小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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今作の鬼門になりつつあるレヴィ
絡ませる場面がわりと少なくて・・・
数少ない主役級回
絡ませる場面がわりと少なくて・・・
数少ない主役級回
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【SIDE YUNO】
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ジュエルシードは 21個全てが封印され
海鳴市には とりあえず平和が戻った。
行方知れずのフェイトたちからアクションがないと
アースラにいても仕方ないので 一旦戻ってきた僕らに
急報が入ったのは その日の夕方のこと。
習い事から戻る途中のアリサが
傷だらけのアルフを見つけ なのはのケータイに連絡してきた。
奇しくも今日は 市内の動物病院は軒並み休業日
自宅に専属の医師がいるバニングス家に運ばれたアルフ
なのはと僕、ティルも 文字通り飛んでバニングス家にやってきた。
うん 飛んだほうが早いんだ。 結界張れば見つからないし。
(なの)「アリサちゃん ごめんおまたせな・・・ の!?」
(ユノ)「アルフの様子は? 僕インクリース系は少しだけ自信が・・・ えっ!?」
(ティ)「あ こんばんわ です」
到着して 僕らは飛んできたことを後悔した。
(レビ)「をぉっ 親方、空からユーノたちが!?」
(アリ)「誰が親方よ!!」
何故君がいるんだい?
聞けば 第一発見者がレヴィだったそうだ。
助けを呼ぼうとしたレヴィが捕まえたのが偶然近くにいたアリサで
気がかりだからと そのままついてきたらしい。
アリサも 以前フェイトのそっくりさんとして見たことがある子だし
僕らのことを知ってたから 気にしなかったらしいんだけど
残念なことに 僕ら彼女に魔法のこと話してないんだ・・・
だから 僕がアルフの様子を見てる間
なのはたちにレヴィの説明を任せることになった。
ほんとはどっちも僕がやればいいんだけど
回復魔法を使える人手がないんだ 仕方ないよね・・・
(アル)『・・・あんたたち どうして』
(ユノ)「あ、できれば 念話は使わないで。
傷が深すぎて血と一緒に魔力も漏れてる 節約したほうがいい。
幸い この家の子と執事の人は 魔法の存在は知ってるから」
(アル)「そうかい 後ろは・・・」
(ユノ)「気にしないほうがいい かな うん」
なのはが砲撃で打ち上げ花火もどきを作ってるんだ。
魔法の説明で少しだけならとは言ったけど 大丈夫かなぁ・・・
(ユノ)「傷はこれでよしと。
そういえばフェイトは一緒じゃないの?」
(アル)「フェイトは・・・ ごめん」
(ユノ)「ケンカでもしたの?
君たちはそんなことしないと思ってたけど」
(アル)「違う そうじゃないよ。
この会話 管理局のやつらも見てるんだろ」
(ユノ)「あぁ そういうことか」
間違いなく見てるだろうね。
僕らの護衛と銘打って こっちに戻ってからサーチャーはずっとついてきてるから
お風呂とかは自重してくれてるけど 今は頭上にあるからね。
(クロ)『時空管理局執務官 クロノ・ハラオウンだ』
次元通信ごしに 向こうから名乗ってきた。
犯罪者に対する態度じゃないね。
おそらく クロノは大体察しが着いてる。
フェイトの母親 プレシア・テスタロッサは
なんらかの理由で ジュエルシードを欲している。
これは以前フェイト本人から聞いたことがある。
その理由はフェイトも分からない。
きっとその理由は 法律的にアレなことなんだろう。
管理局には知られちゃいけないような理由、
僕らの乗っていた船を打ち落としてまで欲しがるほどのもの。
これはアルフも長らく疑問に持っていて
最後のジュエルシードを封印したあと プレシアさんに直接問い詰めたらしい。
その結果が ごらんの有様。 つまり それくらいよっぽどの理由なんだ。
そして なぜか分からないけど アルフからフェイトへの念話が通じていない。
念話を遮断さする結界に閉じ込められたのか 眠らされているのか
魔力供給の元で 文字通り生死を共にするアルフがいる限り
手を掛けられたわけじゃないのは分かるんだけど
どちらにせよ フェイトの安否も心配だ。
(クロ)『大魔導師と呼ばれたプレシアが
犯罪を犯してまで欲しがる理由 か・・・
いずれにしても プレシアにこれ以上罪を犯させちゃいけないな』
(ユノ)「突入する気だね」
(クロ)『あぁ。 前にも言ったが アースラへの攻撃だけでも逮捕にはお釣りが出るからね。
ジュエルシードの使い道が分からないし
失敗して次元震・次元断層を起こさせってもいけない』
(ユノ)「それで フェイトは・・・」
(クロ)『お咎め無し とは残根ながらいかない。
先の6個のジュエルシード強制発動は 次元震を起こしかねなかった。
危険行為で厳重注意くらいはさせてもらうぞ。
どちらにせよ こちらには出頭してもらう』
(アル)「フェイトに傷ひとつでもつけたら・・・」
(クロ)『その心配は要らない。
彼女は保護対象になるだろうからな』
フェイトにとって おそらくプレシアさんは唯一の肉親だ。
プレシアさんの夫 フェイトの父にあたるはずの人物は別居状態が確認されたし
アルフは主従関係があるだけで 肉親とはいえない。
データ照会中の 件のプレシアさんの娘さんも 生死不明、
だからプレシアさんが逮捕されるとなれば 最悪フェイトは独り身になってしまう。
クロノは それを見越しているんだ。
プレシアさんの居場所 フェイトの家の場所は
アルフの証言から アースラに伝わった。
明日 武装局員がプレシアさんの身柄確保のため突撃する。
(クロ)『今回は君たちにも同行してもらう。
アースラの人員だけでは プレシア確保だけで手一杯だろうからな。
これは執務官としてではなく いち個人としての頼みごとだ』
(なの)「残念、言われなくてもいく気だったの」
いつのまにか 後ろで魔法説明してたメンバーも
こっちの話を見ていた。
なのははともかく アリサとレヴィは聞いてても話についていけないんじゃ・・・
(レビ)「うん ぜんっぜんわからない。
でも これだけは分かる。 へいとが困ってるんだよね。
それを助けに行く ナノハすっごいカッコイイ~」
(アリ)「ま、私たちにできることは無さそうだから
影ながら応援くらいはしてあげるわ。
・・・なのはたちも 無事に帰ってきなさいよ」
明日 全てに決着をつける。
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(あと)
通常時なのは-レヴィは初対面
いや正確には一応会ったことあるんですけど
キツネでしたからねぇ
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