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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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年が明けてしまいました
作者の職場が1年で1番 大晦日が忙しい関係で
先月は1回しか更新できませんでしたね


今回やっと あの子たちがお目見えですよ





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【あらすじ】




高町姉妹の尾行を撒くことに成功



そして 2難あることは3難目も・・・



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高町姉妹の尾行を撒いた日の夕食





「・・・それでな 明日わたしらの誕生日やろ
 石田先生が検査終わったら食事でもどうかって言ってくれたんやけど」
「おぉ いいんじゃない 先生気が利くぅ」

ま、キャンセルになるんだろうけどね。


というわけで 明日は我輩たち八神姉妹の誕生日なのである。
ストーリーに狂いが無ければ このあと午前0時 寝室の書が初期起動する。
闇の書事件の幕開けというわけね。






書の起動自体はむしろ喜ぶべきでしょう。
誕生日プレゼントに 家族が4人(3人と1匹)増えるわけだし。
我輩が学校行ってる間 姉君ひとりぼっちだからね。


もちろんそれを管理局に知られるわけにもいかない。
エルだって ユーノを介して我輩の手元に来るようにしてるし
今まで可能な限り自宅にお客さんを招くことはしなかった。


唯一の例外が アルフ

彼女、フェイトの使い魔なわけで
フェイトはおそらくそのまま嘱託→管理局入りするだろうし 非常に不安である。
しかしあの場面で断るわけにもいかず
犬と聞いて姉君も むしろ引きずってでも連れて来いムードだったからなぁ・・・



起動した後は 騎士たちに話を聞いて 原作との誤差を見極めて
うまいことハッピーエンドにもっていくようにしたいなぁ。









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     ハッピーエンドの前に
          我輩の命がバッドエンドしそうな件












今起こったことを簡単に話そう。



0時ちょうど 闇の書起動
 ↓
部屋が不気味な光に包まれ 4つの人影参上
 ↓
姉君 ばたんきゅー
 ↓
騎士のひとりにエル(管理局製デバイス)が見つかる
 ↓
我輩の喉元に剣  ←イマココ




「えっと 新手の強盗?」
「貴様 何者だ!?」
「名前を聞く前に自分から名乗るのがスジでしょう」
「怪しい者に名乗る名は持ち合わせておらぬ」
「我輩からみればあんたらのほうが十分怪しいって」


O☆HA☆NA☆SHI 通じるかなぁ・・・








「満足ですか?」
「いいや 物足りぬが 仕方あるまい」

そう答える さっきまで喉に剣をつきあててたシグナムさん。
そこまでされて やっと名乗らせることに成功しました。


ただいま我輩 手足を拘束された状態です。
エルは向かいにいる女性 シャマルさんにボッシュートされてます。
しっかり通信妨害してるし・・・



「で、主の双子の妹と言ったな どう信じろと?」
「見た目とか?」
「ああ そっくりだな そっくりに見立ててる可能性もある。
 そのほうが一般人は騙しやすいからな」
「我輩そこまで器用じゃないんですが」
「このデバイス 管理局の管理番号とサインが入ってるわ これはどう説明するの?」
「ひと月前に近くで事件があったときにちょっとね」
「・・・それも怪しいな 証拠が無い」


うーん 姉君、はやく起きて説明して~













姉君が目を覚ましたのは丑三つ時も近くなってからだった。
原作と違い病院にはお世話にならなかったので
石田先生に問い詰められることは無かった。



そして 姉君の説明を受け
今我輩の目の前には 見事なスライディングDOGEZAをかました騎士が二人。
DOGEZAってベルカにもあるんだね。

出現してから今まで何もして無いほかの二人
ヴィータとザフィーラは 呆れてモノもいえないといった顔である。
4人の名前はこのときやっと本人の口から聞けた。



「本当にすまなかった 真に妹君だったとは信じずに無礼なことを・・・」
「いやまぁ 分かってくれりゃいいんだけどさ」
「あはは・・・ 災難やったな」

まったくである。



とりあえず時間も時間なので 詳しい話は明日ということになった。
人数がいっぺんに増えたので 石田先生のお食事会は
適当な理由を考えてキャンセルすることになった。







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「そっか この子が闇の書ってもんなんやね」


夜が明けて 定期検査も終わり自宅に戻ってきたところで
詳しい話を聞くことになった。
とりあえず騎士には家にあった適当な服を着せている。
シグナムとシャマルは亡くなった母親が残したもの
ヴィータは姉君のおさがりである。  いずれもかなり古い。
ザフィーラは狼隊形 大型犬に目が無い姉君がたいそうお気に入りにしている。


「で、みずほも魔法使いやったと そういうわけや」
「ごめんね姉君 隠してて」
「ええよ 知っとった」

はぃ?


「前に預かったオレンジ色の大きなワンちゃんと
 みずほが話してたのを見てしもうたんよ」



うわぁ アルフと話してたとき姉君見てたの!?
ぜんぜん気づかなかったよ・・・



「妹君、大きなワンちゃんとは?」
「前の事件のときに ちょっとね。
 あと『妹君』ってなんとかならないかな? すごく違和感がある」
「では 妹様でどうでしょう」

我輩はギュッとしてドカーンなんてできないぞ?




