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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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O☆HA☆NA☆SHI の結果はいかに?









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【あらすじ】



ハラオウン邸の誕生と おじさんと会談
もう、原作なんて無かった




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12月4日 昼過ぎ
聖祥大付属小学校



今日はお嬢様ズ&なのはは塾のため 早々に学校を出発
テスタロッサ姉妹の編入は来週からなので
原作組は全員下校済みである。



そして 原作介入組である我輩と
なずなが残っていた。


「それでは 言い訳をお伺いしましょうか」
「言い訳 かぁ・・・」
「遺言でもいいですよ?」

O☆HA☆NA☆SHIで 本気で遣られる数秒前!





「・・・分かった。  言い訳でも遺言でもない 真実を話す。
 ただし、いくつか約束してほしい。
 1つ、この話を他の 特になのはとアースラスタッフには話さないでほしい。
 2つ、この話はもう我輩にも行く末は分からない。
 だから下手に止めようとは思わないでほしい」
「どちらも内容にもよります とだけ」





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数十分後
海鳴市中丘町




「ここは・・・」
「夏の初めに ふたりで我輩の後を付いてきてたでしょう」
「バレてましたか。
 では知ってて私をここに連れてきた理由は1つですね」
「そう 答えは我輩の家にある」
「そこに全てを置いてきたのですね」
「どこの大航海時代ですか?」



そんなくだらない話をしながらも 我輩は周囲を警戒する。
アースラのサーチャーがついてきてるとも限らない。
なずなの護衛にくっついていたものは
適当に撒いたから大丈夫とは思うけど・・・

結局グレアムおじさんのサーチャーしか見当たらないので
そのまま自宅に向かう。






   ピンポーン♪

「自宅なのに何故チャイムを?」
「かぎを忘れた あと、念のため」


『はい ご用件は?』
「怪しいものではございません。
 長靴と皮の袋を1つ頂きたい」
『・・・待っていて』

「合言葉は長靴を履いた猫ですか」
「我輩らしいでしょ」





しばし待つと 玄関の扉が開いた。
予想どおり なずなのクチも開いた。

「あ、あなたは!?」
「急ぐな。 今は争う時ではない」

出てきたのがシグナムなら気持ちも分かるけどね。

「みずほから話は聞いている。
 ここで話も何だ。 入れ」
「これは 一体どういうことですか?」
「それを説明するのにご招待したんでしょう」









幸い姉君は図書館に出かけていた。
家に居るのはシグナムとシャマル あと猫が1匹
ヴィータとザッフィーは蒐集中かな?


「で、どういうことですか?
 こうなったら納得のいく弁解を聞くまで帰りませんからね」
「納得するかはなずな次第でしょうけどね。
 まぁ見てのとおり 騎士たちはうちで一緒に暮らしてる」
「アースラの方々を いえ、私たちを騙しているということですか」
「現状そうなるわね。
 でも、こっちにも事情があるのよ」



なずなには こちら側で起こっていることを全て打ち明けた。
姉君の病気の正体 魔導書と騎士の思い おじさんの協力 そして我輩の描く未来
おじさんの件は ロッテが一緒にいることで事実であると証明してくれる。



「なるほど 確かにアースラの皆さんには言えない話ですね。
 なのはを連れてこなくて正解でした」
「理解が早くて助かる 全て終わった暁には 我々も局へ出頭する気だ」
「では私からの質問にも答えてもらいますよ。
 まず、あなたがたの主は?」
「八神はやて みずほ嬢の姉上だ」
「はやてちゃんの足も 魔導書が原因らしいのよね・・・」
「えっ ではあのとき一緒に居た エリスという女性は?」
「あ、それ我輩」
「はぁ!?」






ここまで話すと隠しても意味が無いので
この場でエリスに偽装変身して論より証拠とした。


「クロノが知ったら 卒倒するかもしれないわね」
「むしろ そのまま逮捕しにきそう」
「そうなったら私でも止められませんよ?」
「そうならないように動くのがベストなんだけどね」



「とりあえずこの話、今は信じることにします。
 実際書庫でユーノががんばってますし 管理局員の後ろ盾もあるようですしネ。
 しかし間に合うのですか? あまり時間もないのでしょう」
「ああ 400頁集まれば次の一手が打てる。
 これまでの蒐集で350頁、不謹慎だが お前たち姉妹でかなり稼がせてもらった」
「その点も含め 全て終わった後 謝罪でも要求させていただきます。
 事情が事情ですからね」
「すまない」


「あと50ページですか 私からまた蒐集すれば足しになるのでは?」
「そうしたいところだが 闇の書、いや夜天の書は
 1度蒐集した相手からは2度奪うことはできないのだ」
「そうですか。 みずほもですか?」
「我輩の魔力は かなり最初のほうのページになってるわね」
「では 貴女がたは?」
「えっ?」 「我々 だと・・・」



それは 想定してなかった提案だった。
騎士自らの魔力で頁を埋める。
今まではそれで最後のページを埋め 騎士は消滅するのが常だったが
ならば現時点でも蒐集できるじゃないか。
消滅しない程度で蒐集すれば 騎士の魔力も人間同様回復できるし
最後に蒐集されて消えることも無くなる。



