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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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10対1の対決
数だけ見れば袋叩きもいいところですが・・・










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闇の書の意思との決戦が始まった。
ユーノとシャマルさんがバインドなどで補助するなか
接近戦はフェイトとシグナムさん・はくと・アルフさん。
援護するように遊撃するヴィータ そこになの姉さんとボクでさらに遠距離から砲撃しつつ
この状況を打破する名案を皆で考えている。
(ザッフィーは装甲薄いシャマルさんの盾役)

頭数だけでいえば10対1
それでも決定打を与えられないのは さすがロストロギア。
バインドをかければ即座に壊され
各方位から攻撃しても盾で止められる。







『 封鎖領域の解析完了 』
「早かったね」
『 術式の組み方がマイスターの組織と似ていましたので 』
「納得 それじゃ通信防御だけ切って」
『 だけですか? 』
「全部切ったら物理破壊で海鳴市が無くなっちゃうよ」
『 オーライツ 』

グラムが通信防御を強制解除して
やっと外のアースラに連絡できるようになった。



『みんな 大丈夫?』
「なんとかね エイミィさん、そっちはどうなってるの?」
『クロノ君がグレアム提督のところに向かったっきり まだ帰ってこないの。
援護はもうそっちに向かってるから もう少しだけがんばって』
「うん やるだけのことはやるよ」

まだクロノは本局か。 まぁ大物の逮捕に行ってるんだから仕方ないよね。
クロノになにかいい案ないか聞きたかったんだけど・・・








アースラと通信を切って再び意思のほうを見ると
なんか手上げて呪文を唱えてた。

「咎人達に、滅びの光を 星よ集え、全てを撃ち抜く光となれ」

呪文に呼応するように周辺の魔力が集まっていく。
あれだ あれをぶっぱなす気だ!!


「全員待避 急いで!!」
「えっ 何何?」
「見てわからない? あの子、スターライトブレイカーを使おうとしてる」
「そ、そんな・・・」
「それも 広域型バージョンのが来るよ 距離をとって!!」





10人が最大速度で離れていく。
偶然 ボクはなの姉さん・フェイトと同じ方向になった。
このままいけばおそらく一般人2名とご対面かな。


「ちょっと こんなに離れなくても・・・」
「至近でくらったら 防御も上からでも落とされる」
「いっぺん落とされたフェイトが言うと説得力あるなぁ」
「そういうこと だからもっと距離を取らなきゃ」



『 サー 左方向300ヤード 一般市民が居ます 』
「「ええっ!?」」
「やっぱり いらっしゃるのね」
『 視界内に入るまで あと40秒です 』
「アリス 知ってたの?」
「ボクがだいたいのことを知ってるのはさっき言ったとおりだからね」
「誰がいるのかも知ってるんだよね 誰なの?」
「ボクが言わなくてももうすぐ見えてくるよ グラム、よろしく」
『 Systemlogic-B Aegis Mode Setup Protection Standby OK 』




グラムの予測どおり 40秒後には人影が見えた。
言うまでもない アリちゃんとすずちゃんが居る。

「な、なのはっ!?」
「フェイトちゃん・・・」
「ふぇぇっ アリサちゃん すずかちゃん」
「なんで結界内に二人がいるの」
「知らないよボクが張ったんじゃないもの 設定ミスでしょ」




後方で爆音が響く。 ぶっぱなしたな。

「って 言ってる場合じゃないよ。 すずちゃん コレ受け取って!!」
「えっ? おっとっと・・・」
すずちゃんに投げたのは イージスモードのグラム。
「プロテクション発動!!」
『 Run 』


青紫色のプロテクションが二人を包む。
同時にボク自身も 二人への射線を食い止める位置で障壁を展開
その前方でフェイトがラウンドシールドを、
さらにその前方でなの姉さんがワイドエリアプロテクションを展開
3段の防護壁となって 最後尾の二人を護る。



意思の放ったSLBが襲ってきた。
先頭のなの姉さんがかなりがんばってくれてるおかげで
ボクのほうにまではあまりダメージが通ってこない。
これなら後方の二人に影響は届いてないだろう。


