小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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あれ、原作沿い・・・ ?
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【あらすじ】
マテリアル姿の3人が勢ぞろい
あと、大猫は我輩もモフモフしたかったなぁ・・・
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月村家の庭で ついに出会ったテスタロッサの少女たち、
どうやら向こうも姉妹(フェイトが上の模様)のようだけど
おそらく今夜 ふたたび合間見えるんじゃないかな?
そんなわけで 世間一般では連休の本日
我輩たちは 2家族+@で温泉旅行に出かけることになり
只今その道中なのである。
ちなみに+@は我輩とアリサちゃん。
姉君も無理やり参加したかったようだけど
季節はずれの風邪を召してしまい泣く泣く欠席。 残念だけど仕方ないよね。
我輩も参加を見合わせようとしたが 姉君のほうから欠席拒否された次第。
せめて土産でも買っていってやろう。
で、到着したのはいいんだが
ここで早速トラブル発生。
すぐに温泉行こうということになった一行
なのはがユーノを連れたまま女湯に来てる件・・・
「なのはなのは
ユーノがオトコノコだってことはもちろん知ってらっしゃいますよね?」
「うん でもフェレットなら大丈夫だよね」
『いやあの 僕としては男湯のほうが・・・』
『えーいいじゃない いっしょにはいろうよ』
・・・ユーノ 今は喜ぶがいいわ。
あとでどうなるかまでは我輩は知らないけどね。
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いやぁ堪能した。
ビッグな湯船にみんなでつかって体をあらいっこして・・・
あー ユーノはアリサちゃんの手腕に気絶するほどだったけどw
お風呂から上がって次はどうしようか?
卓球? いいねぇ
なんて話し込んでたら前から【誰か】が・・・
「ハァーイ おチビちゃんたち」
声をかけられそっちを向けば
大きな女性がほほを若干赤くして立ってる。
酔ってる? と思われてもおかしくはないか これじゃ・・・
もっとも そう思わせてるようにも思えるけど。
「キミかね うちの子をアレしちゃってるのは」
「ふぇ?」
狙いは やっぱりなのはか。
おそらく独断なんだろうけど いやらしい言い方してるなぁ。
「知り合い?」
「ううん 知らない」
「私も知ってる方ではないですね」
「あのっ この子あなたを知らないそうですが どちら様ですかっ!」
アリサかっこいぃ
こういうとき頼りになるよね。
「あぁ~ 人違いだったかな?
ごめんごめん 知ってる子によく似てたからサ」
ということになってここは収まる と。
【嫌な奴】と思わせるように仕向けてるのか
はたまた彼女の素顔なのか・・・
このあと 念話で忠告をかけて
女性は風呂のほうへと去っていった。
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その夜
姉君直伝のたぬき寝入りで ファリンさんと大人組の気をそらせ
魔法少女組で話し合う時間を確保した我輩たち。
高町姉妹も寝てるふりをして ちゃんと起きてる。
もっとも がっちりアリサちゃんに捕まれてたユーノは
寝る気も失せただろうけど。
『そろそろかな。 みんな 起きてる?』
『私は大丈夫です なのはは?』
『うん 起きてるよ ユーノ君?』
『起きてる というか、このまま寝れそうにないよ・・・』
『昼間の人、こないだの子の関係者かな?』
『たぶんね』
『ということは 近くにジュエルシードが?』
『あるんじゃない?
まさか温泉を堪能しに来たってわけじゃないでしょう』
『一応あれからサーチャーは飛ばしてるけど
まだ反応は見つからないんだ』
『見つけたとして 先に感知してる向こうのほうの到着のほうが早いでしょうね』
『また こないだみたいなことになっちゃうのかな・・・』
『たぶん・・・』
『でも これはチャンスでもあると思うよ 我輩は』
『えっ?』
『なのははきっと 会って、お話がしたいんでしょ。
とりあえず お名前から?』
『う、全部ばればれなの・・・』
『なのはは分かりやすいですからね。
でも その機会があるでしょうか?』
『それを探るためにも まずは彼女たちに会うことからかな。
近くにジュエルシードがある。 これはたぶん間違いない』
『私もみずほに賛成です。
ならばいつでも抜け出せるよう 準備しておきましょうか』
『うん そだね』
話し合いはここで終了した けど、
『先週の件と今回の件、全部知ってましたね みずほ』
『う、バレバレだったのね・・・』
なずなのカンは怖いわ・・・
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ジュエルシードが実際に発動したのは
それから数分後だった。
そして 我輩たちが到着する前に
それは封印された。
「あれは・・・」
「この前の二人に一人増えてますね 昼間の方が」
我輩たち4人の前にいる 人影3つ、
1つは高町姉妹からみて謎の少女ことフェイト 1つはディーノ
最後の1つは昼間からんできた女性。
ジュエルシードは やっぱりフェイトの手の中か。
「あらあら せっかく忠告してあげたのに・・・」
「ジュエルシードをどうする気なんだ! それは危険なものなんだ」
「さぁね 答える理由が見当たらないよ」
「母親が欲しがってるんでしょう?」
「!? 何故、それを」
「あーごめんアルフ ボクが喋っちゃった」
「ディーノ あんたねぇ・・・」
どうやら母親が何故欲しがってるかまでは3人とも知らないみたいね。
そのへんは原作と変わりなしか。
「まあいい あたしたちはコイツを集めなきゃならない。
そしてあんたたちは邪魔をしてくる敵。
あたしはあんたたちを 命に代えても阻止させてもらうだけさ」
そう言って 本来の姿とも言うべき狼の姿に変わるアルフ。
「やっぱり あのアルフって人、人間じゃない 使い魔だ」
「ユーノ、なんですかそれは?」
「瀕死あるいは死後数分の生き物をベースに作られる魔法生命体だよ。
あの二人のどっちかが主で その主から魔力を供給してもらって生きる代わり
主との間に交わされる【契約】を行使する」
「よく知ってるじゃないか あんたも使い魔かい?
