりもさらに数週間前
このときは彼女たちの世界に異世界の友人たちが飛ばされてきたことがあった。
友人 とは言ったが自分達の知る彼女たちではなく
【平行世界】の同一人物であることが シュテルの見解で判明している。
そして彼女たちも 数日のうちに元の世界に戻すことができた。




二度あることは三度ある
自身も経験している事柄なので レヴィは今回もまたすぐに帰れると考えていた。
と、こう書いている以上 そうやすやすと帰れないわけだが・・・



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レヴィは 違和感を感じていた。
海鳴に飛ばされてからずっと感じていた違和感、
【闇の書の闇】を追っていたあの頃のように明確ではない何か。

その正体はすぐに分かった。
仲間も近くに投げ出されているのではと公園内を散策し、
ふと寄った 公衆トイレの鏡を見て 違和感の正体に気づいた。



(レビ)「えっ どういうこと 体が・・・」



書の守護騎士と違い マテリアルの体は一般人並に成長する。
数年後のフェイトと出会い いつかは自分もあんな姿にと
ほんのちょっぴり意識を持ち始めていた自分の体が
躯体生成時程度 つまり3年分縮んでいた。
内心ちょっとだけ がっかりしてる自分がいる。
違和感の正体は 目線の高さだった。



(レビ)「体が軽いと思ったんだよね そういうことかぁ。
    別に縮んで困ることは・・・   あぁー 困るかも うん 困るよね」



縮んだこと事態は 本人はあまり困っていないようだが
3年も経てば いくら頭が通年春の彼女でも
外見9歳児がひとりでうろつくのはマズイくらい分かる。
ましてや日本では この時間は【学校】とやらに行くものらしい。

マズイといえば 服装もマズイかもしれないことに今気づいた。
防御なんて捨ててかかっていく主義の彼女のジャケット、スラッシュスーツは
無駄と思った部分はとことん省き 肌が露出している。
自分が好きでやっている格好だが
誰かに見られたら確実に補導されるだろう。
身分なんてあるわけもない彼女がお役所から抜け出せられる可能性はゼロ。

そしてなにより 寒い。
実は海鳴は 現在春先真っ只中。
桜もまだ咲き始めるにすら早い時期 露出した肌に冷たい風が当たる。
⑨は風邪引かないなんて冗談を言ってる場合でもなかった。



(レビ)「さ、さむい。 シュテルーん 何か着るもの・・・
    あ、そっかシュテルん居ないんだった。  と、とりあえずこれで・・・」


思いつきでスラッシュスーツの別フォームを構築する。

偶然公園近くを通った女子大学生(仮)さんのセーラー服を自分のサイズに合わせて
色は自分の好きな青系一色に変更。
そのままでは足が寒いので ニーハイブーツを追加生成。
首周りも寒いので 上からケープをかける。

これで自分はどこかの学校の生徒だと言い張れると そう考えたのだろう。
だがその姿はまるで 某萌えないさん。  むしろ目立つのだった。



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その後しばらく公園周辺を散策するも
シュテルもディアーチェも ユーリも見つからなかった。



見つかったのは デバイスだけ。
正確にはデバイスを模したマテリアルの構成物質。
プログラムの躯体化に際し オリジナルから模造したそれらは
元々はひとつのプログラム 外見をデバイスに見立てているに過ぎない。

レヴィの【バルニフィカス】も 本来のデバイスにあるAIや術式補助機能はついていない。
ただ【バルディッシュ】同様に変形し 武器としても扱え
原型のおまけで 構造上カートリッジを起動できるだけ。
魔導術式はレヴィが単体で起動、維持している。


だがデバイスが見つかったということは
本体である仲間達もこの世界に飛ばされた可能性がある。
それでも念話すら通じないとなると 躯体を維持できなくなった可能性も考えられた。



このことからレヴィは
『シュテルんたちは躯体を再構成している』という結論を出した。
【闇の欠片事件】のときもそうだった。 時を置けば復活できる。



ただそうなると 再構成までの間 レヴィはひとりぼっち。

頼れるのは あの事件で一緒に戦った友人だけ。
幸い住んでいる場所は知っている。
レヴィは仲間のデバイスをデータ化して保管し 市内某所のマンション目指して歩き始めた。





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  (あと)

デバイスまわりで自己解釈を若干含んでます
紫天の書&ルシフェリオンをゲット

このレヴィは時系列上 GoDサウンドステージ後の住人です
SS-MでGoDから3年後のエルトリアに劇場版なのフェ(異世界が公式化)が
SS-AでVivid後のミッドチルダにSS-M後のマテリアルズが飛ばされます
3年の月日で少しは精神的成長してるんですね 体は縮んだけど

シュテル呼称は前シリーズ終盤と同時に打ってた都合で
マテ娘仕様の「シュテルん」になってます
いや シュテるん(原作呼称)でも大した差はないんですけど

レヴィの偽装形態
オリジナルは いまいち萌えない娘さん
ツインテールの青い子でナイス
レヴィが着ると萌えない娘が台無しになりそうな気がしますが



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