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決戦も終わり 最終章
もう数回のレヴィの活躍を最後までご視聴ください



早速だけど
序盤でシリアスがシリアルになってしまった すまない









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「ぐ、ぐぬぬ・・・」


彼女は今 苦しい戦いを強いられていた。
彼女の視界に 出ては消えるふさふさ
気になる 非常に気になる
なぜか分からないけれど どうにもできないくらい気になる。



「い、いえ 駄目です 駄目なんです。
 そんな誘惑に負けては・・・」



ひょこひょこと動く物体に
身体が勝手に動き出そうとするのを必死に抑える。



「こ、この私が 私たるものがそんなものに ああぁっ!!」



理のマテリアル シュテゆ
ネコの本能には勝てず すずかプロの操るネコじゃらしに釣られる。





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  【SIDE LEVI】
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ぜんぶ 終わった。
【闇の書】なんて存在は永遠に消えたんだ。





と思ってた頃が昨日あったばっかりなのにさぁ ちくしょー



(ナハ)「すまない 今まで黙っていて」
(レビ)「ほんとだよ ボクにだけとか教えてくれてもよかったじゃんか」



ボクと一緒に【闇】の呪縛から開放したナハト
そのナハトから驚きの発言




【闇の書の闇】は消えた 確かに消えた。
けれど【闇の書】が消えたわけじゃない。




これは比喩であって 現実だ。
管理局は【闇の書】の完全破壊を ゲンブツで確認したわけじゃない。
あくまで 黒い何かが破壊された映像が残っただけ。


長く闇の書と呼ばれた【夜天の書】は
ボクがハヤテから浚ったあと 今はナハトが持ってる。
そう ゲンブツがナハトの手元に残ってるんだ。

ハヤテは王様の書と杖を借りっぱなし。
ボクを探しにきてくれたシュテルいわく
ボクがもってっちゃったあと 新しいのを生成したから
ボクが持ってた紫天の書とルシフェリオンは無くても困らないんだって。




(ナハ)「管理局としても しっかり破壊した物的証拠は欲しかろう。
    そしてそれを長年操っていた【元凶】が 今ここにいる。
    この二つが無くならなければ 法的に【闇の書】は破壊されていない」
(レビ)「イヤだ ナハトは【闇】じゃない。
    なのになんで破壊されなきゃいけないのさ?」
(ナハ)「それが 大人の事情というものさ」


おとなのじじょーってボクキライだ。




(ナハ)「それに私が存在すると 君も全力で魔法を扱えないだろう」
(レビ)「それは そうだけど・・・」



今ナハトは ボクの魔力で存在を維持している。
ボクはナノハみたいにいっぱい魔力を持ってるわけじゃないから
ナハトが存在するだけで 少なからずリソースが持っていかれる。
今のボクは ナノハにもハヤテにもリソース不足で勝てない。
ユーノの防御を破るのも難しいんじゃないかな。



(ナハ)「私は知っている 君は空を速く飛ぶのが好きなんだ。
    今は 全力で飛ぶこともできない。
    それに 私がいることで君に予想以上に負担がかかっている」



バレてた。
実は胸のズキズキがぐっと強まってたんだ。
誰にも言わなかったのになぁ 繋がってるってこういうことなのかな。



(ナハ)「君は言った 生きて償えと。
    その意見は正しい だが私は君を犠牲にしてまで償う気はない」



ナハトも リイン同様頑固だ。
もしかして姉妹なんじゃないかってくらい似てる。
見た目は同じ躯体データだから似てて当然なんだけど。






(??)「いかせてあげなよ」


返答に困ってたボクの背中を押したのは
誰でもない ボク。 【こっち】の チヴィだ。



(チビ)「ボクらもさ 今の状態じゃなかったら同じ事考えてると思うよ」
(レビ)「で、でも【こっち】のマテリアルは開放した・・・」
(チビ)「うん おかげでこうしてボクはボクと話すことができる。
    だけど ボクらだけじゃない あの場には もうひとり居た」


それはボクも数少ない後悔のひとつなんだ。
あそこには 【こっち】のユーリもいたはずなんだ。
結局開放できず 【闇】と一緒に完全消滅しちゃって
もう手の届かないところにいっちゃったけど。



(チビ)「王様がさ 昨日戦いが終わってからずっと塞ぎこんでるんだ。
    【砕け得ぬ闇】は王様の半身みたいなものだから
    助けられなかったって・・・」
(レビ)「そっか だよね ボクも同じ想いだ。
    シュテゆもそう思ってるのかな?」
(チビ)「『全ては偶然と奇跡の結果』だって 受け入れるみたいだよ。
    今の姿も含めて」
(レビ)「そっか・・・」


全てを受け入れなきゃならないのはボクらも一緒 かな。



(チビ)「さ、まだ皆にナハト紹介してないんだろ?」
(ナハ)「すぐに居なくなってしまうぞ」
(チビ)「『知らない人』が知らない間に居なくなるより
    『知人』が旅立つのを送るほうがよっぽどいいと思うよ」



【こっち】のボクは ボクより即決行動派で 空気が読めるみたいだ。
ちょっと うらやましかった。


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  (あと)


フラグは 残念ながら折れました


猫シュテゆとすずかのやりとりは
後日談のどこかで絶対入れたかったんだ
この先の展開上 ここにいれるしかなかったんだ



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