「妙案だ 何故今まで考えなかったのか」
「私たち4人で 20ページは埋められると思う。
 後の行動に支障は出るけれど それを引いてもおつりが出るわ」

4人で20ページか。
完全に蒐集しきれなかった高町姉妹が35ページだったよね。
姉妹が将来悪魔呼ばわりされるのが目に浮かぶ・・・


この妙案、残り30頁を埋めてから
姉君に弁解するときに行うことになった。
今後に差し支えても400頁埋まれば それ以降の蒐集は不用だからね。






時間もだいぶ進んで 日が赤くなり始めた。


「おや、そろそろお暇したほうがいいですね」
「そうねぇ まだ姉君と顔を合わせるのは不確定要素が多いか」
「残念ではありますが そのうち会えるでしょう。
 そのときは敵ではなく 友人として ですよね?」
「私たちも そうでありたいものだ」


どうやら O☆HA☆NA☆SHIで遣られるフラグは
無事折れたようである。








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ゴールが間近に見えてきたところで
騎士の蒐集対象も初期の動物に戻り
『魔導師襲撃』は めっきり起こらなくなった。

捜索対象をロストしたっきりのアースラクルーは地道な捜索に作業を切り替える。
同時期、テスタロッサ姉妹は聖祥へ編入した。
初日の質問合戦にかなり参っていた二人も
だいぶ慣れたらしく 3日目にはクラスに溶け込んでいた。



そんな展開でアースラクルーが首をかしげること数日
管理局本局

高町姉妹のリンカーコア完治と
4人のデバイスの修理 および新バージョンのエル完成の報が
我輩たちにいっぺんに知らされた。

同日 騎士対少女たちの第二戦が幕を開ける。





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  【SIDEOUT】
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海鳴市某所上空
アースラクルーに見つかったヴィータとザフィーラが
局員の強壮結界内に閉じ込められていた。






「管理局か」
「でもチャラいよコイツら」
「エリスも居ない時に・・・
 ここは無駄な戦闘は避けたいがな」
「だからって ただ逃がしてくれるようなやつらじゃねぇだろ
 一戦交えるっきゃねぇんじゃ・・・  うん?」
「ヴィータ 上だ!!」


周りを囲んでいた局員が何故離れたか
上を見れば一目瞭然だった。
執務官が 広域攻撃魔法を展開している。


「気づいたようだが遅かったな。
 スティンガーブレイド・エクスキューションシフト いっけぇ!!」





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  【SIDE MIZUHO】
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無数のスティンガーが騎士に向かって降り注ぐ様子を
転送中の我輩たちもモニターで見ていた。
この現場に 増援として我輩たち5人が転送中である。
               ※アルフはユーノの手伝いに行ったYO♪



「さすがクロノ あれだけの魔法をストレージデバイスで」
「ですが 相手にたいしたダメージは無さそうですね」
「あ、ほんとだ」


爆撃のキリが晴れる。
あれだけの本数のスティンガーだったけど
通ったのは ザフィーラの腕に当たった3本のみ。
それも 簡単に折られてしまった。


「確か 盾とか言ってたよね アイツ
 名は伊達じゃないってことか」
「みたいだねぇ ま、我輩たちでなんとかできるでしょ。
 AAAクラス4人に準2人 やろうと思えばアースラが簡単に落とせるよ」
「冗談いってる暇じゃないよ 到着だ」












現場到着後 すぐにセットアップ
たいした変化のない我輩は 特になにもなく完了
そして残り4人はというと・・・


「ふぇ!? これって・・・」
「今までと 違う・・・」
「あぁそうそう 言い忘れてた。
 みんなのデバイスは 新しいシステム積んでるから
 システムチェックで起動にちょっと時間かかるよ」
「そういうことは先に言って欲しかったです」
「どう違うの?」
「起動したらすぐ分かる」




ご丁寧に起動まで待ってくれてる騎士(騎士だからこそ?)をよそに
自分たちのデバイスの変化に戸惑う魔法少女たち。
間もなく システムチェック終了のサインが出た。

「せっかくだから 新しい名前、読んで上げなさいな」
「新しい名前・・・  分かったの」
「心に響く この名前でいいんだね」

「お願い!! レイジングハート・エクセリオン」
   「行くよ バルディッシュ・アサルト」
       「よろしく ルシフェリオン・トライオン」
           「がんばろうね バルニフィカス・フィニッシャー」



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新たな名をキーに デバイスが起動
4人の魔法少女たちのジャケット生成が始まった。
といっても 基本は原作と大差ない。
なずな・ディーノにいたっては やっと原作っぽくなった感じ。



「なるほど デバイスを強化してきたか」
「わざわざ待っていてくれて まずはありがとうね」
「騎士たるもの 無意味な不意打ちはせぬ」

そういうザッフィー 別回線で『なに、気にするな』と飛んできたのはご愛嬌。


さて 改変第二戦 どう転ぶかな?





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