『なのは、大丈夫?』 『フェイト・・・』
『だ、大丈夫ではあるんだけど・・・』
『アリサとすずかが結界内に閉じ込められてるんだ』
『ユーノ エイミィさんに連絡して
なるべく戦闘区域から離れた場所に転送お願いしておいて』
『わ、わかった』





SLBの余波がある程度収まったところで
二人は おそらく聖祥小学校へと転送されていった。
すずちゃんが持っていたグラムが地面に落ちる。
すぐに拾い ランチャーモードに戻した。

「・・・これで少しは安心かな」
「でも結界の外には避難できないんだよね」
「そうだね アースラの転送装置でも結界を越えた転送はできないだろうから」
「うん・・・」
「心配なら ユーノについててもらおうか」
「そうだね アルフにも。 そのほうが少しは気が楽だもの」
ユーノとアルフさんに連絡し 二人にはアリちゃんすずちゃんの護衛にまわってもらった。



『おい 聞こえるか』
「ん、 ヴィータ?」
『今の攻撃で シグナムが負傷した』
「ええっ!?」
想定外 SLBの犠牲者が出た模様。

『シャマルが治療にあたっている。 そっちは大丈夫か?』
「あ、うん こっちは平気」
「負傷ってシグナムのほうは大丈夫なの?」
『ああ、足をやられた』
あ、本人が出た わりと大丈夫っぽい。

『ただ、これでは私は文字通り足手まといになるだろう』
「それなら シグナムさんたちも向こうについててもらおうか」
「ああ、そうだね それならかなり安心できる」
『向こうとは?』
「あー あのね・・・」

状況を説明し 双方で判断した結果
シグナムさんとシャマルさんがユーノたち同様すずちゃんたちのほうへ
ザッフィーは二人の護衛 ヴィータはこっちに合流することになった。




「・・・さてと ちょっと想定外なこともあったけど ボクらもぼちぼち始めようか」
「始めるって 何を?」
「今できることを できる限りやろうと思ってね。
話を聞く相手じゃないとは思うけど とりあえず投降と停止を呼びかけてみようよ」












ボクらは意思相手に無理やり対話に持ち込んだ。
(その無理やりさから 後に高町二式オハナシと言われるようになる)

しかし やっぱり話を聞いてくれる相手じゃない。
ところどころで攻撃を仕掛けてくる意思に
なの姉さんとフェイトが必死で呼びかけていた。
ボク? タイミングを見計らってたよ。 1つ手を思いついたんだ。




話が一向に進まないなか
事態のほうは着々と進行していた。
街のあちこちで火柱が上がる。 暴走が近い証拠だ。


「早いな もう崩壊が始まったか。
私も時機に意識を無くす。 そうなればすぐに暴走が始まる」
「それは 自分が暴走するほど壊れていることを自覚してるってこと?」
「そういうことかもしれん。
だから私の意識があるうちに 主の望みを叶えたい」
「それじゃ聞くけど その望みってなんなのさ。
君はまずそれを理解していない はやてはこんなこと望んでいない」


ボクの叫びを無視するように ブルーティガードルヒが発動される。
「闇に、沈め」
「だが断る」
ダガーの一斉攻撃を寸前で回避。
なの姉さん・フェイトも同様に回避に成功している。




「この 駄々っ子」
『 Sonic drive Ignition 』
「言うことを 聞けぇ!!」
来た フェイトの突撃 この後闇の書に飲まれる。
ボクも それを待っていた。

「なの姉さん、パス」
「ふぇ? あわわ・・・」
おもむろに姉さんに 再びロジックBに切替済みのイージスグラムを投げ渡す。
そして フェイトに続いてボクも突撃。



「愚かな・・・ お前たちも我が内で 眠るといい」
開いた闇の書をこっちに向ける。 思惑通りだ。 このまま突っ込む。
まず先にフェイトの攻撃が当たるも シールドで弾かれ のけぞったところで消滅
続いたボクもそのまま光に飲まれていく。

『 グッドラック マイスター 』
「うん そっちは頼んだよ」
『 オフコース 』
グラムと軽く解釈し ボクは精神世界へと進んだ。





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あとがき



軽く空気と化している人が数名いる気がしますが
闇の書の意思戦 半分終了。


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