迷子の蒼猫 11章-１

今月はちょっと趣向を変えて
５の倍数日定期更新と　３の倍数日追加更新の二重構造でお送りします
追加更新も更新抜け保障対象ありです
ダブる日は？　お楽しみということで



蒼猫編２期はじまるよ

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　　【SIDEOUT】
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世間は師走　１２月
海鳴市も　寒さが厳しくなっていた。
年末、そして新年に向け動く街の裏で
一部の人間しか知りえない事件が起こることになる。


最後の闇の書事件


時空管理局のデータベースには　冒頭そう記される事件である。







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　　【SIDE FATE】
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転送独特の無重力感が無くなって
自分の足に　しっかり地面の感触を感じる。
目を開ければ　懐かしい風景。
海沿いに整備された　きれいな公園。



（フェ）「ここは　いつ来ても変わらない」
（アル）「ほんとだね」



初めてこの街に来たときも
なのはと戦って　管理局に見つかったときも
そして将来のためにこの街を発つときに見送られたのも　ここだった。



（アシ）「懐かしい？」
（フェ）「懐かしいの、かな？
　　　　・・・うん　たぶんそう」


ほんの数ヶ月暮らしただけなのに　帰ってきたと安心してしまう。
故郷はミッドチルダなのに　不思議な気持ち。



ジュエルシード事件　という名前が公式についた
わたしと母さんが起こした事件。
結局　罪はすべて母さんが被り　お姉ちゃんを残して
母さんは手の届かないところに行ってしまったけれど
わたしは母さんを恨んでいないし　今でも母さんの娘　誇りに思っている。

そして　わたしみたいに歪な生まれ方をしてしまった子に手を差し伸べたくて
わたしは管理局に身をおいている。
今は【嘱託魔導師】として　後方支援のお姉ちゃんと一緒に
ジュエルシード事件でお世話になったアースラのお手伝いをしている。
試験があって　その勉強と集中任務期間のために
少しの間だけ　この街を離れていたんだ。
その間に　季節が変わったみたいで　街の気候は涼しくなっていた。





（アシ）「サムイ」
（フェ）「リンディさんが上着用意してくれてて良かったね」
（アル）「イザとなったらあたしが暖めて・・・」
（アシ）「アルフほっぺぷにぷにするからヤっ」


た、たぶんアルフのスキンシップだよ。
わたしには無かったけど　きっとそうだよ・・・





（なの）「フェイトちゃーん!!」
（レビ）「おねーちゃん　アルフー　ひっさびさー!!」


わたしたちの姿をみつけて　大事な友人と妹（？）が駆けてくる。
今日ここに降りることは　前々から連絡してあった。
アースラの整備休みを利用して　数日は街に滞在できる。
ふたりと　他にも何人かの友人が会いに来てくれることになってた。



この数日の間に　事件が起こるなんて
わたしたちの多くは知る由も無かった。




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　　（あと）

アニメベースですが姉妹には先に戻ってきてもらいました
今回のキモ

アルフに幼女好き疑惑が・・・
いやぁ将来的に考えて子供は好きでしょうけど



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