小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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魔法の力 手に入ります
約1名除いて・・・
約1名除いて・・・
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【あらすじ】
ユーノがSOSを出している
助けにいくという大義名分で 傍観者として原作介入で候
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我輩は今 夜の帳が落ちた街を駆けている。
フェレットユーノの再度のSOSを受け取り 彼が預けられている病院へ。
姉君も同じものを受け取っていたようだが
どうやら幻聴として処理し、見てたお笑い番組に気が戻ったようだ。
下手に介入されなくて大助かりである。
そして同じくSOSを受け取り やはり病院を目指す高町姉妹
なずなとは連絡が取れているのだが どうも厄介なことになっているようで・・・
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【SIDE NAZUNA】
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夜遅くにごきげんよう なずなです。
無差別念話を受け取って 妹と家から出ることには成功しました。
出ることには 出れたのですが・・・
「なのは 走りながらでいいのできいてくれますか」
「なぁに?」
「後ろから姉上が追ってきてます 気づきました?」
「え、うそっ!?」
気づいてませんでしたか 我が妹ながら鈍いです。
「急ぎ必要な落し物を探しに行く」 という口実を使ったのが裏目に出ましたかね。
姉上(美由希のこと)はお目付け役ですか。
みずほには伝えておきました。
多分大丈夫 と言ってました どういうことでしょう?
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【SIDE MIZUHO】
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我輩のほうは動物病院に到着。
高町姉妹も見える位置まで来てるから 問題ないでしょう。
あまり関係ないけど私服も白黒で真逆なんですよ この姉妹。
「あら 貴方もですか」
「みずほちゃんもアレを聞いて?」
なのはは 我輩の事情を知らない。
なのでなずなと会話を合わせて 一般人を装っている。
ま、今夜までになるだろうけど・・・
姉妹到着と同時に 耳鳴りのような甲高い音が聞こえ
周囲の雰囲気が一遍する。
「ふぇ なにこれどうなってるの?」
「殺気を感じますね 姉上の気配は消えましたが」
封時結界
魔力を持たないものは結界の外に追いやられるので
美由希さんは弾き飛ばされるというわけ。
これでココで何が起こったかは 我輩たちしかわからなくなる。
「!? 来ます」
なずなの声と同時に 病院で爆発音がした。
突然視界に飛び出す謎の物体と それに追われるフェレットユーノの姿が・・・
「うゎとと・・・」
フェレットは なのはがナイスキャッチ
よかったね運動オンチのなのはがキャッチ失敗しなくてw
「来て くれたの」
「喋った!!」
「これは・・・ 一体なにが起きているのですか」
「とにかく場所を変えよう。 逃げながら状況確認。
ぼーっとしてたらアレに襲われるよ」
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謎の物体に追われ走る幼女が3人
手には小動物 しかも日本語がおk
「ここに来たということは 僕の声が聞こえたんですよね。
あなた達には資質がある お願い、僕に少しだけ力を貸して」
「資質ぅ?」
「僕はある探し物のため ここではない世界から来ました。
ですが僕の力だけでは あれを止めることができないのです」
「そんな・・・ それじゃどうするの」
「僕が持つ力を使ってください。
あなた達には力を 『魔法』を使う術がある」
「まほぉ!?」
唐突に言われても困るよねぇ
魔法とかファンタジーなものが現実にあるってんだから。
ま、元々この世界がファンタジーなわけで・・・
「具体的に私たちはどうすれば?」
「これを・・・」
差し出したのは 言わずともかな 赤い珠
ちょっと違うのは さくらんぼ状に2つあること。
「魔法を使う上でサポートしてくれる『デバイス』というもので
【レイジングハート】と【ルシフェリオン】という子です。
あいにく僕も片方しか扱えてないのですが・・・」
そこでユーノの言葉が途切れる。
というのも 彼が[片方しか扱えてなかったもの]が
