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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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肝心の幼女がなかなか出せない・・・







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最下層の さらに最奥にある目的地
到着した彼を待ち受けていたのは






絶望だった。






(ユノ[フル])(なんてことだ・・・)


道中の瓦礫から こうなることは予測がついていたが
いざ目の当たりにすると 言葉が出ない。



ここまでに見た機器同様
地下奥深くに接地された冷凍睡眠装置もまた 瓦礫に潰されていたのだ。






(ユノ)『壁や天井が壊れてる きっと地震か何かで崩れたんだ』
(ユノ[フル])「馬鹿な この周辺に活火山や変動地盤なんて無いのに・・・
     地震・・・  そうか そういうことか」
(ユノ)『僕も多分 そうだと思うよ』




  旧暦462年
  数々の世界を飲み込んだ歴史的大規模次元震


  聖王のゆりかごが暴走したのではないかという説もある




ミッドの学校に通う子であれば 一般学生でも歴史の授業で習うこの震災
起点とされる世界は この辺境世界とあまり離れていない。
影響を受けていても おかしくはなかった。









フェルの主 当時の長の息子が乗り込んだ装置も
金属で出来た彼の棺となっていた。
震災から200年以上 壊れた扉から空気中に晒され
骨すら風化してしまっている。
いくつかの装飾品が 確かにそこに誰かがいたことを物語っていた。




しばらく立ちぼうけていたユーノ(体)だったが
腕輪が光った直後 鎧とユーノ本人が分離した。
同時に 身体はユーノ本人のものに戻っていた。


[フル]「ここまでつき合わせてすまない 約束どおり開放する」
(ユノ)「広間の声・・・  フェル、君は・・・」
[フル]「すまんが 少し独りにさせてほしい。
    あまり期待は出来ないが お前の欲しい資料があれば
    生きている端末からもっていくがいい。  俺には不要のものだ」


仕えるべき主は 既にこの世にいないことを
フェル自身が事実として受け止めきれないでいるようだった。





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