「その犬、誰かが変身魔法を使っていたのか それとも守護獣なのか」
「あぁ あれ使い魔 ベルカでいえば守護獣で大体あってるよ。
 最初に話した事件の実行犯が主で
 事件は終了してるし その子たちも裁判を受けに管理局本局にいる」
「あぁ この前いってたフェイトちゃんたちやね。
 ちょっと遠くに行っちゃういうとった。  4ヶ月だっけ?」
「うん。 管理局の船も そのとき通常任務に戻っていった」

「その事件のとき 管理局で実戦したりとかは?」
「うん した。  でもデータはここには残ってない。
 あくまで試作デバイスのテストがてらだったし」

エルは試作機なので 必要最低限の稼動データは残るが
周辺の状況を記録する機能はついていない。
ストレージだから余計なこと覚えないし 便利である。






「わかったことが1つある。
 主として 守護騎士の衣食住 きっちり面倒みなあかんということや。
 幸い住むところはあるし 料理は得意やから心配せえへんでな」


そういいながらメジャーを持ち出した姉君、
採寸ですね 服買ってくるんですね。











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同日昼 海鳴市某デパート




我輩 ただいま姉君たちを待ちぼうけ中







体は女性の我輩がいうのもなんだが
女性は買い物に大いに時間をかけるものらしい。
中身が元男なのでそのへんはよく分からない。

洋服フロアでキャッキャウフフしてる生粋の女性陣を置いて
休憩スペースでジュースを飲みながら待っているわけ。


ひとりじゃないよ ザッフィーもいるよ。
狼型だと入れないから 変身魔法で耳尻尾消して
見た目はガタイのいいお兄さんくらいの姿で。
我輩ひとりでいたら迷子と間違えられそうだから ちょうどいい。




「・・・遅いな」
「こういう時間は惜しみなく使うのが年頃の女の子なのです」
「そうか」

さっきからこんな短い会話ばっかりなんですよね。
まだ警戒してらっしゃるのかな?


「そんなことは無い」
「心読まないでください」
「読んではいないがそう思ってる気がしたのでな。
 我々にとって主は絶対だ。 その主が言ったのだから
 みずほ、お前は実の妹で間違いないのであろう」

そうそう 名前で読んでくれるのはザッフィーが1番早かったんですよ。
シグナムが1番苦労してる。  現在進行形で。



「しかし 主はわかるんだが ほかの3人がな・・・」

既に年頃の女の子やってるんだよね あの3人。
確か騎士って感情が無いとかアニメで言ってた気がするんだけど
今までは主の命で感情を殺してたに過ぎないのかな?







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吟味に時間を費やした結果
自宅に戻ったのが日もずいぶん落ちた頃。

買ってきた服(恐ろしい数なのは見なかったことに・・・)は後で片付けるとして
まず夕食となった。
バースディということもあって かなり豪華である。  翠屋のケーキもあるよ。






    この世界現れて十数時間
         騎士、【箸】という強敵に苦戦する。






箸の適応が1番早かったのがシャマルだったのは意外だった。
ザッフィーは 姉君の要望で犬型であるので 箸使わない。


「ええなぁ 一夜にして大家族や」
「驚きのプレゼントだったねぇ」
「でもこういうサプライズは大歓迎やで」
「2度目はあまり期待しないでね」
「あるんかい」

クリスマスプレゼントという2度目があるんじゃないかな きっと。
















その夜 姉君がお風呂に入っている頃




風呂からキャッキャウフフな声が聞こえる
シャマルが一緒に入れてるんだけど 揉んでるんだろうなぁきっと。




「妹君」
「シグナム 直ってない」

4人のなかでも特に硬いからなぁこの将 これは直らないかも。 


「ああ 私は古くて硬い将だ」
「心読まないでください」
「そう思ってる気がしたのでな」

ヴォルケンズってみんな読めるんだろうか? 怖・・・


「私は妹君のことを まだ完全に認めたわけではない
 古くて硬い。 だから 古い形で見極めたいのだが」
「具体的には?」
「明日、一本手合わせ願いたい」

戦いたいだけとか言わないよねこのバトルマニア?

「我輩明日からまた学校あるんですけど」
「この世界の教育機関だったか 終わるのは?」
「昼過ぎ」
「ならばその後にでも 主の許可はその間に取るゆえ」
「引く気はないわけね」
「当然」

まぁ バトルマニアがいるとそうなるよなぁと予想はついてたから いいんだけどさ
高町姉妹かユーノに見つからないかが不安。

とりあえず答えが「イエス」か「はい」しかなさそうなので
そっちは諦めて受けるしかないわけで・・・








次の日 本気で襲い掛かってくる将に
たいして何も出来ずに落ちる我輩だった。
そして将は 主の言葉に落とされたという。






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