高町姉妹がひとり一つずつ持って反応したから。
我輩? 無理だったよ。
いやー多分資質はあってもミッド式じゃないんじゃないかなぁと・・・
ユーノが起動パスワードを唱え 姉妹がそれに続く。
無事に起動する2つの珠 あふれ出る魔力も二人分で恐怖を感じるほど。
初期段階でアースラクラスは簡単に落とせるな きっと・・・
杖と法衣をイメージといわれ 学校の制服を思い浮かべたらしく
なのはのバリアジャケットはアニメ版そのまんま なずながその色違いと相成った。
デバイスも同様で なのははレイジングハートアニメ1期バージョン
なずなはルシフェリオンのカートリッジ無し仕様 ようはレイハさんの色違い。
そんな容姿なので 見た目そっくりの白黒魔導師'sができあがった。
「ふぇぇ!? どうなってるの」
「これはまた 本格的な・・・」
「驚いたり関心してる場合じゃないよ二人とも、アレが来てる」
「うそっ!!」
謎の物体の襲撃再開。
しかし今度はこちらは2名戦闘態勢
攻撃されてもプロテクション程度はデバイスがやってくれるので
ほとんど話にならない。
ただ、姉妹も攻撃方法はまだ分からないわけで・・・
「ねぇ これからどうすればいいの」
「私にも分かりませんよ」
とりあえず逃げてます。
「僕らの魔法は発動体に組み込んだ『プログラム』と呼ばれる術式です。
そのプログラムを発動させるために 術者の精神エネルギーを使います」
「パソコンみたいなものですか」
「そうみたい」
「で、そのプログラムってのはどう引き出すのですか?」
「簡単な基本魔法は心に願うだけでデバイス単体でも発動できますが
あの【思念体】を止めるには【封印】を行なわなければなりません。
大きな力を必要としますので 発動には【呪文】が必要です。
心を済ませてください 自分だけの呪文が浮かんでくるはずです」
もちろんその間 謎の物体こと思念体が待ってくれるはずも無く
なずながくい止めている間に なのはが封印処理することに。
元々ルシフェリオンに封印術式が入ってないらしいし・・・
「迎撃します。 ルシフェリオンでしたね、お願いできますか?」
[お任せを]
プロテクションを大きく発動させ 壁として使う。
赤紫色の魔力光を放つ壁が 思念体の行く手を阻む。
魔法使いデビュー数分でできるわざとは思えない技だよね。
魔力量はハンパナイのは発動のときよく分かったけど。
「!? あった、これなの」
「封印すべきは 忌まわしき器【ジュエルシード】です」
「リリカル マジカル ジュエルシード封印!」
[シーリングモード セットアップ No21 シーリング!!]
化け物級の封印術式が 文字通り化け物に向かって飛んでいく。
寸前でなずなは回避 見事思念体に命中
雄たけびを上げながら光となって消えていった。
「・・・なんか かわいそうだったね」
「そうですね 生まれるべくせず生まれたようですし」
「でも、おかげで無事封印することができました。
そこに落ちている青い宝石がジュエルシードです。
レイジングハートで触って あとの事はレイジングハートがやってくれます」
ちょんとつつくと ジュエルシードはレイハさんに吸い込まれていった。
同時に法衣が解除され 元の私服姿へ戻るなのは
同じくルシフェリオンも元の状態へと戻る。
「えと、これで終わったの かな」
「はい あなた達のおかげです ありがと・・・」
そこまで言いかけて意識を手放すなし 男でしょう?
「ふぇ!? ちょ、ちょっと大丈夫?」
「なのは、どうやら心配するべきは その子だけじゃないようですよ」
あらためて周辺を見てみる。
ぼっこぼこになったコンクリート壁やアスファルト 折れた電柱
思念体が引きずったときにできたらしい謎の跡
暴れたらしく泥棒が入ったかのような病院
そしてフェレットユーノが意識を手放したせいで解かれた結界
やがて聞こえてくるサイレンの音
「えと もしかして・・・」
「私たちがここにいると厄介でしょうね」
「職質というか児童保護されてもおかしくない時間だし」
今ここで 3人の心は一致した。
この場所から早急に離れよう と
「確か少しいったところに公園が・・・」
「仕方ありません そこで少し様子をみましょう」
「とりあえず ごめんなさーい!」
行動が早かったので 幸い我輩たちにはなんの影響も無かった。
そして後ろから追っていた美由紀さんがえらい目にあったのを
知ったのは 2,3日後のことである。
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(あと)
姉妹のデバイス登場。
ルシさんのほうが先に喋ったりとかしてますが
おおむねレイハさん優先の構成でいきます。
主人公には もう少し一般人してもらおうかと。
しばらく姉妹のターンw
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