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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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ねんがんの アレを手に入れるお話









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【あらすじ】





この執務官殿
やっぱKYだったよ・・・





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「時空管理局執務官 クロノ・ハラオウンだ。
 何故この場所で魔導師が争っているのか 事情を聞きたい」



突然現れた黒い子、
管理局と聞いてヤヴァイ顔を隠しきれてないアルフに対し
安堵まじりのためいきを吐くユーノ。

地球出身、管理局なにそれ状態な高町姉妹と
同じくなにそれ状態のディーノ (あなたねぇ・・・)
フェイトはどうするか頭の中で検討してる模様。

この先の状況も知る我輩は
とりあえず高町姉妹っぽくなにそれ強行しておくことに。




「えーっと・・・」
「ねぇユーノ」
「うん?」
「「管理局って何なの(ですか)?」」
「えっ? あ、そっか 説明してなかったっけ」

ユーノェ・・・



「管理局を知らないだと?
 ミッド式の魔法を使っていて・・・」
「今だ!! フェイト撤退するよ」

クロノがこっちを向いたところで
アルフの機転で弾幕&煙幕により テスタロッサ姉妹離脱。


『ごめん、この決着はまた今度・・・』
『いいよ ジュエルシードもっていきなさい。
 それどころじゃなさそうだし』
『・・・ごめんね』





「クッ、なんてことだ。
 アースラ、転送先は・・・ 多重転移・・・ そうか」
「あ、あのぉ」
「何だ? まさか君たちまで去ろうとは思って無いだろうな」
「そんなことはないけど・・・」

「なのは、大丈夫。 管理局の人は信用できるよ」
「ユーノ君がそういうなら」
「・・・どうだかなぁ」

あ、クロノがむっとしてる 管理局バカにしたからかな?


「どうやら本当に知らないようだな。
 管理外世界だから仕方ないことだが・・・
 その辺の説明も含めて 少し話を聞きたい。
 すまないが同行してくれないか?」







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というわけでやってきました
次元航行船アースラ



「うわぁ」
「うわうわぁ」
「さっきから姉妹そろっとそればっかりだね」
「だって凄いんだもの なんていうか いろいろ」
「宇宙戦艦ですか? 機動兵器とか積んでそうですね」
「それはさすがに無いと思うんだ」

先日の波○砲といい
もしかしてこの姉妹 かなりSF好きなんじゃぁ・・・


「ははは・・・ なのはたちにはそっちのほうがイメージしやすいかもね。
 正確には宇宙船じゃなくて 次元航行船、
 いくつもある次元世界を移動するための船だよ。
 次元世界が国で その間にある海を走ってると思えばわかりやすい?」
「にゃはは わかったような わかってないような・・・」
「それで 管理局というのは?」
「それぞれの次元世界には それぞれの国や指導者が居るんだけど
 次元世界同士、またはいくつもの次元世界にまたがる問題なんかを
 解決してくれたりする組織っていえばわかるかい?」
「ああ、国際警察ってことですね」


警察機構ってだけならまだいいんだけどね。
加えて司法や行政なんかも管理局は噛んでるのが危ないんだよ。
奥のほうは腐ってるだろうなぁ この世界の管理局も。









「ああ、いつまでもその格好というのも窮屈だろう。
 バリアジャケットとデバイスは解除して平気だよ」


エレベータのようなものを使い 別のフロアに出たところで
クロノがそう言う。

高町姉妹は特に疑うことも無く解除。
まぁ この時点で疑う部分もないからいいと思うけどね。




「君も元の姿に戻ってもいいんじゃないか?」
「あぁ、そういえばそうですね。
 すっとこの姿でいたから忘れてました」
「は?」 「ふぇ?」


さて 耳でも塞いでおきましょうね。







数秒後
アラートも真っ青の音量で少女の叫び声が艦内に響き渡った。








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「艦長、来てもらいました」


そう言ってクロノが開けた扉の先には・・・







盆栽


お茶セット


あと  ししおどし




どっかの外人が間違って覚えた日本の風景が
そこにあった。




「クロノさんとやら これはさすがに・・・」
「ああ、艦長の趣味だ。
 こればかりは僕もなんとも答え難いものでな・・・」

苦労してるんだねぇ。







何処からとりよせてるのか
出されたお茶と羊羹を頂きながら 対話がスタート。

今回はユーノによるこれまでの説明が主になる。
加えてフェイトと対話済みなので
テスタロッサ姉妹側の事情も ある程度かいつまんで開示された。

途中、ロストロギアについての説明が入ったのは原作どおり。
お茶に異物が入ったのも ね・・・








「さて これよりロストロギア・ジュエルシードの回収については
 時空管理局が全権を持ちます」
「君たちはこんかいのことは忘れ
 元の世界で元通り暮らすといい」
「えっ」 「そんな・・・」

