時を駈ける幼女 ６章-２

１２月は通常更新　の予定です
予定です　大事な事な（略
ごめんなさい　なにせツイッター（→）にすら出てこれない日が
最近わりとよくあるので・・・



どっかの議員より上手いプレシアさん演説会のお話

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　　【SIDE YUNO】
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プレシアさんの逮捕が決まり
あの日はそのまま夜までバニングス家で過ごした。
途中からすずかも加わって　わりと楽しい１日を過ごせたかな。




そして　決戦の日

【時の庭園】と呼ばれる　移動式庭園の正面玄関に
管理局巡航艦艦長と執務官、同艦の武装局員２個小隊
ジュエルシードの正規所有者の僕とティル、
現地協力者なのは、庭園案内役アルフ、
今回の事件に関わってきた　管理局側の全員がここに揃った。



局員の皆さんは　プレシアさんがいるであろう階下の研究区画に向かう。
その間　僕らは上の居住区画にいるはずのフェイトと合流、
何もなければそのまま撤退　皆さんの帰りを待つことになっていた。

そして　何もない保証はなかった。
むしろ　何かある予感はしてた。




自室で眠らされていたフェイトをなんとか起こし
アースラに収容してもらおうと通信回線を開いたとき
高次空間にあるはずの庭園が揺れた。　自然地震はありえない。

ジュエルシードの気配も感じる。
フェイトが集めたものを　プレシアさんが持っていたんだ。
おそらく　全て起動させている。

以前のあの衝撃が空気中を走っているのが感じ取れた。
小規模次元震　しかもこれは序の口　どんどん大きくなっている。





（プレ）『・・・もう　終わりにしましょう』

連絡用に繋いでいたアースラの回線ごしに　年配の女性の声がする。
向こうで　プレシアさん側の映像を受信しているんだ。
映像つきの通信で　ブリッジの様子がこっちからでも見える。


（プレ）『私は　たどり着かなければならない。
　　　　次元断層の向こう　幻の地【アルハザード】へ』
（フェ）「母さん、なにをしているの」



（プレ）『・・・フェイト、聞いているかしら
　　　　アナタは思っていたよりはよく動いてくれた。
　　　　でも、それもここまで。　もう役に立つことはない。
　　　　役立たずに居てもらうほど　私は甘ちゃんではないわ』


役立たず　　確かにそう言った。
フェイトを、実の娘を捨てる気なのか　この人は。




（クロ）『プレシア・テスタロッサ　アルハザードなんてものは伝承だ。
　　　　実在なんてしない。　今すぐその行為をやめるんだ。
　　　　これ以上危険な行動は　罪を重くするだけだ』

現地に向かっている部隊の指揮官、クロノも
通信ごしに警告しているけど　たぶん聞く気はない。
わざと映像を流しているのも　デモンストレーションなんだ。



・・・まてよ　なんでそんなことをする必要があるんだろう？




（プレ）『アルハザードは　確かにそこにあるわ。
　　　　私は他に希望が無い。　　それに、時間も』


たまに咳き込んでるのが見える。
２６年前の事故の影響で　難病を発祥した記録があった。
もしかして　まだ治ってない？　治していない？　秘密にしてる？
だとすれば　かなり末期になってるはずだよ。
放っておけば命が危険な病気なのに!?




（プレ）『私は　必ずアルハザードにたどり着いてみせる。
　　　　そこで　取り戻すのよ　私たちの正しい人生を』


カメラが後ろに引いていく
さっきまで視界外だった　プレシアさんの後ろ側
そこに　誰か　いる・・・



（なの）「えっ・・・」
（アル）「あれは　一体・・・」
（フェ）「そんな　あれって・・・」




「「「わたし（フェイト（ちゃん））が居る・・・」」」




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