ならばまずは あんたから始末してやるよ!!」
アルフの先制攻撃が来る。
けれど その程度の攻撃でユーノの防御を突破できると考えないほうがいい。
このユーノはさておき 原作ユーノは
原作なのはの力をもってしても突破困難な防御力を有してるらしいからね。
「グッ 硬い こんのぉ・・・」
「みんな、この場をお願い」
「な、何を・・・ 強制転移の魔法陣!? まずい・・・」
アルフが気づいたときは既に遅し、
ユーノが防御魔法と一緒に展開した転送魔法で
二人でどこかへ転送されていった。
かっこいいじゃない ユーノ。
「あなたたちも いい使い魔を持ってる」
「ユーノ君は使い魔ってやつじゃない 大切な友達」
「・・・で、どうするの?」
「話し合いでどうにかできればいいんだけど」
「それは無理 アルフも言ったけど わたしたちはいわば敵同士」
このフェイトも原作同様硬いなぁ
もっと思考をやわらかくしてくれればいいんだけど・・・
と思ってたら 思わぬところから助け舟。
「アネキ、ボクは話くらいは聞いてもいいと思うな」
「無駄だと思うけど?」
「聞くだけならタダじゃない。
それにあいつら 悪い人じゃないと思うよ」
「・・・分かった ただし条件がある」
「条件?」
「出来る限りの話はしてあげる。
そのかわり あなたたちが持ってるジュエルシード 1つ渡してもらう」
「情報料ってことですか 分かりました」
「なずねえちゃん!? そんな、ユーノ君になんて言うの?」
「情報は時として数万の兵に勝ることもあるのですよ なのは。
ユーノも分かってくれるでしょう」
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交渉ともいうべき話し合いは成立し
とりあえず自己紹介からということになった。
ここで初めて 高町姉妹にフェイトの名が知れる。
フェイト側から明かされたカードは
姉妹たち本人のこととデバイスのこと、生まれや生い立ち。
このなかで我輩も驚きだったのは
フェイトがプロジェクトFの存在を把握してたことだった。
ディーノを【自分の妹として作り出された存在】と認識していたのである。
アリシア時代に『妹が欲しい』と言っていたのを
自分の過去として認識していたんだと思う。
ただ、自分もそういう存在ということはしらないようだった。
Fの正式名称 F.A.T.Eを知っていたら 少しは違ってたかもしれない。
ディーノもそのへんは自分で把握していた。
後日わざわざ念話を飛ばして教えてくれたことだけど
やはり彼女も中身は他の世界から飛ばされた転生者なのである。
しかし彼女の場合 前世に【リリカルなのは】自体が無かったらしく
当然原作知識なんてものは持ち合わせてなかったようだが・・・
そのかわり 科学力はミッド以上に発達していた世界からの転生、
彼女も特に機械操作はめっぽう強いらしい。
海鳴での戸籍の模造もお手の物だったとか。
デバイスのメンテも 今は彼女がやってるというから驚きである。
「わたしが話せるのはここまで。
これ以上は話すことは出来ないし 話してもきっと無駄」
「無駄かどうかは聞いてみないとわかりませんが
ここまでよく話してくれる気になりましたね」
「感謝するなら ディーノにしてあげて。
この子が言うから 話す気になったんだから」
「てへへ ボクえらいっ♪」
約束は守る。
なずなが所持していたジュエルシードが1つ フェイトに渡された。
我輩からすれば 十分すぎる情報だった。
なのはは 未だ納得しきれてないようだったけど。
「なのはに なずな みずほだったよね」
「ふぇ?」 「うん」 「そうですが」
「わたしは 母さんの命でこれからもジュエルシードを集めなきゃならない。
邪魔をするならわたしも容赦はしない。
【敵】として ううん、【好敵手(ライバル)】として わたしが勝つ」
「・・・いいよ でも、わたしも負けないから。
今度こそフェイトちゃんに勝つから」
「君は 変わった子だね・・・
ディーノ、帰ろう。 アルフにも連絡ついたし 目的は達成した」
「あ、うん それじゃまたね」
ふたりの少女が闇の中に溶ける。
収穫は十分 少しだけど対話できたせいか なのはも満足顔。
ひとりだけ 不満なひとがいるけど・・・
「ひどいよぉ僕だけ大変な思いをして」
「うわぁ ごめんユーノ君 忘れてた」
大型犬級の獣の相手をしてたフェレットもどき
体格差は 技術では埋まらなかったのね。
よくがんばった 感動した
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