唐突に忘れろったって無理があるよね。
クロノは続けて 民間人に介入してもらうレベルじゃない と一蹴。



「まぁ急に言われても気持ちの整理はつかないでしょう。
 今夜一晩ゆっくり考えて 明日あらためてお話しましょ」

この発言に なずなの顔がピクッと動いた。
どうやら 感づいたみたいね 彼女。



「送っていこう。 元の場所でいいね?」
「あ、はい・・・」
「それと君、みずほちゃんだったか
 君には別件で話がある 残ってもらっていいだろうか?」
「へっ?」


なにその藪へび・・・








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  【SIDE NANOHA】
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クロノ君って人に送ってもらって
わたしたちは フェイトちゃんと戦っていた公園に戻ってきました。
でも、みずほちゃんだけ まだ帰ってきてません。


「さて なのは どうします?」
「みずほちゃんを待ってる。
 長くならないっていってたもの」
「そうですね では私も」
「あ、僕も・・・」



そういえば ユーノ君ってこっちの姿が本当のユーノ君なんだって。
驚きだよね わたしたちと同じくらいの年なんだって。


「えっと もしかして怒ってたりする?
 そんなつもりじゃなかったんだけど 秘密にしてたみたいになっちゃって・・・」
「ううん びっくりはしたけど それだけだよ」
「そりゃただのフェレットとは言いませんが 人間だったなんて言われればね。
 なのはなんて 一緒にお風呂も入ってましたし」
「にゃはは・・・」

痛いところ突かないでほしいの・・・



「さて これからどうするか考えないといけませんね」
「わたしは 今までどおり続けたいな」
「僕は僕の責任があるから・・・
 管理局に協力できるように話してみる気だけど」
「ユーノ君、わたしたちも参加できる?」
「もちろんそういうふうに話してみるよ」

「ふふっ やはりですか」
「?」 「ふぇ?」
「いいや 気づかないのならそのままでいいと思いますよ。
 無垢な心を汚す気は 私にはありませんからね。
 みずほも同じでしょうから」


な、なんだろう なずねえちゃんの言ってることがいまいちわからないの・・・






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  【SIDE MIZUHO】
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で、なんで我輩だけ追加のO☆HA☆NA☆SHIがあるんでしょうか?


「事前の観測データでわかったんだが
 君はミッド式と おそらくベルカ式の両方を使える。 違うかい?」
「あー たぶん合ってるんじゃないかな。
 ベルカってのが何かは分からないけど
 ミッドってのはユーノたちが使ってる形式でしょう」





USO☆HACHI☆MARUMARU


でもよく分かったなぁ
ベルカ式なんて試しで前々会の1度しか使ったこと無いのに。
ちょうど観測されてたのかぁ・・・



「そのデータにメンテスタッフが興味を持ってね。
 新型デバイス製作のテスターをお願いしたいらしいんだ」
「それは遠まわしに
 我輩たちが今までどおり参加してくるのを確証してるんだね」
「まぁな 艦長の考えだし 実際アースラの戦力は乏しい。
 今回は黙認したが 僕としてはこのまま平和に暮らして欲しいんだがね」

そんなところで空気読まなくていいのに・・・




そのあと メンテスタッフさんに2,3質問されて
我輩もやっと解放された。
ベルカ式を扱える魔導師は この時点では百にも満たないらしく
貴重な人員が見つかったと大喜びしていた。



なのはたちと合流し 彼女たちの意思も確認。
物語はこんなところで終わることは無かった。







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「で、何みてるん?」

久々の登場 姉君
不思議そうにみてるのは 我輩がアースラから持ってきた本。


「なんや 外国語で書かれとるのか」
「あはは  ちょっとした宿題」
「小学生にえらい宿題出してきたもんやな 日本やでここは・・・」

まぁ出してきたの学校じゃないからね。



で、現在我輩の手にあるのは デバイスとかじゃなくてただの本。
ただし、ミッド語で書かれてる。

メンテスタッフがまとめた ベルカ式魔法の研究データをまとめた本だ。
まだ全盛期だったときから対抗のために研究が始まってたみたいで
本こそまだ新しいものの 内容はかなり古いものもある。

これが将来 近代ベルカ式を作り出す基礎になるんだろうね きっと。
英語に近いミッド語  ただ我輩英語も得意ではない。
そこでこの本を見るために 翻訳魔法を含む基礎魔法のみ登録された
一般ストレージデバイスを1機 本と一緒に借用してきた次第。
この魔法 起動させなくても使えるのがミソ。
だからデバイス起動のための登録とかはしてない。




