小説置き場
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2章突入
そしておまたせしました
今回から『あの子たち』がでてくるヨ
そしておまたせしました
今回から『あの子たち』がでてくるヨ
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【あらすじ】
ラピュタは本当にあったんだ
だからありませんって byなずな
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我輩は 未だデバイスを持たない魔法少女である。
そろそろ皆が羨ましく思い候ふ・・・
海鳴市ラピュタ化事件(我輩命名)から数日後、
只今我輩 学校から帰宅中。
今日は塾の日なので お嬢様ズとなのはは今頃黒板とにらめっこしてる。
なずなは家の手伝いとかで先に帰っちゃったので
今日のジュエルシード捜索は 我輩とユーノで小規模にやることになってる。
ユーノとは この先の公園で待ち合わせ、
のら猫とかに追い掛け回されてなけりゃいいけど・・・
そう考えてた時期が 数分前までありました
「キュイー!!(訳:助けてー!)」
「まてー♪」
なんだこれ・・・
今、目の前で起こってることをありのまま語ろうか。
フェレットっぽいものが 少女に追いかけられてる
すごく・・・ シュールです・・・
まぁ珍しいからねぇ 仕方ないねぇ と片付けられればいいんだけど
少女のほうに問題があった。
青髪ツインテール なのである。
服はそこらへんにいそうな少女のものだけど
どうみてもレヴィ・ザ・スラッシャーです。
「ありがとうございました」
「キュー!(訳:何がさ!)」
「へぇー 君の知り合いのとこで飼ってるんだ。
すごいぞ かわいーぞ きもちいぃ~」
「まぁ 買ってるというか 預かってるというか・・・」
どうやらユーノの肌触りがお気に召した模様。
良かったなユーノ 変身魔法カンペキじゃない。
『良くないよ!』
『そう言って まんざらじゃないみたいだけど?』
ユーノ自身 嫌がってないようにしか見えない。
『こ、これは肉体に精神が引っ張られてるというか
ちょっとだけいいかなーって思ったり って違う違う・・・』
「えっと そろそろその子を返してくれると嬉しいんだけど・・・」
「えー もっともふもふしてたいよ」
「でもその子の飼い主さん いや預かり主さんが心配しちゃうからさ」
「むー 仕方ないなぁ」
とりあえずユーノ救出して、と
さて、どうしたものか・・・
「ありがとうね。 我輩、八神みずほ。 あなたは?」
「ボク? さすらいのマジシャンとでも呼んで」
かっこいいなおい・・・ じゃなくて
「それじゃ謎の人物だよ 名乗ったほうがかっこいいわよ?」
「そ、そうなのか? わかった。
ディーノ ディーノ・テスタロッサ よろしくっ♪」
ディーノと名乗った子
我輩やなずなを考えると おそらく転生者、かつフェイトと姉妹ってとこか。
そういえば週末月村家でお茶ってことになってたっけ。
あれ、そういえばそのフェイトは?
「ディーノちゃんね。
ディーノちゃんはここで何してたの?」
「ボク? えっとね
母さんが欲しいものがあるからって アネキといっしょに来たんだけど
あそこでなんかよくわからないことしてたから ボクだけ抜けてきたのだ。
アネキに気づかれなかったんだよ すごいでしょ」
あそこ・・・ ああ市役所だ。
マンション借りて一時滞在する手続きでもしてるのかな?
「でもそれだと 終わった後おいてけぼり食らうんじゃ・・・」
「え? ああ! それ困る。 ボク行くね それじゃっ♪」
あ、しまった
まだ聞きたいことあったのに・・・
でも追ってったらフェイトと鉢合わせか それも危険だよね。
「ふぅ 助かった。 みずほ、ありがとう」
「いや それはいいんだけど・・・」
「どうしたの? さっきの子?」
「うん ちょっと引っかかるものがあってね」
この出会いが 今後悪い方向に転ばなけりゃいいんだけど・・・
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そして週末
我輩の嫌な予感は クリティカルヒット。
月村家のお茶会
その最中にジュエルシードが発動
取り込まれた子猫はありえないほどでっかくなっちゃってて
高町姉妹とユーノの時を止めるほどの威力があった(笑
そこまでは原作と大差ないからよかったんだけど・・・
「うおおっ すごいぞ でかいぞ かっわい~」
何故君がいるんだね?
「あ、あれって この前ユーノ君が言ってた・・・」
「うん あの子だ。
結界内にいるってことは あの子も魔導師だったんだ」
知ってましたね? と言わんばかりのなずなの視線が
我輩に突き刺さってるけど気にしない。
ご丁寧にバリアジャケットも展開済みで
嬉しそうに子猫にしがみついてるディーノ。
すごく、シュールです。
「とりあえずあの猫 害はなさそうですが
あのサイズでは危ないので 封印してしまいましょうか」
「そだね。 さすがにあの大きさじゃ すずかちゃんも困っちゃうだろうし。
ねぇー そこのあなた 危ないから離れててほしいんだけどーっ」
「嫌だ」
ですよねぇ・・・
「いいじゃん もふもふしほーだいだぞ。
誰かしらないけど いっしょにもふもふしようよ」
「いや、あの すごくキョーミはあるけど・・・」
あるのかいw
「えっと ディーノだったよね 我輩は覚えてるよね?」
「ええ、覚えてるぞ 『我輩』さんだろ?」
「それ名前と違う!!
