迷子の蒼猫 11章-５

蒼猫編のストックが全て打ち終りました
なんと　16章分ありやがります
２期止めなのに過去作３期級ありやがります　長くなりすぎた
というわけで　次回作の打ち貯めはじめました


２期初戦ラスト
姉のデバイスが狙い打ちすぎてつい出してしまった

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　　【SIDE LEVI】
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ボクとおねーちゃんに　ナノハが加わった。
へいとは　別のフードの人がいて攻撃されてるそうだ。
特徴聞く限り　シグりん。
戦術も技量もへいとより上　振り切れないらしい。



（アシ）「大変、助けにいかないと」
（レビ）「ううん　それよりも結界をなんとかしよう。
　　　　それで撤退してくれるはず」
（なの）「でもどうするの？　わたしたち結界崩しの術式はもってないし
　　　　アルフさんは外にいるから協力は仰げないし」


そうなんだよね。
アルフのおかげで穴開けて入ることはできたけど
アルフが通る前に穴塞がっちゃったから　置き去りなんだよね。
この結界　ベルカ式で構築されてるから
アースラでも解除に時間かかってるみたいだし。


（レビ）「ねー　ヴィータじゃ消せないの？」
（レビ）「できねーよ　結界維持してんのはシャマルだ。
　　　　あたしと違って　シグナムとシャマルは頑固だから
　　　　話したって聞かねぇだろうし」


じゃ　壊すしかないね。
全力で切ったらいけるかな？　むずかしーかなぁ？
結界全部壊すのに何回切ったらいいんだろ？
むしろ　実体無いのに切れるのかな？


（なの）「全力で攻撃すればいいんだよね」
（レビ）「うん　でもナノハのバスターでも威力足りないと思うよ？」
（アシ）「フェイトと一緒に攻撃できても足りないかもね。
　　　　こう、一点集中で大火力の物理破壊攻撃をあてないと・・・」




（なの）「それじゃあさ　わたしの魔力だけじゃなくて
　　　　まわりの魔力とか全部集めてドーンとあてたらダメかな？」




「「「はぁ？」」」
ナノハ以外の３人がハモった。





そういう魔法がないわけじゃない。
周囲の魔力も集めるだけ集めて使う
【収束（ブレイカー）】タイプの魔法。
けれど　それはさっきの上位拘束魔法とかそんな次元じゃない
もっと上の　最上位級の魔法だよ。
術式とか複雑で　組むだけでも数週間単位だよ。
それを行使するとか　体もデバイスも膨大な負担がかかるよ。




（なの）「あのね　実はこれもルシフェリオンに
　　　　それっぽいのがあって　わたしも撃てないかなーって♪」



あー　あったなぁ・・・
冷静なシュテルんがたまーにキレたときに使ってたっけ。
よく考えてみたらシュテルんの魔法は　元々ナノハの魔法だから
ナノハが使えてもおかしくない。
おかしくはないけどさ



（アシ）「そんな大出力　レイジングハートが持たないよ」
[レイ]「いいえ持たせてみせます。
　　　　あのコにできて私にできないはずがない」
（レビ）「いやいや　キミとルシフェリオンは構造が違うからね
　　　　基礎フレームの強度も違うからね。
　　　　ナノハだってそうだよ　まだ魔導師として駆け出し１年目なんだから
　　　　今からムリしちゃったら将来に響くよ」
（なの）「大丈夫　わたし丈夫さだけが取り得だから」





だめだこりゃ

そういえばナノハもレイジングハートも
シグりんたちに負けない頑固者だった。
一度決めたら屈しない　文字通りレイジングな。




他に有効な手もないし　無理しない条件で提案を呑んだ。
確かにどうがんばっても威力が線状に広がる斬撃よりも
大火力砲撃の一点突破のほうが有効だからね。
収束砲なら強固な結界でも貫通の見込みは高い。
でもそれには　周辺魔力を高圧縮かつ高純度に収束しないといけない。
チャージタイムもかかる　周囲の警戒はボクの役目だ。
さらにおねーちゃんの解析で　結界のもっとも弱い場所を狙う。



