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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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長い1日は まだ終わらない
















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魔法と出会ってから一晩経って 朝。





相変わらず朝に弱いなのは姉さんをよそに いそいそと着替えるわたし。
姉さんのケータイの目覚ましアラームが鳴ったけど
ねぼけてベッドから落としてるし・・・


「姉さん そろそろ起きないと後が大変よ」
「うー うにゃ~」

おかしいなぁ 猫がいるわよ?






「あ、おはよー」
「やぁ ごめんねぇバスケットが寝床になっちゃって」
「いや、居心地は悪くないよ」

見事にフェレットだねぇユーノ。
バスケットにクッションいれた臨時ベッドが似合いすぎw










なのは姉さんがやっと起きたので
主に頭のリボンとか 着替えの手伝いをする。
急いでやると へんな形になるのよね こういうのって。


「えと とりあえず昨夜はお疲れ様」
「あ、うん おつかれ」
「緊張してるわねぇユーノ君」
「そりゃ まぁ・・・」
「名前で呼ぶの 慣れてくれた?」
「うん なのは」


会話には君付けしてあげることにはしたけど
わたしは慣れるのに時間かかりそうよ・・・














すずかちゃんたちへの説明のため
今日の登校はバニングス家の車が出ることになっている。
朝ごはんを食べ終わったところで 到着を知らせるメールが来た。



「おはよー二人とも」
「おはよう」
「「おはよー」」
「さあ、説明してもらいましょうか」
「アリサちゃん気が早いよ
ドア閉めてからでも遅くないから」

全くよね。




車が走り出したところで ユーノから簡単な説明が始まった。
二人にリンカーコアがあるらしいという話は昨晩ユーノに伝えてある。

とはいえ 学校に着く前に全てを説明するのは無理。
そこで【念話】の出番。 これも移動中にユーノから教わった。
慣れればデバイス無しでも会話できるというが 昨日今日の姉さんは失敗、
アリサちゃん・すずかちゃんは魔法自体に鳴れておらず 言うまでもかな、
わたしはというと・・・



<<アーアー どうよ?>>
「あぁ、うん 何か言ってるのは分かったけど 聞き取りづらいかな。
少し練習すれば大丈夫じゃないかと」

点数つけたら40点ってところかしらね・・・





学校に到着 バスで来ていたはやてちゃんと合流。
ユーノはそのまま折り返しの車で高町家まで送ってもらえる話になっている。
鮫島さんの計らい。  この年季の入った運転士、やるわね。

この話の続きは念話で行うことになり デバイスを介して返答するため
レイハさんは姉さんがそのまま所持 わたしもジェイドを所持する。
昨晩のうちにジェイドの借用登録したからね。
ユーノの所有物だから 終わったらお返ししないといけないもの。

ほか3人は受信のみで 反論したいときはわたしたちを介することになった。
授業中は無理があるけれど・・・









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授業中にも届く念話
わたしたちはそれを 魔導師の必須スキル【マルチタスク】で
授業を聞きながら脳内処理していく。




ユーノの話は ほぼ原作どおりだった。
自分で発掘したジュエルシードを搬送中
事故か何かで輸送船がふっとんで ジュエルシードが海鳴に撒かれ
それをユーノが責任感じて回収してました。
と、3行で簡潔に言えばこうなるわね。

こちからの反論 主にアリサちゃんのだけど 休憩時間中にユーノに伝える。
言うまでも無く ユーノの責任じゃないじゃないの とかだけど。


最終的に ユーノを手伝うことで少女組は一致、
ユーノは最初辞退したけど こっちが折れるはずも無く 了承するしかなかった。
















ユーノの説明が終わったとき
わたしたちは既に学校から下校していた。
今日はそのまま翠屋で これからどうするか考えようと
5人全員がそろってたんだけど





昨晩に続き なんとも言えない違和感を感じた。


「ちょっと 今の何よ」
「これ もしかして・・・」
「うん たぶん・・ <<ユーノ君、これって>>」
<<昨晩と違う 新しいジュエルシードがすぐ近くで発動してるんだ>>
「やっぱり。 どうするの?」
<<僕もすぐ向かう 手伝って!! >>








