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書き貯めの第7シリーズが
そろそろこの第6シリーズに追いつきそうな件・・・











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5月7日





この日 市内3箇所でジュエルシードが見つかった。
頃合悪く 発動寸前のものもある。
回収組も3グループに分かれて封印にあたった。









『こちらなのは ジュエルシードナンバー8 封印終わったよ』

どんな願いをかなえたのか分からないが火の鳥に化身していたジュエルシードは
ユーノのバインドとなのはの高威力封印で確保。



『うん こっちも終わったよ シリアルナンバーは2』

のら猫が偶然触ったのか 黒豹の化身となったジュエルシードは
アルフが押さえている間に フェイトが封印。



『シリアル5無事確保です お疲れ様』

花畑に現れたひまわりの化身
ゆうかと久遠の挟み撃ちにより着実にダメージを与え
最後は懇親こめた一突きでジュエルシード排出に成功。








この間ほとんど戦力にならない俺と
全く戦力にならないアリシアは アースラでお留守番。
ブリッジは忙しそうなので エイミィさんの電算室にいた。



「すごいなぁ 3人ともAAAクラスの魔導師だよ」

今の戦闘データを分析していたエイミィさん。


「そんなに凄いの? ママはもっと凄いよ」
「プレシアさん大魔導師って言われてるからね・・・
 AAAより上となると 管理局全体でも5%切っちゃうかな」
「そりゃ凄い」


ゆうかに関しては俺の裏工作があるとして
なのは・フェイトは元々この強さ
しかもなのはは魔法に触れて1ヶ月程度
将来白い悪魔と称されてもこれは納得できる。

同時に 管理局が勧誘したがるのも納得。
そうそう見つからない優秀な人材が目の前に居る。
しかし制約により自分達からは勧誘できない。
リンディさんあたり だいぶそわそわしてるんじゃないのかねぇ?












アースラが地球にやってきて10日ほど。
先日の3つに続き シリアル9・12のジュエルシードを確保
しかし 残り6つが見つからない。


「見つからないね」
「アースラの高性能スキャンで探して見つからないとは」
「ユーノ 本当に21個あるのか?」
「あるよ」


中心街 郊外 山の中まで探したが見つからない。
となると


「残るは海 か・・・」







対次元空間向けに造られているアースラ、
地上の海ではスキャナーもサーチャーもあまり効果を期待できない。


そこで強攻策に出ることにした。
以前街の中でジュエルシードを探すときに使った手と同じ。
海中に物理ダメージの無い魔力を流し ジュエルシードの強制発動を狙う。


広範囲になるため 範囲魔法を持った人がやらなければいけない。
あいにく俺やユーノ・ゆうかはその手の魔法を持っていない。
なのはの砲撃は津波でも起こしそうでパス。

原作であればフェイトが儀式魔法を展開するところだが・・・



「いいわ それくらい容易いものよ」

プレシアさんが再び重い腰を上げた。
今回は管理局公認なので 問題なく魔法行使できる。











「油断するな 残りのジュエルシード全て近くにある可能性もある。
 発動すれば 6個のジュエルシードを同時に相手しなければならない」


現地に集まる関係者一同(アリシアはお留守番)に注意を促すクロノ。
知ってるか? フラグになるんだぜ それ。




プレシアさんが濃紺色の雷を海中に向け発射。
水に電気と思いがちだが 魔力の塊が雷型をしてるだけなので
周囲の魚とかには影響ない。

そして海中から反応が  やっぱり6個か・・・



「クロノ、フラグ回収乙」
「フラグ? なんだそれは」
「あとで教えてやる」




6個のジュエルシードはそれぞれ海水を使い
6本の竜巻となって襲い掛かってきた。


魔法少年少女たちは それをひらりひらりとかわす。
あいにく俺は飛べないので フローターフィールドを複数展開して
己の身体能力で回避するしかない。
魔法不得意の久遠は何をどうやったらあれだけひらりとかわせられるのか?
妖術か?




「飛距離のある封印魔法を使えるのは3人
 ひとり2つ封印すれば終わるが できるか?」
「できるよ」
「もちろん」
「大丈夫です」
「では残りのメンバーで動きを押さえ込む。
 彼女たちも狙いを定めやすいだろう」




俺の案にクロノを含む全員が乗って 作戦開始。


今回は俺だってできることはある。
竜巻をバインドで縛って動きを止めることだ。
あいにく魔導師ランクCの俺では1本止めるのが精一杯だが。

「行け ユーノ直伝のバインドだ」
  [チェーンバインド]


「くおんも てつだう 『封縛綱一式」

久遠はおそらくバインドに相当する妖術を発動
鎖が綱になっただけで なるほどほぼチェーンバインド。


残りの4本はクロノとアルフで2本ずつ担当
ユーノはさらにその上からバインドを 6本全てにかけている。
さすが本職 やることが違うぜ。





「一撃で決めるよ フルパワーいけるよね」
  [もちろんです]

なのはは巨木事件同様 バスターに封印効果を重ねる。
あの位置だと2本貫通させる気だな。



「わたしたちも負けてられないね バルディッシュ」
  [詠唱完了 いつでもいけます サー]

フェイトは広域魔法で少し離れた2本を狙う。



「ぶっつけ本番ですが 大丈夫、いける気がします」
  [計算上は全く問題ありません]

ゆうかはデバイスの形状を変更させていた
あれは シモノフ? 対戦車ライフルのようだが・・・



「準備はいい? せーのでいくよ」
「いいよ」
「いつでも」
「それじゃぁいくよ せーのっ!!」


  [ディバインバスター]
  [サンダーレイジ]
  [スティンガーバレット]











「せーのっ」から一瞬でカタがついた。

桃色の砲撃が並んでいた竜巻を串刺しにし、
黄色の雷が外れにあった竜巻を巻き込んで爆発
残りの2本に 獲物を狩る翡翠色の豹が走っていった。



『ジュエルシード6個全ての封印を確認 お疲れ様』

アースラにいるエイミィさんから 作戦終了の連絡。
やれやれ これで21個全部か。







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ロストロギアの安全な処理を確認し
制約の元 21個揃ったジュエルシードは無事ユーノの手に戻ってきた。

そして 予想通りユーノの希望で
ジュエルシードは管理局の保管部へ引き渡されることになる。
高町家・テスタロッサ家の反感を考えたのか ユーノ本人が同行し
本局で直接引き渡してくることになった。

ユーノ自身の提案なので 反論は出なかった。
すべて終わったら こちらに帰ってくるらしい。
ユーノに高町性がつくフラグが立ってるのかもしれない。
今度パソコンで調べてみよう。



同時に アースラは通常の巡航業務に戻る。
戻るのだが リンディさんは個人として 非番の日に翠屋に来る気らしい。
日本かぶれの甘党に 翠屋はアルハザードにでも見えたのだろうか?
こちらも ハラオウン家が海鳴に住み着くフラグが立っているのかもしれない。

プレシアさんの処遇は 本局到着後 裁判により決まる。
過去の違法研究くらいしか罪も無いし
空白期中には帰ってくるんじゃないかな?
フェイトに因縁もなかったおかげか さして病気も持ってなかったし。



そして海鳴のほうでは
なのはとアリサが仲直りしたという 嬉しい報告ももらった。
魔法の訓練はなのは・ゆうかの希望で フェイトを交えて継続するらしい。
1ヶ月前の朝の弱さはどこへやら じつに健康的な生活を送っている。



後に事件とも扱われなくなった「ジュエルシード事故」は無事解決のうえ終了した。
やっと平和な日常が戻ってくるかな。














ああ、そうか
それも『フラグ』だったのか・・・






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