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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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1章はアニメ1期3話くらいまでを予定してます













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【あらすじ】




魔法少女 始まったで候






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  【SIDE NANOHA】
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ケータイが鳴ってる・・・ 


   そっか 目覚まし もうそんな時間・・・


         止めなきゃ・・・     zzz





「なのは いい加減起きないと遅刻しますよ なのは!!」
「ふ、ふぇ!?」

び、びっくりしたの なずねえちゃんの起こし方はいつも恐ろしい。
この前はコンニャクを背中に入れてきたし 今日は濡れタオルをピトッって・・・


「あれ、ケータイは・・・」
「なのはが止めて そのまままた寝てしまったんでしょう」
「あ、あれ そうなの?」

それじゃ意味ないのに~





「おはよう 凄い起こし方だね・・・」
「おはようユーノ君 わたしのこと呼んでくれるの慣れてくれた?」
「うん なのは なずなも」


そう 今日からわたしの部屋には ユーノ君のバスケットがあるのです。
ユーノ君は真っ赤になって嫌がってたけど 別にいいよね? なにか問題あるのかな?



きのうの夜は お母さんがユーノ君をなかなか放してくれないし
バスケットを用意してたら眠くなっちゃって
結局ほとんどお話できなかったんだよね・・・












「それじゃぁ学校いかないといけないから
 帰ってきたらいろいろお話きかせてね」
「あ、大丈夫 離れていても話はできるよ。
 『なのははもう 魔法使いなんだから』」
「あ、これって昨日の・・・」

「念話といって 心で会話をする魔法らしいですよ」
「へぇーそうなんd・・・  なんでなずねえちゃん知ってるの!?」
「実はみずほといろいろやってるうちに 半年くらい前から」

ふぇ~ わたし除け者だったの!


「というか魔法知らなかったんですよね?」
「あれ、そういえばおかしいの。
 なず姉ちゃんも みずほちゃんも知ってるんでしょ?」
「さぁ 私はみずほに聞いただけですから」

みずほちゃん、また1つ謎が増えたの・・・








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  【SIDE MIZUHO】
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『えぇぇ 話しちゃったの!?』
『なのはもデバイス越しですが使えるようでしたから。 何か問題でも?』

問題オオアリだよ



というわけで我輩の今朝は最悪のスタートだった。
登校中ずっとなのはの O☆HA☆NA☆SHI in念話だったし
なずなもユーノも助け舟だしてくれないし・・・









授業が始まってからは ユーノの説明会が行われた。
聞いてる限り 原作と相違は無い。
そのへんは安心した。 イレギュラーがこれ以上増えておかしくなっても困るし。




『1つ良いでしょうか、 聞いてる限りだとジュエルシード紛失に関して
 ユーノに責任を負う必要性を感じませんが?』
『だよね わたしもそれ思ったの』
『だけどアレを見つけてしまったのは僕だから、
 全部見つけて ちゃんとあるべき場所に還さないと・・・』


発見者の責任ってなんか違う気がするけど
まじめゆえの行動なんだよね ユーノ。





『それで 夕べは助けてもらっちゃって申し訳かったけど 僕の魔力が戻ったら・・・』
『はい寝言はそこまでね』
『力が戻ったらまたひとりで探すって言うのでしょう』
『わたしたちにも手伝える その力はあるんだもの 手伝わせて』
『みんな・・・』


結局 3人そろってお節介やきなんだね 我輩たちw























帰り道
今日はそれぞれ用事があるというお嬢様がたは途中で別れ
今後どうするかを話し合うという名目で
我輩これから高町家にお邪魔することになっていた。


当然 無事にたどり着けるわけもなかったのである。







商店街を歩いているとき 【アレ】が来た。
甲高い音のような嫌な気配 ジュエルシードの発動を意味する魔力の波である。


『!? これって昨日と同じ』
『1日も経たずにですか やれやれですね』
『この方角だと 神社のあたりかしらね。
 ユーノ、紅い柱で作られた門のようなものがある石階段の前で合流できる?』
『なにその変わったオブジェクト・・・
 でも距離はそう無いはずだから やってみる』



