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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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がんばる姉
再会は散々









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  【SIDE ALICIA】
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待ち望んでた海鳴訪問 楽しみなお茶会
その前に立ちはだかる 結界と襲撃
なんなの どうしてこうなったの?


フェイトと分かれて さっきまで歩いてた道を戻る。
この先結界が阻んでるのは分かってる。
でもなんとかして 外と連絡を取らないと
きっとこのまま フェイトと結界内に監禁だよ。






フェイトやレヴィと違って 私は運動が得意ってわけじゃない。
それでも走って ひたすら走って
やっと見えた 結界の壁。
空間を遮る 緑色の結界。



自分のリュックから 携帯端末を出す。
いつも持ち歩いてる たとえるなら私の相棒。
資質が無いからデバイスを持ってても仕方ないけれど
これで簡単な解析や記録はつけられる。
地球でいえば のーとぱそこん ってやつ。
いつもならコレで通信もできるけど 結界がそれも遮ってる。

結界の術式や規模を解析する。
初歩的なものなら無効化もできるけど
そんなヤワなものならフェイトでも抜けるよね。



(アシ)「よーし繋がった えっと・・・」






とんっ






背中を つつかれた。
ううん 突かれた。



(アシ)「・・・うっそぉ」


さっきのフードの人の デバイスっぽいものが
背中に突きつけられてた。
フェイトに引きつけられたんじゃなかったの!?





私は 抵抗する手段を持ってない。
【魔導師襲撃事件】の犯人なら
ほとんど資質を持ってない私には目もくれない。
そう思ってたのは 慢心だった。
考えてみたら 犯人と同じ人だなんて確証は無かった。
別人かもしれない 本当に女の子を 弱い私を狙ってた?




(アシ)「いや・・・ やめて・・・」


手を上げることしかできなかった。
私は フェイトの足手まといにしかならなかった。
なにも できなかった。



上げた私の手を がっしり掴まれる。
目をつぶった。






ばしっ!!





衝撃とともに 捕まれた手が開放された。
えっ どうなったの?




「おイタはいけないなぁ
    そういうのは ワルモノがやることだぞ」




耳に入った声に 私は目を見開いた。
そして立ち上がり 声の主に抱きついた。




「真打ち 参上ってね。
    知ってる? 主人公は遅れて登場するものなんだって」




わたしの大事な もうひとりの妹がそこにいた。





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レヴィは 結界を感じ取ってすぐに家を出てきたんだって。
結界があるのにどうやって来たのって聞いたら



(レビ)「ボクを縛るモノなんて存在しないのだ!!

    ・・・ごめんウソ カッコいいかなぁって思っただけ。
    アルフとボクとナノハでがんばって穴開けたんだ」

だってさ。

残念ながら開けた穴もすぐ塞がっちゃって アルフが外に残ってるから
同じ手で結界を抜け出すことはできないみたい。





フードの人は手をさすってる。
たぶん レヴィの張り手が当たったんだと思う。


(レビ)「そんな姿隠さなくても もういいよ。
    キミたちがこんなことをやってることも その理由も
    ボクは知ってるし 怒らないからさ」
(アシ)「えっ?」


知ってる人なの?


(レビ)「おねーちゃんも 知ってると思うよ」
(アシ)「わたしが知ってる人?
    だってわたしの知ってる人で魔導師って
    フェイトでしょ レヴィでしょ なのはでしょ
    ユーノでしょ クロにぃでしょ・・・」




出てくるのは私を襲ったりするような人ばかりじゃない名前。
本局にいるか たぶんフェイトと一緒か 目の前にいる。
そのなかにひとりだけ所在不明の名前が・・・
でも、


(アシ)「違う そんなことしない」
(レビ)「違うかは 本人がよーく知ってるよ。
    ねぇ そんなフードなんて取っちゃいなよ」
(??)「・・・」




フードの人が そのフードを投げ捨てた。
直後 私はその人に掴みかかっていた。
さっきまで脅されてた側だけど もうそんな話ふっとんでた。
レヴィが止めてたかもしれない 気にしてられなかった。



(アシ)「どうして どうしてなの!!
(??)「・・・すまねぇ」



それは また会おうと約束した 私の初めての友人だった。
あのとき渡したリボンと 私の胸のペンダントが
約束を忘れまいと 風になびいて踊っていた。




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  (あと)


せっかく登板したのに置いてけぼりの主人公

9章1話【約束のリボン】フラグ回収
同【友情のカートリッジ】フラグ再回収
アリシア生存タイプの小説も過去何度かやりましたけど
ここまで本編に噛んでくるのは初めてです





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