まぁいいや その子はさておき その子に入ってるものが危ないからさ
元の子猫に戻してあげたいんだけど」
「えー」
「だって『子猫』は小さいからこそ萌えるんだよ?
そのサイズじゃ 子猫じゃなくて『大猫』だよ。 価値が減るよ?」
自分で言っておいて 大猫ってなんぞ・・・
「むー わかった 小さいからいいんだな」
「そうそう だから小さい子猫に戻すから少し離れて・・・」
そこで会話は途切れる
このタイミングで 大猫に攻撃が始まった。
ディーノがいる首元をはずし 下半身を狙って。
「魔法の光!? 結界内に僕らと彼女以外にも魔導師が・・・」
「いると思うよ 『アネキ』さんでしょ?」
射撃が来た方向、月村家の敷地外ギリギリの電柱上
ディーノに似た 金髪の少女がこっちを見て立ってる。
正確には あの子にディーノが似てるんだけど。
「ディーノ、どいて。 そこにいると攻撃も封印もできない」
「えー攻撃するの? かわいそうだよ?」
「わたしだって攻撃したくない。
でもしないと ロストロギア、ジュエルシードは手に入らない」
我輩たち眼中になさそうだなぁ・・・
「ジュエルシードのことを知ってる!?
それにあのデバイス インテリジェント・・・
皆、気をつけて。 あの子 きっと僕と同じ世界の魔導師だよ」
「あなたたちもジュエルシードを?
申し訳ないけど 頂いていきます」
かくして なのは対謎の少女(フェイト)の初戦が幕を開けた。
激突前に手出ししないでといわれたので
なずなも我輩も ユーノも見てるだけしかできない。
「で、あなたは何故ここで見てるのかな?」
「いいじゃんどこで見たって ボクの勝手だろ」
なぜか我輩の隣で対決の様子を見てるディーノ。
人見知り激しいってわけじゃなかったと思うんだけど・・・
そのあとすぐ
「そうだいいこと考えた♪」
といってその場を離れるディーノ、
今はほっといて大丈夫かな 上空の対決のほうが気になるし。
なのはにとってははじめての対魔導師の実戦。
原作より善戦してるように見えるのは 練習のとき
たまになずなと模擬戦するようになったからかね?
なずなも機動力こそ劣るけど 近接主体の戦闘スタイルだし。
ただ、経験はやっぱり向こうのほうが上だよね・・・
「あっ・・・」
一瞬の隙をついて なのはの背中に刃を当てられた。
高速で動ける彼女なら造作もないことだけど
タイミング悪くこっち(観衆)をわき見したなのはの完敗。
「ごめんね だけど わたしも譲れないの」
「負けましたね」
「向こうは正規の訓練を受けてるか
実戦経験が多かったんだよ きっと」
「そうだろうね。 負けちゃったものは仕方ない。
今回は向こうがジュエルシードをもっていく資格がある」
「いや、僕としては他人に持っていかれるのは納得できないんだけど・・・ あれ?」
そういえば猫は?
ユーノの言葉に すっかり忘れてた大猫の存在を思い出した。
しかも近くにいるはずの大猫が見当たらない あんなに目立ちそうなのに!?
「そんな馬鹿な。 ルーシー、ジュエルシードの位置をサーチして」
[すぐやってみましたが反応なし ロストしました]
あんな大きいものがロスト???
ありえない しかし実際見当たらない。
まだ上空にいる二人にも見てもらったが やはり見つからない。
一体何処に・・・
「ここだよ」
「「「えっ?」」」
答えたのは こっちに向かってくるディーノだった。
その手には さっきまで大きかった子猫が・・・
「アネキとそこの子が戦ってる間に封印したんだ。
本来なら大出力で一気に封印するんだけど それじゃこの子がかわいそうじゃない?
だから小さい出力で ゆっくりゆっくり術式を流してあげたんだ。
この子がおとなしくしてくれたから ばっちり成功だよ。 やったね♪」
説明を聞いてて 返す言葉が出なかった。
彼女は、ディーノはどうやら『ただのアホの子』じゃなく
『いつもはアホだけど ここぞというときは頭の切れる子』らしい。
ジュエルシードの封印もカンペキだった。
今は彼女のデバイス【バルニフィカス】に収められている。
「ジュエルシードが入手できたのなら長居は無用。 ディーノ、帰ろう」
「あー まってよアネキ。 それじゃまたねー♪」
「あっ あの・・・」
なのはが止める間もなく 二人は去っていった。
「行っちゃったの・・・
せめてお名前きいておけばよかった」
「ま、次に会った時にでも聞けばいいんじゃない?
なのはだって名乗ってなかったでしょ」
「あ・・・」
さては自分も忘れてたね?
「さぁ、早く戻ろう。 あまり遅いとアリサちゃんに怒られるよ?」
「そうだった ユーノ君探しにいくっていってこっちに来たんだっけ」
「あまり遅くなると向こうから着そうですね」
そういうわけで 初顔合わせは難なく終了。
レヴィ姿のディーノが我輩もちょっと気になるけど
そう遠くないうちに また会えるはず。
だから 今はお嬢様をどうなだめるかを考えよう・・・
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