忍者ブログ
小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
[267]  [266]  [265]  [264]  [263]  [262]  [261]  [260]  [259]  [258]  [257
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。





お知らせのとおりということで
別途設定を作り直しての 5シリーズ目となります

たぶん月1,2ペースになるんじゃないかと思います
気長にお付き合いください。



今回は 主人公含むオリキャラ3名 原作知識はまばら
いつもと違う要素を取り入れてお送りいたします
【原作】沿いですが【正史】は若干外す予定です



カテゴリー : 再構成 憑依 ほぼ原作沿いで進行 テンプレ・・・?























------------------------------------------------------------------------------------------








とある世界の用語で【テンプレ】というものがある。

物語を始める上で前座を作るべく使われるそれは
たとえば トラックに轢かれ 気づいたら物語の世界にいたり
たとえば 乗っていた飛行機が墜落して 気づいたら物語の世界にいたり
たとえば 帰り道、突然現れた凶悪犯に刺され 気づいたら(以下略






しかし 物事全てが形にはまるものでないように
【テンプレ】にもまた 【例外】があるらしい。








今、我輩はまさにその【例外】に想定している。








「とりあえず聞きたいんだけど ココは誰 我輩はドコ?」
「定番のボケをかまさんでよろしいわい」






------------------------------------------------------------------------------------------







我輩は とある人間である
名前は・・・  思い出せない






今まさに起こっていることを一言で言えば
『気づいたらここに居た』 これに尽きるだろう。
360度見渡す限り 真っ白な世界なんて 少なくとも自分が生活してた場所には無い。

【テンプレ】でいうところの 転生トラックだの 事故だのに出会った記憶も無い。
いや、名前が出てこないところを見ると 記憶が抜けてるだけかもしれない。

そんなことはどうでもいい
何か起こっていたのかもしれないが それは過去の話
今現在『気づいたらここに居た』ことが重要なんじゃないかね?






そして 目の前にヒトの形をした者がいる。
【テンプレ】にはつきものの展開なんだが 1つ違うところがある それは・・・


「で、なんで我輩はこんな『うおっまぶしっ!』な空間にいるのかねアンダーソン君?」
「アンダーソンではない 仏だ」


そう 神さんじゃなく仏さんらしいのだ。
仏教で通じる場所なのは分かったが けっこう広いんだぞ仏教って?







「とりあえず仏さんが目の前に居るって事は
我輩の人生は終わってしまったわけか」
「ん、まぁ 終わったも同然かな」
「どういう意味だろうか それ」
「あぁ、君はここに来る経緯を知らんのか 簡単に言えばな・・・」






高校の修学旅行だぜヤホーイ

夜は他の子の部屋に忍び込むぜホッホーイ

教師に見つかって逃げてるぜワッホーイ

階段から落ちてイマココ






「 ( ゚д゚ ) 」
「顔文字で反応されても困るわい」
「それじゃ何か 我輩階段から落ちてご逝去したの?」
「いんや 脳死寸前じゃ 寸前だから今なら戻れるが・・・」
「戻れるのかいw」
「未練があるなら 戻ってもかまわんがのぅ。
若干体に障害があるやもしれぬぞ?」

それは うーん やだなぁ
未練なら数え切れん位あるぞ テラ楽しい修学旅行中らしいし
某書の主みたいに車椅子生活するのも・・・


「あ、たった今脳死が成立したようじゃ おめでとう」
「ぜんぜんめでたくねぇ~!!」










------------------------------------------------------------------------------------------






我輩は 脳死した人間である
名前はまだ思い出せない というかもういいや死んだなら・・・





「そんで我輩は 地獄と天国どっちに送られるんだ?」
「仏の道では極楽浄土だがのぅ はっきり言えば、どちらでもない」

それ全然はっきりになってない気がするのは我輩だけ?



