時を駈ける幼女 ５章-５

わりと優秀な修正がついてるアースラ

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　　　【SIDE YUNO】
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海鳴市からアースラに戻ってきた僕らを待っていたのは
アースラスタッフの喧騒だった。



聞けば　僕が被弾した黒い雷は
このアースラにも飛来してきたらしく
機器がやられ　通信も監視もできずにいたらしい。
なるほど　それで連絡がつかなかったんだね。




（なの）「大変だったんですね」
（クロ）「ああ。　　だが　得られたものは大きい」


ジュエルシードは全部封印されたのを確認し
今後の行動をどうするか会議室で考えることになってたんだけど
あの黒い雷で　なんと黒幕が割れたんだ。



（リデ）「あら　彼女・・・」
（クロ）「はい　【プレシア・テスタロッサ】とあの雷撃の魔力パターンが一致しました」
（なの）「この人がフェイトちゃんのお母さんなの？」
（ユノ）「ファミリーネームは一致してるね。
　　　　確か　大出力の魔力炉の研究をしてた人だよ」

プレシア女史の研究は　魔力動力炉が専任、
炉の小型化技術なんかで特許もいくつか持っていて
専門学校の授業でも名前が出てくるくらい有名な人。
まさか　ここで名前を聞くなんて思ってなかった。


（クロ）「彼女は２６年前　ある事故を起こした後　行方知れずになっている。
　　　　事故自体は後に　上司の圧力と急ぎすぎた行程が原因として
　　　　別に逮捕者が出ているんだが」
（ユノ）「この人はそれを知らないかもしれない　ってことですか」
（なの）「それじゃ　フェイトちゃんが管理局に関わっちゃいけないのって・・・」
（クロ）「その関連もあるかもしれない。
　　　　ただ　疑問もいくつかあるんだ。
　　　　中でも最大の疑問が　そのフェイトの存在なんだよ」


プレシア女史は結婚していて　ひとりの娘がいる。
と、ここまでがアースラのデータベースだけで調べて出てきたものらしい。
ただ、その子が生まれたとされるのが３０年くらい前になってて
どう考えてもフェイトと年齢が合わない。
その娘さんの　さらに娘というほうがあり得る。

（エミ）「プレシア女史と娘さんの詳しいこととかは
　　　　アースラのデータベースには記録されてないの。
　　　　そのへんもあわせて本局に問い合わせてるから
　　　　明日明後日には謎も解けるんじゃないかな」




（ユノ）「・・・テスタロッサさんちの家庭事情はおいといて
　　　　これからどうするんですか？」
（クロ）「２６年前はさておき　今回の事件は今のところプレシアが容疑者として最有力だ。
　　　　そのへんも踏まえて一度本人を追及する必要がある。
　　　　アースラを攻撃ししたというだけでも　逮捕の理由にはなるからね。
　　　　だが　どこに居るのかが掴めていない」
（リデ）「ジュエルシードが全て封印されたのならば
　　　　フェイトさんが地球にいる理由もなくなるものね」
（クロ）「最悪　なのはが持つジュエルシードを餌に
　　　　フェイトをおびき出すという手もありますが・・・」


（なの）「・・・えっと　たぶん大丈夫。
　　　　フェイトちゃんとの　約束だから」

なのはとフェイトの　また会うっていう約束、
僕はそのとき気絶してたから詳しくは知らないけど。





これ以上はアースラで話し合っても進展無く
ジュエルシード暴走の脅威もとりあえず無くなったことだし
この先はフェイトからの接触がないと先に進めなさそうだし
なのはと僕、ティルは　高町の実家で待機することになった。

これまでの経過説明も兼ねて　リンディ提督が同行。
それは僕らはもとより　クロノ執務官も真相を重々理解していた。
あぁ　あの人、甘いもの目当てなんだなぁ　と・・・



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　　（あと）

２６年前の件を潔白証明
なので当小説でプレシアさんにあてられるのは今のところ
民間船（貨物船）＆管理局艦攻撃と　ロストロギア不法所持＆使用
あとは公務執行妨害あたりは今後増えそうですが

原作より少し保管データが多い仕様




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