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ジュエルシードの発動を感じた方向に急ぐ。
直前にユーノと合流  そこは 神社だった。
たまに子狐の目撃例があるんだけど わたしはまだ出会ったことが無い
それはさておき・・・







境内に上がってきたんだけど


「うわぁ・・・」
「何やあれ・・・」
「原生生物を取り込んでるんだ。
実態がある分 昨夜のヤツより手ごわくなってるよ」
「原生生物って何よ」
「犬 だと思うけど・・・」
「いぬぅ!?」


自宅が犬天国のアリサちゃんが特にショック受けてる。
そりゃアレが犬って言われりゃねぇ・・・
目が4つある犬はトラウマになりそうよねぇ・・・



「なのは のぞみ デバイスの起動を!!」
「ふぇ? 起動ってなんだっけ」

ぅおーい・・・

「昨夜やったとおりに起動パスワードを・・・」
「あんな長いの覚えてないよぉ」
「わたしなんて昨日はパスなかったもの」
「あぁぁそうだった とりあえずなのははもう一回言うから繰り返して・・・」



魔法資質を感知したのか
こっちを確認すると 早速襲い掛かってくる。
パス言ってる暇ないよ こっちは約3人まだ一般人もいるし!!








そんなことをしているうちに
犬っぽいナゾブツのこうげき
こうかはばつぐんだ





わたしのほうは ジェイドが気を利かせてくれて
プロテクションが自動発動して無事
後方にいた3人も負傷見当たらず。


なのは姉さんもレイハさんがプロテクションで無事・・・




「「むきゅ~」」
「無事じゃないし!?」
『発動が遅れてしまいました』
レイハさぁーん!! しっかりしてよぉ






ナゾブツは距離をとっている。
この間にわたしはジェイドを起動 ジャケット装備
おぉーとか後ろで言ってるけど あまり状況は芳しくない
防御はなんとかなるけど 決め手(姉さん)が気絶中だからなぁ・・・
ついでにユーノも。



「なのはちゃん 大丈夫?」
「ちょっとぉ しっかりしなさいよ」
「のぞみちゃん どうするんや」
「どうするったって・・・」

ナゾブツの攻撃は再開している。
わたしとジェイドで守備は万全なのが救いだけど
このままじゃなんの進展もないわよ。
ジェイドにはまともな攻撃魔法も 封印魔法も登録されてないんだから。








『・・・レイジングハート』

プロテクションを発動させながら 珍しくジェイドが喋った。
というかデバイスがデバイスを呼んでるのがシュール。
通信とかでやるもんだと思った。


『・・・なんでしょう』
『【MODE:E】を提案します』
『しかしあれは・・・』
『しかしレイジングハート、
グランドマスター ユーノも マスター ナノハも気を失っている状況では
他に状況を打開できる手がないと思われますが』




モードEって何かしら?

「ジェイド、モードEの詳細説明!!」
『はい Eは[Emergency]を指します これは・・・』



ジェイド曰く これはインテリジェントデバイスに標準設定されるもので
使用者が急務の際に デバイスの意思で行動決定、魔法行使
および臨時に使用者を選定することができるという。
その選定は デバイスが特に信頼できる相手のみに限られ 使用時間も数十分程度
魔法行使も通常使用より威力・射程などにリミットがかけられるなど
いろいろと制限が多い。


『しかし この世界に来て1日と経ってないのですよ。
私が頼れるのはグランドマスターとマスターしか居ません』
『妹君であるミス ノゾミ そして友人である後ろの方々は
少なくとも我は信頼しても良いと考えるが』




相変わらず姉さんとユーノはむきゅー状態
こっそり後ろでやる気オーラも出てるし・・・

「あまり悩んでる時間は無いと わたしはおもうんだけどなぁ」

後押ししてやろうかしらね。















『・・・そうですね』

不屈が折れた。



そうなると誰が代行するかということなんだけど
後ろでは決着がついてるみたい。
やる気オーラまんまんのアリサちゃん
すずかちゃん・はやてちゃんはそのオーラに この場を譲ったらしい。



『お手数をおかけします ミス アリサ』
「いいわよ気にしなくて。 で、どうすればいいの?」
『貴女の魔力を使って起動します そのまま持っていてください』
「オッケー」



『 emergency mode Ignition, stand by ready. 』






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昨夜のジェイド(フリーモード)と違い
エマージェンシーモードは通常同様
使用者のイメージでジャケット形状とデバイス形状が変わる。



起動後のアリサちゃんは
ベースはなのは姉さん同様 聖祥の制服なんだけど
真紅のラインがアクセントについている。
で、レイハさんはというと・・・   片手剣?


