小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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出会いは最悪 というお話
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えーと
どうしてこうなった?
状況を整理しよう。
今、俺の首元には刃物
わき腹には槌が軽く当たってる。
そして目の前に 俺を怪しんでる金髪の女性と犬。
これでだいたい分かるとは思うんだけど
分からなかった人のために 以下回想。
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回想 数日前
「学校の宿題?」
「うん 身近な植物について調べるんだって」
なのはたち小学生組に出された宿題、
期限は1週間後とはいえ さっさと終わらせて魔法訓練したいのだろう
手伝ってもらいたく俺の部屋に来た。
「植物ったって いろいろあるぞ?」
「えっと 花とか?」
「木もあるよね」
「どれも種類があるからなぁ 俺が手貸したところで役に立つか分からんぞ」
「資料がいるよね 図鑑とか借りれる場所ないの?」
というわけでやってきました 図書館。
本と言えばここだろう 本屋で図鑑購入してまでやる宿題じゃねぇし。
ただ図書館来るの全員初めてなんだよね。
すずかでも誘えばよかったな 目的の図鑑がみつからねぇ・・・
で、リリなので図書館と言えば
これはよくあることだよなぁ・・・
何故来る前に気づかなかった俺。
目のまえで 手の届かない本をとろうと
必死に頑張ってる 車椅子の少女を見つけてしまったんだが。
「いやー助かったわ ありがとー」
すまん 俺にはあの場から見なかったことにして去れなかったんだ。
「ところでこの図書館初めてか?
何か探してたみたいやけど」
「あぁ、俺の家族が学校の宿題で使うんで 植物図鑑をな」
「図鑑やったら向こうの奥の書架やね」
というわけで目的のものは見つかった。
ついでに 見つけてはいけないものも見つかったわけで・・・
リリなのファンならもうお分かりだろう。
車椅子の少女 八神はやて 9歳
最後の夜天の主
将来は奇跡の部隊長になる大物だ。
そして彼女を中心として起こる『最後の闇の書事件』
確か12月には言ってから原作が本格的に介入するんだが
今日は5月の最終日である 7ヶ月ほどフライングしてしまった。
でもって俺と出会ったからには
一緒に来てる高町家の小学生たちとも自動的に出会ってしまうわけで・・・
「おぉっ あの翠屋の娘さんか 凄いな」
「にゃはは 凄いのはお父さんとお母さんであって わたしたちじゃないよ」
「そうだよね 私あまり料理得意ってわけでもないし」
「でも、たまに手伝いしいてるよね」
「ほんなら将来はパティシエさんかぁ ええなぁ夢ふくらみまくりやん」
なのは・ゆうか・フェイトと顔見知りになってしまった。
この時点でもう闇の書事件が未知数になっちまったが大丈夫か?
(※ちなみに久遠・ユーノ・アリシアはお仕事中だ アルフは外で待ってる)
「楽しんでるところ悪いが 宿題さっさと終わらせるんじゃなかったのか?」
「あ、そうだったの」
「ごめんねはやてちゃん また今度お話しよう」
「せやね また今度・・・ そうや番号おしえとこか」
この数十分で電話番号を教えあう仲まで発展したか。
えーいもうどうにでもなーれ俺は知らん \(^o^)/
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回想 昨日
あれからたまに会う仲になった 高町家の少女たちと夜天の主
俺も保護者代行として たまに八神家に行ってる。
行って分かったんだが 八神家の住宅に
うすーくだが結界張ってあるのな。
たぶん認識阻害の類だろう。
既にあしながおじさんの計画は動いているわけか。
そして現在高町家では
はやて(と呼ぶように いつものように強要された)の誕生日が明日と知った少女たちが
バースデーパーティを計画準備していた。
シークレットというわけではないので はやても楽しみにしている。
主治医の誘いを断ったらしいからな。 石田先生涙目。
一人暮らしという話は高町の大人たちにも知られたことなので
かなり力をいれたバースデー料理を仕込んでいる。
アリサ・すずかとも明日初対面になる。
一生忘れない思い出にしてあげようとは なのは談。
まぁ、確かに一生忘れないだろうよ? 別の意味で。
さらに はやての高町家お泊りが企画されていた。
つまり原作どおり行けば八神家で騎士誕生のところ
ここ高町家で出てくることになる。
ひと悶着ありそうだな・・・
結論から言えば ひと悶着あったわけだ。
いや 今まさにひと悶着に遭ってるわけだがな 俺が・・・
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回想おわり
つーわけで 今現在0時ちょっと過ぎ
お泊りに来てるはやてが使ってた部屋と俺&ユーノの男部屋が向かいで
ちょっと気になってみてみたら案の定紫の光が漏れてた。
そこで ちょっとドア開けてみたんだ。
そしてらこれだよ・・・
はやては気絶してるっぽいし O☆HA☆NA☆SHIとか聞く耳もってなさそうだし・・・
「貴様 何者だ」
「その言葉そっくりそのままお返ししていい?」
話し合いとかそういう次元じゃなかったので中略。
はやての意識が戻ったところで やっと会話に進展が起きた。
ただし、異変を察知したらしい士郎さんと
近くの部屋に居たなのはたちが加わって
さらにカオスな展開になったわけだが・・・
「ごめんなぁ なんか家(?)の事情で巻き込んでしもうたみたいで・・・」
「いやまぁ 今の高町家の中でよかったよ」
魔法云々は重々把握してるからね 今の高町家。
「中田殿、真に申し訳ないことをした」
桃髪長身の女性のDOGEZAってシュールでね?
「まぁ 分かってくれりゃそれでいいっすよ」
とりあえず はやてが説明してくれたおかげで
『主に危害を加える敵』の印象は無事消えたらしい。
【闇の書】が高町家にあった理由だが
はやての荷物に いつのまにか紛れてたそうな。
「しっかし魔法かぁ。
実在してるのも驚いたけど
なのはちゃんたちが魔法使いってのも驚きやったわ」
「すまんな 基本的に一般人にはナイショなんだ」
広めたところでなんの徳もないしナ。
そのなのはだが 早速『名前を呼んで友達』の輪を広める布教活動をしてる。
まずは外観年齢の近そうな赤髪の子に目をつけたようだ。
赤髪、ヴィータは呼びにくい名前に苦戦してるようだが。
とりあえず明日に差し支えると楽しみも減るので
詳しい話なんかはパーティの後ということになった。
しかし4人増えるとちょっと客間が狭い。
「というわけなのだが・・・」
「大変だよな 女性ばかりの中に男一人は」
「うん 分かる分かる」
ザッフィーが俺らの部屋に移動してきた。
ベッドがないので獣形態で休んでもらうわけだが
ザッフィーは場所を借りれれば全く問題ないそうな。
しかしなんでこう女性率が高いのか・・・
あ、題名が『魔法少女』だからか。
ま、丁度いいじゃないか
男は男同士 友情を深めるってのも 悪くないぜ。
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