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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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今回はアンチ管理局寄りなのですね
完全ではないですが





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4月29日




喫茶【翠屋】には
『貸切』の札がかけられていた。







中は若干緊張感が漂っている。


ここには現在

翠屋の主 高町一家(ユーノと俺を含む)
管理局 ハラオウン一家+エイミィさん
重要参考人 テスタロッサ一家

以上3家の全員が揃っている。

管理局側の面々は 管理外世界ということもあって
制服姿ではなく かなりラフな格好で来ていた。
職務で来ているので向こうは乗り気じゃなかったけど。




まずはお互いの情報交換と現状の把握
特に高町家は総じて管理局を知らない(ユーノと俺を除く)ので
予めその説明から始まった。
昨日俺が指摘した 権力が集中している部分を
士郎さんも気にしている様子だった。

ジュエルシードの危険度をあらためて知った恭也さんが
ユーノを攻め立てようとしたりもしたけど
この場はだいたい問題なかったとだけ記述しておく。








次に プレシアさんの事情
この人この場で管理局出頭する気だったようだが

プレシアさんの罪状は 先日も記述した以下のとおり

 ・違法研究『プロジェクトF』
 ・民間護送船襲撃
 ・管理外世界違法介入
 ・ロストロギア違法所持および使用

新型魔力炉事故の責任は 左遷や地位剥奪等で
当時のうちにとってるのでここでは問われない。





んでもって

「最初はともかく あとの3つは問えないわね」
と、管理局側の上司 リンディさん。


実は昨日のうちに俺がパソコンで裏細工しておいたのである。

 ・民間船はただの事故
 ・ジュエルシードの現所有者はユーノであり
  テスタロッサ一家も捜索協力していただけ

ユーノロストロギア捜索は管理局に申請した正規の行為なので
管理外世界介入・ジュエルシード所持(回収)も合法に変わる。
世界の修正力も入らなかった。



「ですが 『F』については残念ながら実例もいらっしゃるようですし
 完全に不問と言うわけにも・・・」
「分かってるわ だからこそここで話したの」


フェイトとアリシア
(フェイトが呼び捨てならと呼び捨てを強要されれた 姉妹揃って・・・)
この二人は プレシアさんが帰ってくるまでは高町の居候である。
既に士郎さんの手で地球の戸籍申請中 イタリア人とアメリカ人のハーフ扱いだそうだ。

ちなみにユーノも ギリシャ人の戸籍を持っている。
戸籍ってそんなにホイホイ作れるもんだったっけ?


「その件に関してはこちらでも資料を持っていますし
 司法取引の余地もあります。 二人とも心配しなくていいわ」


プレシアさんは そう長い拘留期間をとられないだろう。
その後は家族水入らずの時間が待っている。
大丈夫、原作よりも昔寄りのプレシアさんなら 問題ない。








プレシアさんの件がひととおり形になったところで
今後の話になった。

こちらは簡単にいれば原作どおり
後のことは管理局に任せ 手を引けと言ってきた。
当然 反論が出る。 それも2家総意で。


時空管理局も警察と同様 何かあった後でないと動けないのが最大の要因だった。
なにかあった後では遅すぎる。
既に 巨木事件と小規模次元震があった後だ。
さらに対応が早いとはとうてい言えない。
今回も現場に急行してきたアースラが2日かかっている。




「慢性的な人手不足とは聞いていたけれど これほどとはね・・・」

プレシアさんでさえ呆れるほど。
いくつもの世界を渡り哨戒地域を広めすぎたせいで
本局だけ見ても艦も人手も足りていない状態なのである。
ゆえに1つの艦が担当するエリアが広い。 アースラが遅くなった理由だ。


「それを補うためにできた 『民間協力者』
 あなたたちは職務上 自分達から管理外世界の人間に要請はできない。
 どうせそれを見越して 手を引けと言っているのでしょう」
「なるほど なのはたちなら自分から手伝うと言うでしょうし」

士郎さんも意図を読んだようだ。
自分達から要請はできなくても 向こうから協力意思を出してくれれば
管理外世界の住人でも起用はできる。
リンディさんはそれを狙っていた。



そしてその行為は
高町の大人たちとプレシアさんの 管理局反感を買う結果になったわけだが・・・









最終的に 以下の制約が3家で交わされた。
全体的にリンディさんが譲歩した形のものだが。



1つ、
ロストロギア『ジュエルシード』は 安全に回収するまでは管理局が介入し
そのすべてを所有者『ユーノ・スクライア』に返還する。

ユーノ本人は管理局の保管を希望しているので最終的に管理局に渡るのだが
形として制約を残すことで今後もめることが無いようにした。



2つ、
ジュエルシードの回収に関してのみ
両家の娘達の手を借りることができる。

そのまま局に勧誘させようとするリンディさんの思惑を牽制する制約である。
もっとも、その娘達が入局を希望してくるようであればまた考えるようだが
現時点では両家とも管理局自体を良くは見ていないようだ。



3つ、
管理外世界(つまり地球)における魔法行使の黙認。

本来であれば管理局の監視のもとでのみ行える行為だが
なのはたちが事件終了後 魔法を手放すとは思えないわけだ。
周辺地域の巡回管轄であるアースラが目をつぶる または上に説得することでこの問題をクリアする。



4つ、
管理外世界への移住申請。

フェイト・アリシア姉妹の高町家居候はプレシアさん拘留期間終了までだが
プレシアさんはどうやらそのまま海鳴に移住してくる気らしい。
ユーノもしばらく滞在を希望している。
これも アースラ側で上に申請しなければならない。












「艦長、本局に問い合わせてみましたが
 前例の無いことなので検討に時間がかかりそうです」
「そう ならば今すぐに返答は難しいわね」

というわけで 上の返答が来るまでお話はおあずけ。



「そういうわけですので 後日また機会を設けたいのですが・・・」
「かまいませんよ 『管理局』の体制には納得できかねますが
 貴方がたはそう悪い人間ではないと こちらは思っています
 こうみても 人を見る目は持ってるつもりですから
 今度は『個人』として お客としてでもいらしてください。」

昔いろいろあった士郎さんらしい返答だった。






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というわけで リンディさん、クロノ、エイミィさんは一旦アースラに帰還。
プレシアさんも同行し 彼女自身の罪の清算に入る。
資料と証拠次第だが長く見積もっても おそらく1、2年とはクロノ執務官談。

その間 テスタロッサ姉妹は高町家で一緒の生活である。
ユーノと俺を含めて かなりの大家族になった。




フェイトは なのはの薦めで聖祥行きを希望
その日から編入試験の勉強を始めた。
まぁ 問題ないだろう。 将来執務官試験受かる頭脳は持ってるわけで。


問題はアリシア
身体こそ女子高生だが頭脳までは成長していない 逆バーロー状態
かといって小学校に通わせるわけにもいかない。

幸い物覚えは良いほうなので
月村・バニングス家の家庭教師を借りて個別に勉強する傍ら
本人希望(主に俺の真似)で翠屋勤めをすることになった。
料理は好きなようだ。


そしてもちろん ジュエルシードも忘れない。
捜索はアースラがやってくれてるので
こっちは気兼ねなく日常生活を送れる。



ジュエルシード 残り11個









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