『珍しいですね 近接タイプですか』
『彼女のイメージでこうなりました』


射撃と補助に偏りがあるミッド式で 近接はかなり珍しい類に入る。
まだ見ぬフェイトちゃんとかレアなのよね。



「よし 次は?」
『ジュエルシード封印のために 術式を当てなければなりません。
予め攻撃を仕掛け 相手を弱らせるのをお勧めしますが・・・』
「私に犬をいじめろって? 無理でしょ」
『でしょうね 一気に決めましょう』


どうも アリサちゃんは捕縛魔法苦手らしい。
確実に当てるためには是非バインドかけておきたいということで
そっちはこちらが担当することになった。
逆にこっちは そういうのは得意だから。

『ミス ノゾミ
相手の動きが早すぎて レストリクトロックが使えません』
「うん 発動の早いリングを先にかけて チェーンで追加固定」
『アイアイサー リングバインド&チェーンバインド』



バインドが掛かり ナゾブツの動きが止まる。
すかさず封印に転ずるアリサちゃん。
レイハさんの刃先からは炎が・・・  変換資質持ちかぁ 羨ましい。

「ちょっと痛いだろうけど我慢してよねっ
{サラマンドラシェナイダー}」
『 Salamander Schneider Sealing Shift 』










灼熱の一撃で ナゾブツの封印に成功。
憑かれていた犬は どうやら無事のよね。

「ふぅ ざっとこんなもんよ」
『ご協力ありがとうございます ミス アリサ』




「いやー 凄かったよアリサちゃん」

後方で見ていたすずかちゃん・はやてちゃん
そしていつの間にか意識を取り戻してたなのは姉さんが拍手してる。

「なのはぁ アンタしっかりしなさいよ 数時間とはいえ魔法の先輩なんだから」
「にゃはは ごめんごめん 油断してた」
「さっきの いつものRPGの技だよね」
「うん カッコいい名前だったからちょっと拝借してね」
『それに封印効果を付加しました』
「あんたノリが良くていい子だわ」
『thankyou しかし私は杖なのでできれば振り回すのは・・・』
「アーアーキコエナーイ」



話が弾んでる初心者魔法少女陣
そんな中 ぽかーんとしてるユーノ。

<<・・・何が言いたいかはだいたい分かるわ>>
<<ははは お気遣いありがとう・・・>>











気づけば太陽が沈み始めてるわね・・・



「えと なんか1日でいろいろありすぎちゃったね」
「そうねぇ 姉さんは半分役立たずだったけど」
「う、ごめん・・・」

「よーし 次こそはわたしがデビューやでぇ」
「えー わたしだよー」

約2名はりきってるけど 気にしないでおこう。
アリサちゃんは満足した顔してるし。
ユーノはユーノで考え事してるし。
管理外世界にこんなに魔導師候補がいるなんてーなんて考えてるんじゃないかしらね?


太陽を眺めながら わたしは明日は何が起こるかなー なんて考えていた。
だってほら もう原作知識全く役に立ちそうに無いんだもの。
こうなったら出たとこ勝負よ。  ネッ♪








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(あと)



主人公は原作知識を投げ捨てました
気持ちはお察しください


三人目の魔法少女誕生
有名なバーニングシリーズも少し意識してますが
基本はRPGお約束の剣士キャラで 白兵タイプです
それにオリジナル魔法で ピンと来た人もいるでしょうけど
そのへんは後々分かりますよ

今回から
「通常会話」 <<念話 思念通話>>
『デバイス通常会話』 <『デバイス念話』>
としてみました
【】なんかは重要単語なので 会話にあらず

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