（アシ）「なのは、仰角０.２度上げて。
　　　　そう、あと.５度右。　　いいよ　そのまま固定」
（なの）「こ、これ　思ってたよりキッツイ。
　　　　でも、それ以上にわくわくするの」


ボク知ってる　そういうのをトリガーハッピーっていうんだよ。





（ヴィ）「おい」
（なの）「なに？」
（ヴィ）「本当にやるのかよ？
　　　　あたしはそういうのよく分からねぇけど
　　　　制御失敗とかしたらやべぇんじゃねぇのか？」


縛られたままのヴィータの意見はごもっとも。
というか　ボクもちょっと心配だったりして。


（ヴィ）「あたしのこれ外せよ　逃げないから。
　　　　余計なタスクとリソースは少ないほうがいい」
（なの）「本当？」
（ヴィ）「騎士の名とリボンに誓う」
（レビ）「シグりんたちにはどう説明するのさ」
（ヴィ）「はやての為になるんだったら　あたしは迷わねぇ」


バインドが解かれる。
少しだけ処理が楽になったのか　収束球がちょこっと大きくなった。
桃色の収束球はどんどん大きくなっていく。




と、ヴィータがアイゼンを構えた。
ま、まさか　逃げないけど邪魔する気じゃぁ・・・


（ヴィ）「違ぇよ　バカ」
（レビ）「バカってゆーなぁ!!
　　　　って　それ　カートリッジ・・・」
（ヴィ）「こいつをよ　こーすんだ」


叩いた　アイゼンで　直接


とたんにカートリッジにこめられてた魔力が爆発的に拡散する。
そのまま収束弾に吸収されて　　そっか　それが狙い。


（ヴィ）「手持ち最後のヤツだ　あたしができるのはここまで。
　　　　・・・信じてくれるか？」
（なの）「うん　ありがと」
（アシ）「まだ終わったわけじゃないよ　なのは集中して」
（なの）「大丈夫　そろそろ行くよ。
　　　　たぶん衝撃すごいから気をつけて」
（レビ）「おねーちゃんはボクが護る!!」




（なの）「いっくよー　ルシフェリ・・・」
[レイ]「マスター　名称変更を強く要求します。
　　　　これは我々の魔法です」
（なの）「そ、そっか　それじゃこれでどう？
　　　　集まる魔力が星みたいにきらきらしてたから
　　　　『スターライト　ブレイカー』!!」



掛け声とともに　すっごく太い光線が空を駆けた。
まるで巡航艦の砲撃のような　余波だけで押し流されそうな
ボクが知る限りでも最高の威力がありそうな収束砲が。



（ヴィ）「すっげぇバカ魔力・・・」
（アシ）「結界破壊　着弾点から崩れてる　成功だよ」
（レビ）「これでアースラとも連絡とれるね。　　あっ・・・」
（ヴィ）「いいよ気にしなくっても　どうなるかくらい分かってる。
　　　　それよりもよ　あれそのままじゃマズイだろ」


なのはが倒れた。
たぶん　持ってた魔力全部ぶっぱなしたんだ。
無茶しないって約束したのに　聞かないんだもんなぁ・・・



（レビ）「約束破ったらハリセンボン飲ますんだ」
（ヴィ）「前から気になってたんだけど　それウマイのか？」

痛いと思うよ。


（アシ）「ハリセンならあるよ？」

おねーちゃんなんでそんなもん持ってるの？
え、常備なの？　　ニッポンのツッコミのジョーシキなの？
なにそれきいたことない　こわい・・・





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　　（あと）

シリアス回で　フラグ回で　ギャグ回
このサイトはハリセンボンの汎用性を推奨しています
アリシアのハリセンもなのセントネタ　ただしごく普通の紙のハリセン
どこか違うニッポンが大活躍

トリガーハッピー属性がついたなのはさん
１期なのフェ最終決戦が無かったのと　早々にユーノが書庫篭りしたせいで
今作のなのはさん　この時点までＳＬＢ打ったことなかったんですね
ヴィータの行動が齎した結果　とんでもない威力に・・・
そしてこれをやりたいためにユーノを局に缶詰にして
アルフを結界外に置き去りにしたのでした



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