ま、ミッドチルダに神道が無きゃ神社の鳥居は変わったオブジェクトですよねぇ。












石階段の下でユーノと無事に合流し 階段を駆け上がる。
この神社 昔は狐っ娘コスの小さな巫女さんがいたことで
一時期有名になったこともあるが その話も今はあまり聞かない。
というか きっとコスじゃないんだろうけれど・・・





階段を上がった先、境内には
原作どおりの【犬っぽい何か】と 通りすがりと思わしき気絶した女性がいた。
犬っぽい何かが 警戒心むき出しで睨んでる  こっち見んな。 


「現住生物を取り込んでる」
「現住? ああ、元々この町に住んでるという意味ですか。
 そうなるとあれは元野良犬か あの女性の飼い犬か・・・」
「取り込まれたら どうなるの?」
「実体を持ってるから きのうの思念体より手ごわくなってるよ」

あと、できれば元の姿に戻してあげないと かな。
野良ならともかく あの人の犬だったら殺すわけにはいかないし。





「なのは レイジングハートを起動させるんだ」
「ふぇ 起動ってなんだっけ」

おいおい


「昨日の夜やったでしょう ユーノが言っていたパスワードを唱えて・・・」
「あ、あんな長いの覚えてないよぉ」
「同じく」

そりゃ一回で覚えられたら大したものだよね あれけっこう長いし。


そんなことしてる間に犬っぽいのが来たよ!!

「駄目です 間に合いません」
「うわぁ!!」





来るかと思われた衝撃は 来なかった。
レイジングハート ルシフェリオン この2機が【自らの意思で】プロテクションを張り
犬っぽいのの攻撃を防いでくれていた。
2機あるおかげか 後ろの我輩も ユーノも完全無傷である。

大方の事情が分かっている我輩を除く3人は驚いていた。
特に魔法に精通するユーノの驚きが1番大きかっただろう。
プロテクションを展開し、防御に成功した瞬間には
2機とも起動を終えて通常の杖形態をとっていたのだから。




ただ、賢いデバイスでもジャケットまでは自力展開できなかったようだ。

「二人とも 防護服を!」
「ふぇ!?」  「は、はい」

バリアジャケットを展開し 半日ほど前の服装になる二人。
ユーノは何もできない我輩を護ってくれるため こちら側に移動してきた。



犬っぽいのの攻撃は続く。
しかしジャケットまで装備できた高町姉妹は下手な魔導師より堅く
もはやその攻撃は 何の意味も持たないものになっていた。





「あの思念体が動くための動力源 ジュエルシードだけで賄っているのならばいいですが
 もしそれが取り込んでいる生物から補給されているとしたら」
「そんな わんちゃんが死んじゃうよ」
「ええ、ですから一気に封印してしまいましょう。
 私が抑えますから あとは頼みますよ なのは」


なずなが動く。 ルシフェリオンを鈍器にして犬っぽいのに殴りかかっていった。
もちろんただの杖でダメージがあたるわけもない。
彼女は囮、本命はその後ろ。  少し知恵があればすぐに分かる。
その少しの知恵を 思念体は持ち合わせていなかった。

犬っぽいのをなずなが押さえつけている間に なのはの封印攻撃が命中する。
着弾直前に離脱するなずな。  さすが姉妹、息ぴったりだね。











16番のジュエルシードは いとも簡単に封印された。
危惧していた犬のほうは思いのほか元気で
日が落ちはじめる頃 意識を取り戻した女性に抱かれて神社を去っていった。



「お疲れ様 かな」
「うん そうだね」
「長く 充実した1日でした」
「まぁ 魔法使い生活の初日にしては 内容は濃かったね」


そう 魔法使い 改め魔導師としての生活は
まだ始まったばかりなのである。










・・・我輩いつスタートラインに立てるんだろ?




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