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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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なのポGODも発売されましたが
当小説では設定変わらず続けていきます
次回以降は考えますけどね

今回も時間軸的には無印→As













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【あらすじ】




夏の数ヶ月は あっという間に過ぎて・・・




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10月も終わろうという ある日 アースラにて








「フェイトちゃん おめでとう!」
「おめでとー」


ほぼ予定どおり テスタロッサ姉妹の裁判が終わり
またフェイトちゃん本人の希望で 管理局嘱託試験を受験
今日は その合格祝いも兼ねている。
なので主役はフェイトちゃんなのだ。


「ディーノとアルフも お疲れ様」
「うん ありがと」
「改めて あのときはごめんね」



この3人 晴れて無罪が確定したものの
家は虚数空間に飲まれたし 嘱託魔導師として働くことになったため
そのままアースラ生活を続けることになっている。
ヴォルケンズもまだ事件を起こしていないので 当分は平和なパトロールだ。



「んまぁそんなわけで 特に事件が起こらなければ
 アースラの設備を使ってもかまいませんからね。
 もちろん なのはさんたちもね」
「ありがとうございます」
「それに 再来月のアースラ整備のときは
 みんなでなのはさんの家のお店に寄りたいのだけれど」
「か、艦長 管理外世界ですよ!!  休暇中とはいえそれは・・・」
「あなのはさん なずなさんのご家族にお礼を言いにってことにするわよ。
 それにケーキがとってもおいしいらしいの。 楽しみだわ」

超甘党の母親の前にケーキがぶら下がってる。
そんな状況を打破する策を 執務官殿は持ち合わせていない。




終止まったりモードの部屋 しかしこの中で唯一
そんな気楽なことがすぐにできなくなることを知っている人物が ここにいた。



物語は 既にスタートラインについているのだ。









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その前日 海鳴総合病院







「何故っ  何故気づかなかった!!」

「ごめん ごめんなさい 私・・・」

「お前にじゃない 自分に言っている」




担当医 石田先生の定期健診で
姉君の足の麻痺が上を目指して進行していることが告げられたのだ。
そのままいけば 下にある内臓の機能が止まり始め
最終的には 心臓へ・・・



確信した。 したくは無かったが 状況証拠はすべてそこを示している。






   ”主の足の麻痺は 闇の書が原因”

生まれつき書と共に居た主はやて、
リンカーコアが未熟だったために書がとった手段の表れだった。

これに 初回起動で騎士たちが出て来る。
騎士の維持にも魔力はかかる。
それら今までに無い魔力需要を捻出した結果が
上へとのぼる麻痺として現れたのだ。

このまま何もせずに暮らしていけば
2,3ヶ月のうちに内臓に達するだろう。














八神家に程近いマンションの屋上
時刻は21時をまわり 姉妹は寝ている。





「我らにできることは あまりに少ない。
 主の体を蝕んでいるのは 闇の書の呪い」

「はやてちゃんが 闇の書の主として
 真の覚醒を得れば」

「我らが主の病は消える。
 少なくとも 進みは止まる」

「はやての未来を血で汚したくは無い。
 だから殺しはしないけれど それ以外だったら何だってする」







「申し訳ございません 主
 ただ1度だけ あなたとの誓いを破ります」
「破ってそれから どうするのかしら?」


その場に居ないはずの声が後ろから聞こえる。



「み、みずほちゃん・・・
 もうおやすみしたんじゃなかったのですか」
「生憎 ヴォルケンズの顔やしぐさを見てたから
 きっとこうなるんだろうなぁとは思ったからね」






「で、何してるの?
 その格好をみたら 聞くまでも無いとは思うけど」

ヴォルケンズは騎士甲冑 姉君に作ってもらったあの服を着用して
各々のデバイスも待機状態から通常状態に起こしている。
どうみても 蒐集をはじめようというスタイルだ。



「姉君 悲しむよ」
「それでも構わない 我々にとって
 主の命が果てることがないようにするのが最優先だ。」
「闇の書の呪いから はやてちゃんを解放する最善の方法なの。
 見逃してくれないかしら」


「だが断る」



ここで我輩のライフカードを1つ切った。
【地球終了のお知らせ】  投げ捨てた。  ポイッ
 
 
2枚目【闇の書は壊れている】という事実を騎士に理解させる。
もちろん 最初は信じてはくれなかった。
 
 
3枚目を開く。 【真の名『夜天の魔導書』】
名前自体は騎士にも何かひかっかるものがあったようなので
確認のために6月4日 騎士召還のときの台詞を言わせる。
実はここで ザッフィーが「夜天の主の下に集いし」と言ってる。
 
 
4枚目 【蒐集完了時の記憶が改変されている またはその場に居ない】
闇の書を無事蒐集し終わった後どうなったか?
という質問に騎士4人は答えられなかった。
その場面までいけば騎士はたいていページの足しにされているのよね。
それでも蒐集しほうが良いという発想にいくには
少なくとも自分たちが蒐集される場面の記憶が改変されている証拠、
それ以上の改変が入っている可能性も示唆している。




有効なカード3枚切ったところで
ヴィータとシャマルが中止を言い出した。
心当たりがあるという。 あながち嘘とは思えないらしい。
我輩嘘言ってないもの。


「あぁ、勘違いしないで欲しいの。
 ヴォルケンズの皆が姉君を失うことを恐れているけど
 それ以上に我輩は 実の姉を失いたくは無い。
 どうして 一言言ってくれなかった?」
「それは・・・」


「それに我輩 事態をどうにかするちょっとしたアテがある」
「管理局ですか? 協力してくれるとはとても・・・」
「うん 時空管理局は縦社会、上からの命にそむけることは出来ない。
 だけど なにも協力体制をつくらなくったっていんだ。
 一部の施設を借りる。  それだけでもかなり進展が見込める」


「しかしそう うまいこと借りることが出来るでしょうか」
「そのへんはツテをあたってみるよ」
「大丈夫なのか そのツテとやら」
「管理局 あれだけ大きければ裏の顔も相当大きいでしょう。
 少なくともツテは 表に身を置く正義の味方 大丈夫だと思う」


「それと平行して みんなには蒐集をお願いしたい」
「なんでだよ!? みずほのいうツテに任せておけばいいんじゃないのかよ」
「そっちもあるけど こっちでも出来る限りの事はしたい。
 特に書に関しては謎が多すぎる。  これをなんとかしたい。
 だから最低限の蒐集だけして 管制人格に出てきてもらおう」




我輩の案の最後には 特に将に難色を示された。
管制人格の起動には 主、つまり姉君の承認がいる。
最低蒐集量 400ページは問題ないだろうが
はたして主はやては 自分たちの行為を認めてくれるだろうか?





「どちらにせよ 行動は起こさないとならない  でしょ?」
「しかし妹君 危険です。
 我々は昔から行っています故いまさらですが 管理局から見れば立派な犯罪行為、
 それに妹君は管理局に顔が知れています」
「我輩が何も考えてないと思った? たぶん大丈夫だよ」



見つからないに越したことは無い。
とりあえず魔導師の襲撃は避け 魔力保有動物を中心に
この夜からヴォルケンズは蒐集を始めた。
己が誇る 己が大好きな主を亡くさないために
そして 我輩も・・・



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