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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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突更です
なぜかというと 次の更新で決着がつくからです
ちょうど11月の最終更新に重なるんです


フルボッコ☆タイム突入







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  【SIDEOUT】
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闇レヴィに向けられ 放たれる集中砲火

金色の刃が、赤桃色の光線が、白と黒の波動が、青緑の冷気が、
誰となくタイミングを合わせ 着弾する。


そのタイミングに 内部からも合わせたのであろう
着弾点から 青白い小さな光と 漆黒の巨大な光が別方向に分離するのが見えた。
片割れは その場にいる全員が帰還を待ち望んでいた少女と すぐに分かった。





漆黒の光は 着弾点からあまり遠くない位置に留まった。
それが【闇の書の闇】本体であることは明らか。
これを完全に叩けば 全て終わる。
ただし 容易ではない。 それもまた全員が把握していた。



彼女は 中で出会った女性の話は
全部終わるまで伏せておく事にしたようだ。




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帰ってきた少女を それぞれ所定の位置で迎え入れた。
誰もが直接触れて 抱きしめて 喜びあいたかったが
まだ戦いは終わってない。 そして時間が無い。
全て終わってから である。



最後の作戦が前線本部から提案された。
今度は非殺傷設定はいらない。
文字通り全力をもって 【闇】を葬る。


地球軌道上に間もなく到着見込みのアースラには
管理局の強力砲が搭載されている。
これを当てればゲームセット。
しかし地球上で当てると 地球もろとも消滅してしまうので
【闇】のほうを軌道上に上げる必要がある。
【闇】全てを転送するのは質量がありすぎるので
削げるだけ削ぎ 核のみ転送する案が採用された。
転送は 非戦闘局員が総出で行うことになった。







先陣は高町なのは・ヴィータ


構える砲身には ミッド式の丸い魔方陣
足元にはベルカ式の三角魔方陣が展開される。
相変わらず照準は首元の子猫がやっているらしい。

まだ自分達の状況に気付いてないのか
お互いがそれぞれを気遣い タイミングを合わせようとしている。
ユニゾンしているので確実に合うのだが。



「「これが本当の全力爆砕 『メテオリット・アーク』フルファイア!!」」


号令と共に 今季最大級の巨大な破壊光線が
轟音を響かせ【闇】に襲い掛かる。

【闇】の破壊量目標のうち 2割ほどを削いだ。







続けてユーノが詠唱完了。


手には親友から借りた最新デバイス。
司令部から動けない親友の想いも 自分が請け負っている。
下手は打てない。

デバイスがユーノの攻撃面で足りないところを補っていく。
魔力光はいつもの翠色より 若干青みがかったエメラルド。
若干 冷機を帯びている。



「僕だってやるときはやる できるんだ 信じよう。
 頼むよデュランダル 動けなくして 確実に当てる」
「オーケィ、ディアフレンズ 『プリスナーチェーン』」


幾多の鎖が【闇】に纏わりつき
ゆらゆら不規則に動く【闇】を固定する。


「これは僕から そしてこっちは クロノからのイッパツ。
 遠慮せずに受け取って 『エターナルコフィン』!! 」


絶対零度の冷気で相手を完全に凍らせる魔法
【闇】に耐性があるのか ユーノの技術不足か
完全とはいかなかったが 大部分を凍結させることに成功。
劣化した5%ほどが本体から崩れていった。


「くっ 焼付けの攻撃魔法じゃこれが精一杯なのか
 でも凍らせたのは大きいはずだ これで・・・」







「ボク知ってる 凍ったほうが壊しやすいんだって。
 とーけつふんさいほー っていうんだゾ」
「た、たぶん違うと想うよ」


クチではボケとツッコミをかます少女たちは
姿勢は臨戦態勢をとっていた。

片や、防御リソースも全て捨てて 全てを一撃に注ぐ
なんとも危険な格好をしたままバルディッシュを構えるフェイト
片や、重装甲の【黒騎士】スタイルのまま
フェイトの速度に力で合わせ 手元に戻ったバルニフィカスを構えるレヴィ

服装は全く正反対だが 構え方は鏡を映したよう。
このあとどう動くか どのタイミングで当てるか
彼女たちは全く相談していない しなくても分かりあっていた。


小さな力のマテリアルが合図すると同時に
金色と蒼の轟雷が閃光する。


「「これが姉妹合体攻撃
  『ライジングブレイズ』ドライブ!!」
  『スプライトストーム』くらえぇぇっ!!」


2つの閃光が全く同時に、全く同じ場所へ着弾すれば威力も2倍
あいてが凍結していれば まさに粉砕する破壊力である。
波動が共振したのか 着弾点以外の凍結部分も含め
だいたい2割の破壊を確認した。







【闇】の破片が周辺に舞う。
幾分離れているとはいえ十分飛散距離内にいる
一般人応援隊にも それらは容赦なく降りかかる。

それを寸でで止めているのが
ユーノが抜け 彼から後を任されたアルフと
あくまで主の命を守るザフィーラ。
二人のおかげで 後ろにいる少女たちに全く被害はない。
そして被害が無いゆえに 言いたい事をいいまくる少女たち。


「ちょっとちょっと ほとんど削れてないじゃないの。
 もっと腰いれてやりなさい!!」
「ア、アリサちゃん 無茶言わないほうが・・・」
「あんなよくわからないモノ 全部ふっとばしたっていーのよ。
 ほらそこユーノ、そんなんでへばってないでがんばりなさいよ。
 あんたがいちばん活躍してないじゃないの」

無茶ぶりし放題である。


「人間とは恐ろしいものよ 自ら手を出さずとあらば あれだけのことを・・・」
「言うだけならタダってやつだね ま、言わせてやんな。
 手伝いたくても何もできないんだ 声も出したくなるさ」
「・・・まぁよい 俺は命を守る それだけだ」
「あぁそうさ あたしらができるのも それだけさ」


本来なら前線で それぞれの主の下で戦いたいところだが
今はうるさいお嬢様を護るだけの存在。
命なら仕方あらず この二人も苦労が絶えない。







しかし実際 5人が全力攻撃した時点で
破壊量目標に半分も届いていない。


「あかん これじゃ足りひん」
『いいえ、大丈夫です 援軍が到着しました』
「援軍?」


リンフォースが示す援軍とは誰か?
管理外世界ではアースラ本艦は軌道上から動けないし
本局から追加部隊の到着が予定されているわけでもない。

しかし 確かに【援軍】は来た。
それもふた方向から。






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(あと)


今作の引用カードはこちら

高町なのは[ライジングアーク]
八神ヴィータ[メテオリットシュラーク]
ユーノ・スクライア[ダンシングチェーン]
クロノ・ハラオウン[エターナルコフィン](※原作使用魔法)
フェイト・テスタロッサ[ライジングブレイズ]
レヴィ・ザ・スラッシャー[スプライトストーム]


ひさびさにフルボッコタイムをまじまじと書きました
まじまじと書くと1話で足りないんです 最近の作品では略すことが多い所以です
さて 援軍とは?  待て次回ということで



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