「せや 学校には連絡しておいたからな」
「あー 姉君ありがとう 助かるわ」

アースラ滞在のためのお休みを
姉君に頼んで学校に説明してもらったのである。
さすがお嬢様私立 多少の長期休業は問題視してないらしい。
もちろん学力が下がらない程度に だけど。


「んもぅ ほんとに時代劇好きなんやから。
 でもかなり長いことお休みになるで 学業は大丈夫か?」
「我輩の脳に不可能は無い」

中身は元高校生だからね。 リアルバーロー乙


「数日間も家あけて 何するか教えてくれないのはちと寂しいで。
 けどまぁなんの考えもなしにこういうことする子じゃないからな みずほは」
「うんまぁ ごめんね いろいろ」
「お土産3つで許したるわ」


どんだけーw








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「・・・というわけで」



いきなり時間は飛んで アースラの中だぜヤホーイ
高町姉妹も家族(というか母親)に事情説明を終え
正式に【民間協力者】としてジュエルシード回収続行となった。
たった今、アースラクルーにもそれを含む 任務変更が表明される。
そしてこの時をもって 我輩とユーノ、高町姉妹は
戦艦アースラでの生活を始めた。








「そしてこれが我輩のデバイス  らしいです」
「らしい ですか・・・」
「らしいです。 試作品なので うまくいったらくれるそうです」


ここまでくると笑いが出てくるんだけど
スタッフから渡されたのは 柄の先端にベルカの剣十字がついた
赤紫色の杖 名前もそのまんま『エルシニアクロイツ』だった。
シュベルトより先にこっちが開発されたわけである。
こうなると この子からシュベルトができるんだろう。 来年には。

ただ姉君もだが 我輩も魔力量だけはアホほど持っている。
エルシニアもきっと数十本は耐え切れず折れるだろう。
そこは試作機 本望ではあると思うが ちと悲しいものである。

あとこの子 見た目は原作エルシニアだけど
ミッド式のストレージデバイスに無理やりベルカ術式を登録している。
その点からも 故障を起こすのは時間の問題といえるだろう。
ミッド式の術式も入ってるんだけどね。










その日から 我輩の【デバイステスター】と
高町姉妹の【ジュエルシード回収任務】が始まった。

アースラの機材でジュエルシードの捜索が行われ
見つかったものを高町姉妹が封印しに行く。
ユーノと我輩、アースラクルーがそれをサポートする。

それに加え アースラ備え付けの『模擬戦室』が使えるようになり
魔法訓練も良い環境で行えるようになったおかげか
特になのはの魔法スキルがぐんぐんと伸びていった。

そして 思ったとおり
エルシニアは毎日数本折れていった。  ゴメンヨ・・・
しかし折れるたび新バージョンとしてどんどん送られてくるのだが
メンテスタッフとやら(きっとマリーさん)は相当暇なのだろか?






デバイスを得た我輩、
しかし 無双できるかといえばそんなことは無い。

というのも 魔力はあっても 知識がないのよね。
姉君の原作魔導師ランクが高いのは魔力のほか
夜天の書から受け継いだ知識があったからこそであって
我輩にはそれが無いので 今のところ高魔力で暫定A-ランクである。

高町姉妹はさすが戦闘民族
実際の戦闘を見てAAAでも硬いとはリンディ艦長の弁。
























そして アースラ滞在をはじめて1週間ほど経ちました。
現在 ジュエルシード探しは座礁に乗り上げてます。

はじめて3日くらいは順調に見つかったジュエルシードが
ここにきて全く探知されないらしいのね。




この1週間で集まったジュエルシードは
なのは2個 なずな1個、

アースラで感知したものの入手できず
おそらくテスタロッサ姉妹が持ってるであろう2個、

そして それらを含めて
今まで見つかったものが15個。




「全部で21個でしたよね」
「うん あと6個、どこにあるんだろう・・・」
「ほんとに21個全部 海鳴市に落ちたの?」
「それは僕も考えたんだけど
 いろんな条件を考えても 海鳴周辺に全部落下してるはずなんだ。
 少し遠くても この前の温泉くらいが想定範囲内」
「・・・あれ てことは山に落ちてるってことは?」
「アースラの人たちもそれは考えて サーチャーを飛ばしてくれてる」
「それでも見つからないかぁ。 逆に海ってことは無いかな」
「海か・・・  水を通すとサーチャーの機能はかなり衰ろえるから
 そっちの線はあるかもしれないね クロノたちに相談してみるよ」


実際 あるんだろうけどね 6個。








ユーノの提案で 海中の捜索方法の検討に入ったクロノたち
でも 検討案がでる前に 事態は動き出した。
上の会話から 3日ほど後のことである。


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