仏さん曰く 極楽も地獄も容量オーバーなんだそうで
今回の我輩の事故(どうみても自爆)が突然来たものだから
どっちにも送り出せない状況なんだそうな。









「というわけでじゃ お主には特別に『平行世界への転生』をプレゼn・・・」
「マジデ ヒャッハー!!」
「テンション高すぎじゃ」




だって転生ですよ奥さん(目の前に居るのは仏さんです)
同人ファンなら誰もが憧れる究極展開ですよ。
うわぁ 我輩ワクワクしてきた。



「で、行き先じゃが・・・」
「是非幻想郷でお願いします!」

我輩、転生したら某メイドさんの胸の大きさ確かめてくるんだ・・・


「そこは管轄外じゃ わしの管轄エリアじゃないと無理」
「 (´・ω・`)  それじゃ、ドラクエで!」

我輩、転生したらレアな武器発掘してコレクションにするんだ・・・


「そこも管轄外じゃ」
「 (;゚Д゚) それじゃそれじゃ、マド☆マギで! 」

我輩、転生したらQBに一生楽して暮らせるお願い事するんだ・・・


「残念ながら そこも容量オーバーじゃのぅ」
「 _ノフ○ 」

ダメヂャン・・・







「あー でも近いところなら なんとか」
「ちなみに聞くけど ドコですか?」
「リリカルでマジカルなところじゃ」






---  一時の静寂  ---





やべぇ あそこはやべぇ
戦国とか三国志とかの世界より危ねぇっしょ あそこ・・・




「あーでも 最悪外から見てるだけならまだ・・・」
「残念ながら 確実に原作介入する位置付けじゃな ほっほっほ」
「 (;´Д`) 」








一応ほかの世界も無いか聞いてみたけど
すごーく地味な世界か 我輩が入ったところでやられ役にしかならない世界ばっかりで
結局リリカルでマジカルな世界を承諾することになった。 ナンテコッタ!


「ちなみに転生といえば能力ボーナスじゃが」
「もちろんついてくるんですよね?」
「ついてはくるが これも容量の関係でな わしのほうで振っておいた」
「なん・・・ だと・・・」
「まぁできる限り優遇はしてやったからのぅ 勘弁してくれ」


「ちなみにちなみに 我輩どんな体形でリリマジ入りするのか・・・」
「あぁ それも容量の関係でな あっちの世界に出てもおかしくない姿になるぞ」




なんということだ
世界も能力も姿形すらも すでに決められていたなんて・・・
しかも姿なんて 聞く限りじゃ原作キャラ憑依じゃないか。

まさか 魔王様か? 魔王様なのか!!!




「そのへんは自分で確かめるとよかろう。
原作を道なりに行くなり 破壊していくなり そのへなh好きにするが良い。
あーあと出産からスタートじゃ 能力なんかは成長に合わせて付与するからな」
「・・・さいですか」




あえてここで言おう
世界はいつだって こんなはずじゃないことばかりだった。(確定)  orz







------------------------------------------------------------------------------------------








我輩はこれからリリカルでマジカルな世界に飛ばされる人間である
名前は向こうできっと新しい両親がつけてくれるだろう。





そういえば我輩 転生しても我輩でいいのだろうか?
誰に転生するのか分かってないから決めようも無いが
仏さんもああ言ってたし まずそうなら変えればいいか。
どうせ0歳から再スタートなら しばらく喋れないだろうし・・・




「暇があれば話し相手くらいにはなってやろう
念話くらいは最初から使えるようにしておいてやったからのぅ」


お気遣いは感謝しよう
そして念話使えるって事は 転生先は魔法関係者なんですね分かります。
いよいよもって魔王様かもしれない  (((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブル










「さて 特に問題なければ そろそろ送るかのぅ」

まぁ 我輩は何もすることが無いから いいんだけど・・・


「それでは 一時のお別れじゃ。
お主が天寿を全うしたとき また会おうぞ」



できれば今度は幻想郷に転生させてほしいなぁとか
無理ですね ごめんなさい。

そんなことを考えながら 意識を手放す我輩だった。





------------------------------------------------------------------------------------------






そして 我輩は転生した。





最初の数年は とても恥ずかしくて書けたものではない。
体は赤ん坊だが 中身はいい年した高校生 おむつ代えは特に苦痛だった・・・






そして 物心付いて まわりのこともすこしずつ分かるようになって
我輩ようやく気づいたよ。


薄クリーム気味の白髪に 翠の瞳 そしてこの顔
両親から毎朝つけてもらう紫の髪留めはバッテン







どうみても【ロード・ディアーチェ】です。
ありがとうございました orz





------------------------------------------------------------------------------------------




(あと)



一人称で『我輩』って思いのほか楽しい
ちなみに男です 見た目は幼女になりましたがw



最後でお察しのとおり 今回は『PSP版』を噛んでます。
正確には『書籍劇場版』を噛ませた『小説版』を主軸とする
基本『正史』に沿った展開になる予定です。
なのでマテリアルズ本人たちは出てきません。









PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人だけにコメントする。)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
当ブログの小説

最新のものは下記『最新記事』から
過去作品は小説一覧からどうぞ
ツイッター
総合ブログ・小説ブログ共通
鉄系orなのセントツイート多し
ブログ更新のツイートも一応あり

相互フォロー・デュエルメイト募集
ツイッターDMでお気軽にどうぞ

 
TweetsWind
ブログ内検索
最新CM
[05/04 ライト]
[02/06 管理人]
[01/28 ライト]
プロフィール
HN:
渡有くれは
性別:
非公開
自己紹介:
そろそろ新人も何ですのでHN更新しました。 
渡有(とある)くれはと申します。 
本日は当書庫をご利用いただきまして ありがとうございます。


当ブログは
メインサイト『総合商事ビルOKIRAKU』の
コンテンツのひとつです。
メインサイトへはリンク『総トップページ』よりどうぞ。
カウンター

Copyright © とある書庫の片隅 All Rights Reserved.
Material & Template by Inori
忍者ブログ [PR]