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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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生きているからこそ できること









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  【SIDE LEVI】
  【In LEVI】
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ハヤテの想い みんなの想い
しっかり受け取ってるよ。



というか外の会話も 強く想ったことも
ぜんぶ分かるんだねここって。
ナハトいわく 【闇】が力を蓄えるために
負の感情をも利用しようとした結果なんだって。
結局正と負の振り分けがむずかしいから近くの集めれるだけ集めてるらしいけど
めんどくさいからご都合空間ってことでいい?
いいよね。 今決めた。 ボクが決めた。





(ナハ)「愛されているな 君は」
(レビ)「んもぅ そんなに期待されたらボク困るじゃないか」



このままボクもろとも叩いちゃって【闇】を消してくれれば
ナノハも へいとも ハヤテや騎士たちも
【こっち】のマテリアルやリインだって助かると思ったから
全部請け負う気で『闇に還る』って言ったのに
これじゃ消えるに消えられないじゃないか。




(レビ)「やーめた もうやめた。
    このままボクだけ消えたら恨まれそうだし
    これじゃボク悪者じゃないか やだよ そんなの」
(ナハ)「そうするがいい 私は もとよりそうさせるつもりだった」


そういえば何度か助けて貰った事あったね。
どうして助けたのさ ボクとナハトはそのとき なんの繋がりも無かったのに。



(ナハ)「そうだな 管制人格、リインフォースもそうだが
    騎士たちの考えは 少なからず影響はしてた。
    でもそれとは別に君にはちょっと特別な想いはあった。
    なにせ 私がこして存在するのは君のおかげだからね」


確かに ナハトが【闇】から離れて存在するのはボクがいればこそらしいけど
それなら別に放っておくなり
逆に取り込もうとするなりしてたかもしれないじゃん


(ナハ)「さて どうしてだろう。
    君の【記録】には 君も私も存在していない」



そうか ソレを見られてたのか。
そりゃボクもナハトも【向こう】の闇の書事件では存在してないから
出てこないだろうけど 居なくても解決はしてたのを知ってたんだね。
逆に 存在しちゃってもうすっかりおかしくなっちゃったけど。


(ナハ)「そう 君にだって生存する権利はあるだろう?
    既に騎士もリインもマテリアルも 既に生存権を得た。
    不要なものとして排出したからね 次は君の番」





そうだ ボク気付いちゃった。
外で戦ってるみんなは 事件解決後も消えたりはしない。
あえてそう言うけど 【闇の書】から完全に切り離した。
ナハトは ボクも切り離す対象にしている。




それじゃさ ナハトだって 切り離せば生存権ゲットだよね。





(闇)「異議あり」


(レビ)「なんだよぉナハトじゃなくてそっちから横槍いれるの?
    ほんっとに空気読めないんだからもぉ」
(ナハ)「いや、【闇】の異議ももっともなんだ。 
    私のこの姿は この空間には存在できるけど 表に存在はしていない」
(闇)「故に ナハトヴァールは存在しない。
    存在しないものを排出することは 物理的に不可能」



なぁんだ そんなの簡単じゃん。


(レビ)「マテリアルだって実体は無かったぢゃん。
    同じように 躯体構築しちゃえばいい」
(闇)「意義あり 構築および維持に消費されるコストに問題あり。
    魔法行使により貯蓄分を消費した場合 維持できる時間は推定2日」
(レビ)「魔力だろ? ボクのを使えよ」
(ナハ)「無理だ 書の主ならともかく 君の保有魔力では足りない。
    ギリギリ消費分をもらっても1週間と持たない」
(レビ)「足りなかったら ナノハにでも借りる きっと貸してくれるさ。
    それに戦おうとするから足りなくなるんだ。 別に一般人でいいんだよ。
    マテリアルみたいにちっちゃくったっていいんだよ。
    たとえ戦わなくても 一緒にいられるほうがみんな幸せになれる」


魔法行使が全くない状態で試算したら
ちっちゃい躯体でなら30年は持つんだってさ。
十分ぢゃん あとは借りるなり カートリッジでも使うなりすれば伸ばせるって。



(ナハ)「理論上は 不可能ではない。
    元々同じ書のプログラムだったせいか 君に移ることも可能だし
    躯体構築も 不可能じゃない。
    だが そこまでして存在する権利が私にあるだろうか。
    これまで書を通じて 何度も数え切れないほどの命を絶った私が」



たまーに胸にズキッとくるのは ボクに介入するときに
ボク自身に反動の負担が出たからなんだって。
いいよそれくらい ボクは平気だ。


(レビ)「ボク知ってるぞ 刑事ドラマでやってた。
    『死んで楽になるより生きるほうがよっぽど償いになる』んだって。
    だから 生きようよ 今までの事 償えばいいじゃん。
    もちろんナハト自身が生きる決意がないと意味ないけどさ どうさ?」




(ナハ)「・・・償い そう考えることができるのも君のおかげか。
    この身があるのも奇跡に近いが そんな身でできるなら それもいい」



(闇)「賛成2と判断 当システムでも意義なし」



ほら 反対意見は無くなったよ。
この空間での多数決は絶対らしいからね。
ナノハたちにいろいろオハナシされるだろうけど
それは後で考えればいいや。



決まった 帰ろう。
ナハトと一緒にボクも帰ろう。
『闇に還る』じゃなく『あるべき世界に帰る』んだ。





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  (あと)


民主主義的に問題が解決されるご都合空間
某ロボットアニメの3台のスパコンはあまり関係ない
ついでに闘わなれば寿命が延びるのは
某メイドさんとはあまり関係ない はず たぶん


10章2話【こちらに来てはいけない】フラグ回収
12章2話【ハヤテの無茶振りその2】フラグ回収
13章4話【闇に還る】フラグ回収
14章3話【予備行動:不要物排除】フラグ回収

ナハト生存フラグが立ちました
さあ もう後に残るものは無い


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